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【数学】最高の『基礎問題精講』を使いこなせ!使い方のQ&A!

目次

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はじめに

みなさんこんにちは!

地下鉄東西線 新さっぽろ駅 徒歩2分、JR新札幌駅から徒歩5分、武田塾新札幌校 です!

 

今回のテーマは視聴者からの質問に答えよう『基礎問題精講』シリーズ編です!

 

武田塾の公式YouTubeチャンネルに寄せられたコメントから『基礎問題精講』にまつわる質問に回答していきます!

 

特に高1・2生でこれから数学を頑張りたいと思っている人におすすめの記事となっているので、ぜひ参考にしてください!

 

ちなみに今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも紹介しているので、合わせてご覧ください!

質問①

高1理系です

 

『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』を1周したのですが身になっている気がしません

 

『基礎問題精講』などに変えるべきですか?

 

回答

まずは、勉強した範囲が本当にできるのかできないのかを試すために、自分でテストをしてみてください!

 

『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』には200~300問の例題が掲載されていますが、その中からランダムに10問選び、自分でテストして9問くらいとけてたら身についているといえます!6~7問しか解けない場合は参考書を変えるか『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』を復習する必要があるでしょう。

 

テストすることで身についているかどうかをはっきりさせることが出来ます!

 

テストが終わったら、『基礎問題精講』に絞るか『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』を完璧にするか決めましょう。

 

志望校のレベルによりますが、よほど余裕がある人以外は扱いやすい『基礎問題精講』に絞って仕上げる方が合格率は高くなると思います。

青チャート

質問②

『基礎問題精講』と『文系の数学重要事項完全習得編』は同じレベルと聞いたんですが『基礎問題精講』が半分いったら『文系の数学重要事項完全習得編』にいってもいいですか?

 

回答

たしかに『文系の数学重要事項完全習得編』の例題が『基礎問題精講』と同レベルなのではないかという説はあります。

 

『文系の数学重要事項完全習得編』は考え方や解説をまとめてくれているうえにアウトプットに使える参考書なので、『文系の数学重要事項完全習得編』をメインに使うのもありだと思います。

 

しかし注意してほしいのは、問題の数が半減するということです。

 

『基礎問題精講』が300問に対し、『文系の数学重要事項完全習得編』は150問しか掲載していません。

 

時間がない人は『文系の数学重要事項完全習得編』でもいいのですが、試験150パターンの問題にしか対応できないので、リスクはあります。

 

『基礎問題精講』はやさしい問題からちょっとした入試問題まで幅広く扱っており「補助輪付き」とよべるほど誘導が丁寧という特徴があります。

 

一方、『文系の数学重要事項完全習得編』はやや高いレベルの問題だけを集めた参考書となっています。

 

ですので、基礎ができていない人は『基礎問題精講』からやる、基礎に自信がある人は『文系の数学重要事項完全習得編』から入るのがベストです!

 

具体的には、定期テストで毎回70点以上取れている人はいきなり『文系の数学重要事項完全習得編』からいってもいいと思います!

「文系の数学 重要事項完全習得編」

質問③

葉一さんの動画と『基礎問題精講』で先取りできますか?

 

回答

教育系ユーチューバーの第一人者・葉一さんは高校数学の動画もたくさん出していますね。

 

他にもスタディサプリの数学、学びエイドの香川先生、数学・英語のトリセツ!の迫田先生など様々な動画が挙げられていますが、その中から自分に合う先生を選んでもらえたらと思います!

 

また、参考書としては、先取りに使うのなら『基礎問題精講』ではなく『入門問題精講』がおすすめです。

 

動画を見てから『入門問題精講』の問題を解いてみる、という手順を踏むのが先取りをするには適したやり方だと思います。

 

高1・2生はぜひ試してみてください!

「基礎問題精講」

質問④

『基礎問題精講』と合わせるのは『解法と演習数学Ⅰ+A』でも良いのでしょうか?

 

回答

合わせて使って良いです!

 

『基礎問題精講』には演習不足になってしまうという弱点があります。

 

問題数が絞ってある分1冊を完璧にはしやすいのですが、使いこなせるところまでいくかどうかはその人のアウトプット能力次第。

 

『基礎問題精講』で解き方をインプットしても実践で解けるかどうか不安な場合は、応用問題でアウトプットの経験を積むために『基礎からの数学Ⅰ+A』『解法と演習数学Ⅰ+A』をやって模試を攻略するのはとてもおすすめです!

解法と演習数学Ⅰ+A

質問⑤

『数学Ⅲ基礎問題精講』だけで戦える国公立大学はどこまででしょうか?

 

回答

『数学Ⅲ基礎問題精講』だけで戦える国公立大学はほとんどありません。

 

しいていうなら、琉球大学や島根大学など、偏差値50台に収まる国公立大学ならぎりぎり戦えるかもしれません。

 

しかし、受験には『基礎問題精講』のようなやさしい問題はまず出ないので、二次試験の問題を考えるとかなり厳しいと思います。

 

時間がない場合は『基礎問題精講』だけで戦わざるを得ないと思いますが、できれば『国公立標準問題集CanPass』まではやってほしいです。

 

そこまでいかなくても『数学Ⅲ重要事項完全習得編』のレベルまでは勉強しておくといいでしょう。

数学Ⅲ基礎問題精講

質問⑥

共通テストのみで数学ⅠA/ⅡBのどちらかしか使えません

 

『基礎問題精講』をせずに『きめる!共通テストⅠ・A/Ⅱ・B』をした後に『基礎からの数学Ⅰ+A』で苦手な分野をつぶしていくみたいなやり方は大丈夫ですか?

