ブログをご覧の皆さんこんにちは!
地下鉄東西線 新さっぽろ駅 徒歩2分、JR新札幌駅から徒歩5分、武田塾新札幌校です!
だんだんと肌寒くなってきましたね。
受験が近く感じ、焦り始めてきた受験生も多いのではないでしょうか?
さて、今回紹介するテーマは「新課程 数学を解説」です!
また、今回の内容は武田塾の公式Youtubeチャンネルでもお話ししているのでそちらもぜひ合わせてご覧ください!
今の高校2年生の方々から学習指導要領が新課程へと変わります。
新課程に対応した授業を普段受けていると思いますが、現行課程の高校3年生の方々と比べてどう変わるのでしょうか。
数学新課程の変更点および入試についてなど、発表されている内容と予想を合わせて解説します!
主に数学と社会に大きな変化があり、理科も教科の中身が一部変わりました。
今回は数学について解説していきます!
1. 教科書の変更点
数学Cが復活したことがメイントピックです。
「ベクトル」はもともと数学Bでしたが、数学Cに移行しました。これが大きな特徴です。
数学Bの中に「統計的な推測」が入試で必須化されました。
もともと近い分野として存在してはいましたが、入試で必要になってきます。
また、整数という分野が数学Aにありましたが、「整数の性質」から「数学と人間の活動」に名称が変更され、「数学と人間の活動」の中に「整数の性質」の内容が加わることになりました。
受験における整数の重要度はやや下がると予想されます。
ややこしい点が、数学Ⅲ・Cというと「理系の方のためのもの」のように感じられますが、数学Cのベクトルを文系のどこの大学も出題するというような発表がされています。
数学Ⅰ・A・Ⅱ・B+ベクトルが文系の受験の必要な範囲になります。
文系の受験生も数学Cの中のベクトルに関しては、必ず勉強しなければなりません。
私立、公立など学校によってタイミングはバラバラですが、文系の方も「数学Cのベクトルは基本的には習う」というカリキュラムになっています。
2. 共通テストの変更点
共通テストの数学Ⅰ・Aの試作問題で問題構成が明らかになっています。
まず、選択問題が消え完全に問題が4問固定されます。
今まで選択問題は、図形・整数・確率の3つから2つ選ぶ形式でしたが、第3問が「数A【図形と性質】」、第4問が「数A【場合の数と確率】」になり、整数の問題がなくなりました。
共通テストの数学Ⅱ・Bに関しては、数学Ⅱ・B・Cという出題のされ方をします。
文系の方も理系の方も数学Ⅱ・B・Cを受けましょう。
第1問が「数Ⅱ【三角関数】」、第2問が「数Ⅱ【指数関数・対数関数】」、第3問が「数Ⅱ【微分・積分の考え】」が必須問題です。
第4問~第7問に4つ問題があり、そこから3つ選択する形式です。
「数B【数列】」「数B【統計的な推測】」「数C【ベクトル】」「数C【平面上の曲線と複素数平面】」になります。
文系の人も数Cが必要になります。
文系志望者の主な選択は、数列・統計的な推測・ベクトルになります。
理系志望者は、予想ですが「統計的な推測」を飛ばす方が多いと思います。
「統計的な推測」は今の高校2年生から共通テストで新しく出題される分野です。
「統計的な推測」の対策としては、数学Ⅰのデータの分析と似ていて、計算して解くというより、資料や統計などを読み解く形式の問題になります。
したがって使う脳が異なります!
過去問も一部使えると思いますが、上記に対応した共通テスト対策の問題集は現状はありません。
文系志望者は「統計的な推測」の対策が必須になるので、確実に出題される範囲を優先的に進めて今後に備えましょう。
理系志望者は「複素数平面」が共通テストで出題されることは初めてのため、別の参考書で対策をしっかり行う必要があります。
数学Ⅱ・B・Cの試験時間が60分から70分に変更されます。
試験時間が伸びるのは数学だけではないため、体力・集中力を日頃の学習から養成しておくことが重要になります。
3. 国公立2次試験の変更点
国公立大学が2次試験について発表していることは、数学Aの「数学と人間の活動」を出すと言っている大学と出さないと言っている大学があります。
数学Bの「統計的な推測」についても、範囲に含むと言っている大学と含まないと言っている大学があります。
大学によって対応が異なるので、自分の検討している国公立の大学がどうなのかを調べる必要があります。
ベクトルに関しては、基本的にどの大学も出題されると思っておいて大丈夫です!
4. 参考書について
武田塾では、『入門問題精講』と『基礎問題精講』をオススメしています。
しかし、『入門問題精講 数学Ⅱ・B』にはベクトルが含まれていません。
これからおそらく数学Ⅲ・Cが発売されると思いますが、そちらにベクトルが含まれると思われます。
そのため、文系の人も数学Ⅲ・Cを買わなければなりません!
『やさしい高校数学』も同じ構成になっており、数学Ⅱ・Bにベクトルが含まれていません。
『基礎問題精講』より前にやる『入門問題精講』『やさしい高校数学』にベクトルが含まれていないので、『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』を使いましょう。
もしくは、旧課程版がまだ本屋にあると思うので、『大淵智勝の数学B「統計的な推測」が面白いほどわかる本』で統計的な推測を旧課程版に足すのが良いと思います。
これらを終えた後にする『基礎問題精講』は、
「数学Ⅱ・B+ベクトル」という構成になっています。
新課程に変わっても今までの参考書が使える場面は多いと思います。
足りない部分を補って変更点に合わせて取り組みましょう。
高校1年生、2年生で受験勉強を始めている方であれば、旧課程の『入門問題精講』『基礎問題精講』を使っている方もいます。
そのような方は、『大淵の統計的な推測』を一冊保管しておけば解決します。
共通テストは難しくなるがそれ以外はあまり変更点がないと思っていても構いません。
「恐るるに足らず」という言葉を覚えておきましょう。
まとめ
・数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲの科目に加えて数学Cが復活!
・問題数の増加・試験時間の増加により共通テストの負担は増える!
・早めに志望校を決め入試に必要な科目や出題範囲を見極めていこう!
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