目次
はじめに
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
地下鉄東西線 新さっぽろ駅 徒歩2分、JR新札幌駅から徒歩5分 武田塾新札幌校 です!
今回は、「数学入門参考書を徹底比較」というテーマを解説いたします!
今回の記事で紹介する参考書は、『やさしい高校数学』『入門問題精講』『初めから始める数学』の3冊です。
数学が苦手な人は、『基礎問題精講』の前段階でこれらの参考書を是非使用してほしいのですが、実は内容はそれぞれ異なります。
そのため、それぞれの参考書が具体的にどのような人におすすめできるかをお話いたします。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeでも詳しく解説されているため、下記の動画も併せて是非ご覧ください!
①どの参考書を選ぶべき?
どの参考書を選ぶかは、自分の数学の実力を判断して決めてください。
数学がかなり苦手だという自覚のある人は、『やさしい高校数学』をおすすめします。
なぜなら、後述する実力の付き具合の差はあれど、まずは理解しなければ先に進めないため、詳しく解説が載っている参考書を使用することをオススメします!
逆に、基本的な事項は理解しており、『やさしい高校数学』のように詳しく解説が載っていなくても大丈夫だと言う人人は、『入門問題精講』から開始するのが良いと思います。
また、その中間くらいの人は『初めから始める数学』から開始するのをおすすめします。
ちなみに、高1・高2生で時間に余裕のある人は、『やさしい高校数学』と『入門問題精講』の両方に取り組むことも可能です。
これ以降は、それぞれの参考書の性質の違いを具体的に説明します。
②分かりやすさランキング
⑴最も分かりやすいのは『やさしい高校数学』
説明が丁寧な順番は以下の通りになります。
1位:『やさしい高校数学』 2位:『初めから始める数学』 3位:『入門問題精講』 |
学校の授業で学んだ内容を殆ど忘れていたり初学の範囲を学習したりするときに最も使えるのは、『やさしい高校数学』です。
かなり噛み砕いて丁寧な説明がされています。
見た目は分厚いのですが、『青チャート』と違って中身は平易故にすぐに終わらせられるため、安心してください。
ちなみに、『これでわかる問題集』を併用することで、『やさしい高校数学』で学んだ内容を活かしながら問題演習ができます。
⑵次に分かりやすいのは『初めから始める数学』
一方で、『初めから始める数学』は解説が語り口調であるため、一定数の根強いファンがいます。
他の参考書では省略されやすい行間を埋めてくれていたり、多くの人が躓きやすいポイントを重点的に解説してくれていたりするため、痒いところに手が届く参考書だと思います。
ただ、講義系参考書ではあるものの、内容としては比較的実践に近く、一般的な参考書とは異なった切り口で解説されていることもあります。
例えば、面積を求める問題を絨毯に例えるなど、右脳に対して感覚的に訴えてくる解説があります。
そのため、人によって好き嫌いが分かれます。
イメージも含めて理解できるため、文系の人には向いているかもしれません。
人によっては非常に相性が良いため、『やさしい高校数学』より優先しても構いません。
⑶『入門問題精講』は初学者には向かない
『やさしい高校数学』と『初めから始める数学』は講義系参考書である一方で、『入門問題精講』は問題集です。
具体的に説明すると、講義系参考書の2冊は会話口調のシーンが多い一方で、『入門問題精講』は硬質な口調で必要十分な解説であり要点が端的にまとまっているため、最初に取り組む参考書としてはハードルが高いです。
ただ、文系の人は詳しい説明を好む一方で、理系の人はコンパクトに要点が書いてある本を好む傾向があるため、理系の人にはおすすめできる参考書かもしれません。
③実力がつくランキング
⑴最も実力がつきやすいのは『入門問題精講』
実力がつきやすい参考書は以下の通りになります。
1位:『入門問題精講』 2位:『初めから始める数学』 3位:『やさしい高校数学』 |
先程の分かりやすさランキングとは反対の順番です。
『入門問題精講』の方が他の2冊よりも文体が硬いですが、定義に近い解説がされていて応用を効かせやすい内容となっています。
また、問題を解くのに必要な知識や問題から学んでほしいことなどが記載されているため、概念を理解することに力を入れている参考書だと言えます。
そのため、『入門問題精講』の内容を完璧に定着させれば、次の『基礎問題精講』にもスムーズに入れ、本格的な受験数学に繋げやすいです。
ちなみに、今年の共通テストの問題は定義を重視した傾向だったため、『入門問題精講』を完璧にしていた人は実力を発揮しやすかったと思います。
⑵次に実力がつきやすいのは『初めから始める数学』
『初めから始める数学』は、問題を解くときのコツを伝授してくれるため、取っつきやすさはあります。
問題を解く上での重要な部分に絞った解説がされているため、『やさしい高校数学』よりも実践的な学習ができます。
ただ、「数学の本質的な概念理解も含めた応用力のつきやすさ」という意味では、『入門問題精講』の方が優れているとは感じます。
⑶『やさしい高校数学』が3位の理由
『やさしい高校数学』を使用した生徒よりも、『入門問題精講』を使用した生徒の方が後に成績が伸びている傾向があります。
なぜなら、『やさしい高校数学』は解説が分かりやすすぎるが故に、それに甘える人が多いからです。
『入門問題精講』の方が解説の文体は硬質ですが、そこを頑張って理解した方が数学の本質や応用力が定着するため、後の成績向上に繋がりやすいのだと思います。
「数学入門参考書を徹底比較」のまとめ
① どの参考書を選ぶべき? ② 分かりやすさランキング ⑴ 最も分かりやすいのは『やさしい高校数学』 ⑵ 次に分かりやすいのは『初めから始める数学』 ⑶ 『入門問題精講』は初学者には向かない ③ 実力がつくランキング ⑴ 最も実力がつきやすいのは『入門問題精講』 ⑵ 次に実力がつきやすいのは『初めから始める数学』 ⑶ 『やさしい高校数学』が3位の理由 |
詳しく説明してきましたが、今回紹介した3冊の参考書はどれもかなりの良書です。
今回の記事の内容を参考にして、基礎固めを頑張ってください!
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