 

回答

ぜひ『基礎問題精講』から始めてください!

 

『きめる!共通テストⅠ・A/Ⅱ・B』はやや難しめの参考書です。

 

解説も数学が苦手な人向けではないので、『基礎問題精講』を飛ばすのはおすすめできません。

 

『大学入学共通テスト対策数学ⅠA+ⅡB』であれば導入が丁寧なので、学校の定期テスト平均点くらいの生徒であればそこから始めるのアリだと思います。

 

『きめる!共通テスト』は、定期テストで毎回80点くらいとっている生徒でないと難しいでしょう。

 

『基礎問題精講』や、数学が本当に苦手という場合は『入門問題精講』や『やさしい高校数学』でもいいですが、まずは基本的な公式や解き方を抑えたうえで、『短期攻略大学入学共通テストⅠ・A/Ⅱ・B』や『きめる!共通テストⅠ・A/Ⅱ・B』、『大学入学共通テストの点数が面白いほど取れる本』などの共通テスト用参考書に入るのがセオリーです。

 

どうしても『基礎問題精講』を全部やる余裕がないのであれば、大問ごとに勉強するのがおすすめです!

 

例えば二次関数を完璧にしたいのなら、二次関数の範囲だけ、『基礎問』→『きめる!』→『共通テスト数学ⅠAⅡB』とすすめていきます。

 

それらが完璧になったら、次の大問に移るというように、縦に解く方法が一番効率がいいでしょう!

「基礎問題精講」

質問⑦

高1で『基礎問題精講』をやっています。

 

解説を見ても理解できません。

 

この場合は『入門問題精講』からやり直した方が良いですか?

 

回答

その通りだと思います!

 

『入門問題精講』も辛いという人は『やさしい高校数学』の解説が一番わかりやすいのでお勧めです。

 

それ以外の基礎的な参考書でわかりやすいのは『はじめからはじめる数学』です。

 

分かりやすさ重視ならこれら2つの参考書がおすすめですが、単に問題の難易度を落としたいだけなら『入門問題精講』でもいいかもしれません。

 

『やさしい高校数学』や『はじめからはじめる数学』のいいところは、単元ごとに概念のイメージから丁寧に解説しているところです。

 

理解が曖昧なために『入門問題精講』でうまく点が取れない人は、一度これらの参考書で概念のイメージをつかんでから解き直すと、しっかり理解して解けるようになることが多いです。

 

基礎問のレベルが難しい人はこれらの入門レベルの参考書をやる方がかえって近道かもしれません。

「入門問題精講」

質問⑧

『チャート式』シリーズや『基礎問題精講』は1周目で解き方が分からなかったら一度すぐに解説を読んで回答方法を身に着けることに意識を向けた方が良いですか?

 

回答

そのとおりです!

 

解説を読んでも理解ができないようであれば、レベルを下げると良いかもしれません。

ひらめいた

質問⑨

『基礎問題精講』の例題を完成させたら共通テスト何割くらいとれますか?

 

回答

これは生徒によりますが、進学校の生徒であれば意外とすぐに6~7割は取れると思います。

 

そうでなければだいたい4割か、それ以下の人が多いです。

 

例題だけをやったからといってあまり高得点は期待しない方が良いでしょう。

 

『基礎問題精講』は思い出しながら「この問題はどうやって解くんだっけ?」「こうだっけな?」とまだ身についていない段階で使う参考書です。

 

『基礎問題精講』をやることで考え方がある程度身についていても、手に覚えさせるためには共通テスト用に仕上げる練習が必要です。

 

共通テストの問題をすらすら解くためには『短期攻略』などで仕上げていくのがおすすめです!

シフトを決める店長のイラスト(男性)

質問⑩

『基礎問題精講』の解説が粗すぎると感じるのは私だけでしょうか?

 

回答

あなただけではありません!

 

同様の声を耳にしたことは多々あります。

 

解説のやさしさで言うと、『基礎問題精講』は『4STEP』より手厚い解説をしていますが、式変形の理由まで書いている『やさしい高校数学』に比べたら粗いと思われてしまうかもしれません。

 

『基礎問題精講』を解いていて、10問中1問程度、解説のなかの数行が理解できないというレベルであればわからないところを先生や周りの人に聞きながらすすめるといいでしょう。

 

もし、解説を読んでもわからない問題が10問中2問以上あるなら、『入門問題精講』をすすめたほうが良いかもしれません。

塾の講師のイラスト

まとめ

今回は視聴者からの質問に答えよう『基礎問題精講』シリーズ編をテーマにお話ししてきました!

 

受験生や高1・2生から送られてきたたくさんの質問に回答してきましたが、以下の3点に注意して『基礎問題精講』を使っていただくといいと思います!

 

・基礎を固めるためには『基礎問題精講』をやろう

・基礎問が難しい場合は参考書のレベルを落とそう

・共通テスト対策には『短期攻略』をやろう!

 

『基礎問題精講』は最高の参考書です!

 

特に数学嫌いの生徒さんたちにとっては救世主となること間違いなしなので、正しく活用するためにも今回の記事を参考にしてみてください!

やる気に燃える人のイラスト(男性)

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