こんにちは!
武田塾新石切校です!
英文法参考書のジャンル別解説
今回は、
なんと英文法の参考書が30冊以上も出てきます。
前回、
英単語の参考書を分類しましたが、
英文法の参考書も分類する必要が出てきます。
受験生と話をしていて、
英文法を頑張っています!
という人はある程度いますが、
そこの大学を目指していてこのジャンルの参考書をやっている?
今の時期にそのジャンルの参考書をやっている?
ということが多々あります。
ジャンルごとに理解して勉強した方が、
より英文法が定着しやすくなるので、
今回はジャンルごとに分けて話していこうと思います。
具体的には、
①基本をまとめて理解するシリーズ
②苦手な人用英文法ドリルシリーズ
③英文法4択問題集シリーズ
④英文法辞書シリーズ
に分けられます。
世の中に存在する英文法の参考書は、
このどこかに恐らく位置します。
その中で、
30冊以上の英文法参考書を分類するという壮大なことをしていこうと思います。
①基本をまとめて理解するシリーズ
俗に言う、
「大岩型参考書」です。
早速、
参考書を紹介していきたいと思います。
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
『肘井学のゼロから英文法が面白いほど分かる本』
『安河内の英語をはじめからていねいに』
『入試につながる本当の基礎力 大学入試 入門英文法の核心』
『山口俊治 英文法講義の実況中継』
『深めて解ける!英文法INPUT』
『世界一わかりやすい英文法・語法の特別講座』
これらの参考書です。
関流の、
英文法を基本的に理解する1冊目としては、
関先生の黄色本は今となってはクラシックという扱いですが、
あれはやはり通常の英文法の捉え方に少しアレルギーがある人が、
関先生なりの本質を突いた英文法の理解の仕方が好みだという人は、
これから1冊目という形でやってもいいと思います。
入口こそ高いですが、
入門英文法の核心も、
関先生の捉え方を整理してくれてる参考書になります。
なので、
進学校に通っていて、
ネクステージやスクランブルを力技でやっているが、
成績が伸びないみたいな人には刺さるかもしれません。
逆に、
大岩先生や安河内先生は、
王道の解説だから学校の英語の授業とも親和性が高いし、
無理なく進められると思います。
それぞれの解説の切り口が違うので、
自分に合ったものを選んでもらえたらと思います。
英文法を理解し直したい人や勉強し始めの人が、
各単元の基本的なところを押さえられる参考書です。
今紹介した参考書というのは、
解説の分かりやすさに力を入れている参考書です。
授業の代わりと考えてもいいかもしれません。
この後、
4冊目で辞書というコーナーがありますが、
辞書とは別で、
全て読むことを前提としています。
なので、
部分的に読むのではなくて、
最初から最後まで一旦読むということを意識しましょう。
英文法の各テーマを説明できることを目標とすると、
勉強として上手くいきやすい、
そういう参考書になります。
②苦手な人用英文法ドリルシリーズ
このシリーズは役割が大きくて、
特に最近増えています。
どのような参考書があるのか紹介します。
『中学英語をもう1度 ひとつひとつ分かりやすく』
『高校基礎 英文法パターンドリル』
『とってもやさしい英文法』
『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく』
『高校英文法・語法をひとつひとつわかりやすく』
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』
『土岐田のここからつなげる英文法ドリル』
『英文法入門 10題ドリル』
などです。
これらはどういう扱いになるのかというと、
次の3番目に英文法4択問題集シリーズがあって、
それと比較してみると分かりやすいです。
4択問題は、
勉強法をミスりやすいです。
何となくの雰囲気で解くことが出来るので、
分かっていても分かっていなくても答えを当てることが出来ます。
しかし、
きちんと分かっていないと解けません。
単なる4択の問題ではなく、
実際に英文を作ってみたり、
実際に訳させたり、
作業が発生する問題が多いです。
ドリルでは文法を理解していないと解けない問題が多く、
ごまかしの効かない勉強ができます。
ここは勉強の苦手な人は絶対に通ってほしいところです。
③英文法4択問題集シリーズ
王道の英文法の参考書はというと、
ここに属することが多いと思います。
『関正夫の英文法ポラリス』シリーズ
『レベル別英文法問題集ソリューション』シリーズ
『Next Stage 英文法・語法問題』
『スクランブル 英文法・語法問題』
『英文法・語法問題 アップグレード』
『英文法・語法 Vintage』
『全解説 頻出英文法・語法問題 1000』
『深めて解ける! 英文法OUTPUT』
などです。
これの注意点としては、
4択の問題集なので勉強法を気を付けないといけません。
理解していないのに出来てしまうことがあるので、
自分は理解していると勘違いしないように注意しましょう。
しかしその分、
問題の収録数が多いです。
ネクステージだと、
英文法・語法問題だけで800問ぐらいあります。
全部それがドリルの問題だと、
終わらすことだけに時間がかかってしまいます。
勉強がある程度慣れた状態でやると、
効果を発揮しやすい参考書です。
各単元のある程度の理解を終えたうえで、
このシリーズの参考書に取り掛かりましょう。
④英文法辞書シリーズ
『総合英語 Evergreen』
『アトラス総合英語 英語のしくみと表現』
『デュアルスコープ総合英語』
『ビジョン・クエスト総合英語』
『SKYWARD 総合英語』
『基礎からの新々総合英語』
『ロイヤル英文法・徹底例解』
『入試につながる本当の基礎力 大学入試 入門英文法の核心』
『真・英文法大全』
などが挙げられます。
たまに、
このあたりの参考書で勉強しているよという人がいるのですが、
これは辞書なので、
そのような使い方では勉強効率が非常に悪いです。
このような参考書シリーズは、
分からないところを調べる時に使うようにしましょう。
おすすめの使い方としては、
索引をフル活用してほしいなと思います。
辞書系の参考書は英文法や長文の疑問を調べるうえで、
補助的な役割として活用していきましょう。
今回のまとめ!!
というわけで、
今回は30冊以上の英文法をジャンルに分けて紹介したのですが、
それぞれの役割を理解すると、
勉強法のミスが大幅に減少するでしょう。
どの参考書がいいかというよりは、
役割が大事なので、
そこを今回で理解してくれたらうれしいです!!