こんにちは。札幌の大学受験予備校、 武田塾新札幌校です。
本日のテーマ AO入試・推薦入試って何?どんな内容の試験なの?
そもそも制度としてよく知らないという方もいらっしゃると思うので、
①AO入試・指定校推薦・公募推薦、それぞれの特色
②AO入試・指定校推薦・公募推薦の実際の試験内容について
③AO入試や推薦入試と一般入試、どっちがいいの?
以上の大きく3つの内容に分けて詳しく説明させていただきます。
①AO入試・指定校推薦・公募推薦、それぞれの特色
●AO入試
アドミッションポリシーという各大学が求める学生像と受験者の人物像、学びたい方向性が合致するかを判断し合否が決まる入試方法です。高校からの推薦は必要ない場合が多いため、受験者の意思があればだれでも受験可能です。私立大学だけでなく国公立大学でも行われており、北海道大学でも一部の学部でこの入試制度が導入されています。
●指定校推薦
主に私立大学を中心に行われる入試制度です。高校ごとに大学が指定した推薦枠(人数)が定められます。高校での学業成績・部活動や課外活動といった実績をもとに、まずは高校内で選抜が行われます。この選抜で選ばれた生徒だけが、指定校推薦入試を受けることができます。高校からの推薦を得ることができれば、大学から課される推薦入試自体の合格率はほぼ100%であることが大きな特徴です。なお、指定校推薦は原則「専願受験」であるため、合格が決まった場合は他大学の受験はできません。大学と高校の信頼関係で成り立っている入試制度のため、大学入学後も出身高校の代表であるという自覚を持つ必要があります。
●公募推薦(一般推薦)
高校からの推薦があり、大学が定める出願条件を満たしていれば誰でも応募できるのが公募推薦です。指定校と異なり、確実性はありません。学校によってはとても高倍率での争いになることも少なくなく、油断は禁物です。大学によっては出願後に試験を課す場合もあります。詳しい試験内容は後述します。
●公募推薦(特別推薦)
スポーツや文化活動における実績などで評価される推薦方式です。公募推薦の特別推薦入試は、「自己推薦」「スポーツ推薦」「文化活動推薦(課外活動推薦)」の3つに分かれます。国公立大・私立大を問わず広く行われています。試験内容は学校や学部、活動実績により大きく異なるようです。
②AO入試・指定校推薦・公募推薦の実際の試験内容について
●AO入試の主な試験内容
事前提出書類:志望理由書、活動実績報告、高校からの調査書など
本試験:小論文、面接など
AO入試では、志望理由書による事前審査が合否に大きな影響を与えます。なぜなら、時間をかければ”完成度を高めることができるもの”だからです。志望理由書にすきまがある状態で提出するのは言語道断です!何度も書き直し、場合によってはフィールドワークなどを行い「入学したい」という熱い気持ちを伝えましょう。
また、このときに一番大切になるのが各学校のアドミッションポリシーです。志望理由書には自分がいかに大学の求める人物像に合致しているかを表現する必要があります。アドミッションポリシーを踏まえつつ、自分の今までの経験を活かせること、将来の目標をかなえるためにはこの大学でなければいけないということをアピールしてください。
上記ができていることが大前提で本試験の小論文、面接での評価となります。また小論文の内容は大学、学部、学科により大きく異なります。オープンキャンパスなどで過去問を手に入れ、傾向をしっかり把握し対策をしましょう。面接は一般的な行動がとれるかどうか、志望理由が提出書類と矛盾がないか、などの確認の場です。こちらも学校によって質問内容が異なります。学校や塾で情報収集し、しっかり練習を積んで試験に臨みましょう。
●指定校推薦の主な試験内容
学内選抜:高校での学業成績・部活動や課外活動といった実績をもとに高校の会議で決まります
事前提出書類:志望理由書など
本試験:小論文、面接など
指定校推薦はAO入試や公募入試と異なり、学内選抜を突破できればほぼ合格です。しかし、形式的に志望理由書の提出や大学での小論文試験・面接などが課されることが一般的です。いくら”ほぼ合格”とはいえ高校の代表として恥ずかしくない準備を行う必要があります。
●公募推薦(一般推薦)
事前提出書類:志望理由書など出願書類
本試験:小論文、面接(一部大学では学科試験も)
公募推薦で合格するためのポイントはAO入試とほぼ変わりません。事前提出の書類をしっかり準備することが前提です。公募推薦の場合はアドミッションポリシーではなく、”求める生徒像”などと書類に記されている場合が多いので気を付けてください。小論文、面接についてもAO入試と対策は大きく変わりません。
●公募推薦(特別推薦)
事前提出書類:活動実績報告、志望理由書などの出願書類
本試験:小論文、面接(実技を課される場合もあります)
事前提出書類のポイントはAO入試、公募推薦(一般推薦)の時と大きく変わりませんが、評価された活動をどう大学生活に活かしていくかを表す必要があります。あくまで大学生の本文は学業です。スポーツでの推薦であっても、大学での部活動のことばかりを書くのではなく、学業のこと、そして将来のことを見据えて書類は準備しましょう。小論文、面接についてはAO入試、公募推薦(一般推薦)の時と大きく変わりません。
実技がある場合は今までの経験を存分に発揮してください!
③AO入試や推薦入試と一般入試、どっちがいいの?
大学に入学してしまえば、AO入試・推薦入試の生徒と一般入試の生徒で区別されることはありません。
ですから、志望大学・学部でAO入試や推薦入試を行っているのであれば、積極的にチャレンジすることも検討してみて下さい。チャンスは多い方が当然、良い方向に繋がりやすいです。
ただし、AO入試・推薦入試には準備する時間がある程度必要です。その分、一般入試にかける勉強時間は削られます。そのあたりのバランスはよく考えてみて下さい。
※このあたりの判断は自身では難しいと思うので、お気軽にお近くの武田塾の教室にご相談ください!
最後に
首都圏の高校生に比べると、札幌を含め北海道の高校生たちは、まだまだAO入試や推薦入試を上手に活用できていないように感じています。この差は、入試制度を「知っているか、知らないか」の差だけだと思われます。
ぜひ積極的に情報を集め、自分の学びたいことを学べる環境へ、行きたい大学へと夢を実現させてください。
そして、困ったことがあれば高3生に限らず、いつでも無料受験相談にお越しください。
(首都圏では高1、2年次からAO入試や推薦入試対策をしている生徒もいます!)
いよいよ受験の天王山の夏休み!暑さに負けずに頑張っていきましょう!
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