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【数学】基礎問題精講、間違った使い方になっていませんか!?

 

はじめに

こちらのブログをご覧の皆さん、こんにちは!
地下鉄東西線 新さっぽろ駅 徒歩2分、JR新札幌駅から徒歩5分、
武田塾新札幌校です!

今回のブログのテーマは
『基礎問題精講』の間違ったやり方5選」です。

 

基礎問を使っているのに伸び悩んでいる人はいませんか?
もしかしたら、その使い方が原因かもしれません!
そこで今回のブログでは、基礎問の正しい使い方を紹介します!

また今回の内容は、武田塾チャンネルでも詳しく説明されていますので併せてご覧ください!
以下が動画のリンクです。

 

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『基礎問題精講』の紹介

数学 基礎問題精講』は、旺文社から出版されている数学精講シリーズの基礎レベルの問題集です。


このシリーズには、他にも入門問題精講標準問題精講上級問題精講分野別標準問題精講があります。


現在、『数学 基礎問題精講』シリーズでは数学I・A、II・B、Ⅲのバージョンが発売されています。

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従来の数学の問題集は分厚く、演習量が多いものが一般的でしたが、この問題集は厳選された問題のみを掲載しています。

『数学 基礎問題精講』は以下の構成になっています。
まず、基礎問題が掲載されており、その次に問題の解答解説、ポイントのまとめ、さらに演習問題が続きます。解答解説部分では、問題の解法やポイントが詳しく説明されています。

 

 

『基礎問題精講』の間違った使い方5選

その1:概念を理解していない

1つ目は「概念を理解していないまま基礎問に取り組んでしまっている」ということです。
基礎問をより理解するためには、「入門問題精講」や「やさしい高校数学」から始めるべき人も一定数存在します。

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それにもかかわらず、基礎問から始めてしまうと、マスターするのは難しいです。
例えば、数学Aの範囲において、順列(P)と組み合わせ(C)の考え方が登場します。これらを明確に区別できますか?
いつPを使い、いつCを使うべきかを説明できますか?答えられない人もいるかもしれませんね。

実際に、基礎問の解説を読んでもピンときていなかったり、質問をたくさんしないと先に進めないという状況になっている人が多いです。
概念をまずちゃんと理解していないと、基礎問に取り組むのは難しいと言えます。また、公式も当てはまります。公式自体を覚えていないのであれば、基礎問に取り組むのは絶対に早すぎるということです。
公式は前段階の参考書でしっかり覚えてから、基礎問に挑むべきです。これができていないと、すべてが浅い学習になってしまいます。表面的な進み方だけで進んでいるような感じになってしまいますので、これには絶対に注意してください。

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その2:間違えた問題の復習不足

2つ目は、間違えた問題の復習不足です。
実際、数学でこれはかなり多いと思います。受験生の7、8割が間違えた問題の復習方法を確立しておらず、ダメダメといった状態になっていることが結構多いのではないかと思います。間違えた問題の復習は非常に重要です。
まず、正しい復習方法をしっかり身につけてください

なぜ問題集は問題数を絞っているのかと言えば、出てきた150問近くの問題をしっかりと仕上げるため、つまり完璧にするために絞っているのです。そこが成績向上において重要です。
それを適当にやってしまうのなら、たとえば、「青チャート」や「4step」をやっているだけと変わらなくなってしまいます。

その3:問題文の分析ができていない

3つ目は、問題文の分析ができていないということです。
問題文の文章を分析することは非常に重要です。ポイントや実際の解き方の解説が書かれており、ここで解き方を頑張って覚えるかと思います。大事なのは、いつその解き方が使えるのかということです。これが非常に重要だと考えています。数学の勉強で大事なのは、問題文の分析です。
問題文の文章を分析し、そこにどのような情報があるからこの解き方が使えるのかという対応をしなければなりません。

具体的に1問見てみましょう!

「基礎問題精講2B」の94番です。「3次関数x^3 + 5x^2 + 3x - a = 0が異なる3つの実数解を持つ実数aの範囲を求めなさい」という問題です。

微分の分野になりますが、少し応用的な問題となっています。具体的なアプローチ方法は解答例に記載されていますが、問題文の分析が最も必要です。

ここで聞かれているのは、3つの実数解を求めなさいということです。3次関数がx軸と3つの共有点を持つという考え方が必要であり、この解き方が次の解き方につながってきます。

数学の勉強において、基礎問題の勉強でやりがちなのは、解き方だけを覚えていくことです。どんな時にその解き方が使えるのかを勉強しなければ、模試や実際の受験で役に立ちません!

知識としては持ってるけど引き出せる人と引き出せない人の違い、つまり初見で解けないの違いはこれです!
問題文の解釈や分析、「どんなところがヒントになっていたらその解き方が使えるのか」というところも合わせておさえていきましょう!

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その4:解き方を言語化できていない

先ほどの問題文の解釈は、どんな問題に対してどんな武器を使うかを問題文から解釈しました。

次は、どんな武器を使うかを判断する方法を解説します。

多くの場合、とりあえず計算を進めて結果が出ておしまいというのが多く見られます。
正しい答えが出たら次の問題に進むという考え方が多いですが、それはダメです。

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答えが当たっていても、解き方が説明できないと応用はできません
なぜならば、他の問題にも応用できないのです。ただ答えが出たらOKではなく、そのプロセスを言葉で説明できるようになってほしいです。答えが当たることよりも、そのプロセスを言葉で説明することが次の段階です。実際にこれができているかどうかの基準として、普段の自己評価でチェックすることにしましょう。
OKとなる基準は友達に教えられるかどうかです。
ただ機械的に解けた結果ではなく、その結果になる理由を人に説明できることが重要です。問題をまず分析し、必要な情報を整理し、その解き方や考え方を使えばその答えにたどり着く方針を言葉で説明できるようになれば、他の問題にも応用が効くという話です。これが数学でいうところの武器の部分です。武器を自分自身でしっかりと作り上げていきましょう。

記述や図がない勉強法

記述問題や図を書くことは非常に重要です。
解き方や考え方が理解できていても、それを言語化したり図に表現することができなければ、他人に伝えることができませんし、自分自身の理解も深まりません。特に数学の答案では、単に式を羅列するだけでなく、解き方の方針や意図を文章や図で表現することが求められます。初めに求めたい数値や方針を宣言し、それから式を書くという順序を意識することが重要です。


また、図やグラフを書くことも大切です。
図を使って問題や概念を視覚化することで、自分の理解が深まりますし、他人にもわかりやすく伝えることができます。関数の分野ではグラフや図形を、ベクトルの分野ではベクトルの図形を描くなど、各分野に応じた図の描き方を習慣化しましょう。ノートを取る際にも、記述問題や図を書く習慣をつけることが重要です。ただし、ただ書くだけではなく、自分が求めていることや理解したいポイントを明確にし、ビジュアルでイメージできる状態を目指しましょう。
記述問題の書き方や図の描き方は、練習を通じて上達します。公式の使い方やプロセスの表現など、具体的な問題に対して練習を重ねていくことで、記述力や図示力が向上していきます。

最後に、普段の勉強から記述や図の習慣を取り入れることが大切です。
ノートや問題集での復習の際にも、積極的に記述問題を解き、自分の解答を文章や図で表現してみましょう。その取り組みが、深い理解と効果的な学習につながります。

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今回のまとめ!

今回のブログでは、「基礎問題精講」の使い方について解説しました!
ぜひ、正しい使い方で数学の成績を上げていきましょう!

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