大学受験に向けた準備は早めに進めておくことが望ましいです。高2生はもちろん、高1生も何らかの準備をしておくと良いでしょう。受験までまだ1年以上ある高1生が、早目に取り組んでおくべき課題をご紹介します。
文系の高1生がすべきこと
文系の高1生は、理系科目の苦手を克服しておきましょう。特に数学は高1段階でつまずいてしまうと、高2以降も理解を進めることが難しくなりがちです。文系志望の場合は私大を中心に数学が入試科目にない場合も考えられます。しかし、国公立大学を受験する場合に数学が必要になる場合が多いほか、高2以降の定期テストで数学が赤点になるといった事態を避けるためにも、数学の苦手単元の克服を進めておきましょう。具体的には、教科書や学校指定の問題集において、基礎レベルの問題を確実に解けるようにしておくと良いです。
また、古文の学習も進めておきたいところです。古文は覚えるべき文法事項・単語が限られています。そのため、勉強時間を長く確保しづらい高1生であっても、入試に役立つ基礎知識を完成させることが可能です。1科目でも入試レベルに近づいておけば、他の科目の勉強に安心して取り組みやすくなります。理系科目の苦手を克服したうえで、余裕があれば古文を得意にしてみましょう。
さらに、英語ができることは入試において大きな強みとなります。文理を問わず大学入試では英語の試験が課せられることが多いです。特に文系では英語を得意とする受験生が少なくないだけに、英語の力は着実に伸ばしておきましょう。とはいえ、高1段階ではまだすべての文法事項を習い終えていない人も多いはずです。そのため、入試レベルの問題演習を進める必要はありません。英単語や、既習の文法事項について定着率を高めておきましょう。特に、単語は分量が多いため、コツコツ覚えていかないと高3になってから慌てることになります。英単語はコツコツ覚えるとともに、以前覚えたものを忘れてしまわないように復習する機会も設けてください。
理系の高1生がすべきこと
理系の高1生は、理数系科目の問題演習に積極的に取り組みたいところです。すでに理数系科目が得意、という人はレベルを維持するだけでも構いません。しかし、得意とはいえない・苦手という人は問題演習を徹底して実力を上げておきましょう。
ただ、高1段階では理科・数学とも未習の単元がある人が大半です。そのため、入試問題に手を出すのではなく、過去に取り組んだ問題集や定期テストなどの解き直しをして、理解の定着を図りましょう。
あわせて、英単語の学習にできるだけ高い頻度で取り組んでください。理系学部を志望する際には、数学や理科と合わせて英語の試験が課せられることが多いです。大学・学部にもよりますが、理科や数学は理系受験生の多くが得意とする科目です。そのため、自分が高得点を取ったとしても大差をつけにくい場合があります。英語が合否を分けるカギとなることも考えられるだけに、英語の勉強は着実に進めておきましょう。
単語の学習をする際には、つづりや意味を確認するだけでなく、発音・アクセントについてもチェックしておくと効率的です。発音・アクセントに関する問題はセンター試験で毎年出題されているほか、一部の私立大学でも出題が見られます。後から発音・アクセントだけを覚えると二度手間になってしまうので、単語の学習をする際には音声CDを聴いたり、自分で発音したりして発音・アクセントの知識も同時に身につけておきましょう。
文理志望が未定の高1生がすべきこと
大学受験に向けた準備をしようにも、文理志望が未定という高1生もいるでしょう。文理志望が決まっていない場合は、文系・理系のどちらに進んでも役立つ勉強をしておくと無駄がありません。
具体的にはまず、極端な苦手科目があれば克服しておきましょう。特に数学が苦手な場合は、高1段階で後れを取り戻しておかないと、どんどん追いつくことが難しくなってしまいます。数学に苦手意識がある人は、最優先で復習を進めてください。特定の単元だけが苦手な場合は、分野別問題集を活用して問題演習を繰り返しても良いでしょう。
極端な苦手科目がない人や、時間に余裕がある人は、文理いずれを志望する受験生にも課せられやすい英語の対策を進めましょう。英単語や基本的な文法事項を中心に、確実に理解できているかどうかを確認しておくと良いです。
学力に余裕がある人は、英語については英作文や長文読解に取り組むなど、少し早めに入試本番を見据えた問題にチャレンジしてみても良いです。自分の現在の実力と、入試本番レベルとの間にどのくらい距離があるのかを知っておけば、高2以降の学習モチベーションを高めることができます。
また、推薦入試などを受ける可能性がある人は、小論文の問題をチェックしておくのも有意義です。小論文は学校の定期テストなどで出題されることが少ないだけに、対策が手つかずのまま高3を迎える人もいます。小論文対策を本格的に進めるのはまだ早いですが、どのような出題が見られるのかだけでも知っておくと、高2以降で対策を進める際に安心材料となるでしょう。
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