こんにちは！
武田塾新石切校です！
1月中旬から始まる大学入学共通テストを皮切りに、3月下旬まで続く大学入試。
私立大学と国公立大学で受験スケジュールが多少変わりますが、一般的には「前期試験」が2月上旬から下旬にかけて行われ、「後期試験」が3月上旬から中旬にかけて行われます。
後期試験は前期試験に比べて倍率が高く、合格するのはかなり難しいという印象が強いですが、実は近年、後期入試まで諦めずに勉強を続けて逆転合格している生徒が増えています。
今回は大学入試後期試験の概要とレベル、受験するべきかどうかについてまとめます。後期試験は難しいからといって最初から諦めるのではなく、受かることもあるので、真剣に考えましょう。
大学入試後期試験とは
大学入試後期試験とは、主に国公立大学を受験する際に使われる言葉で、1月中旬の大学入学共通テストを1次試験とすると、2次試験に当たる日程のことです。
国公立大学の2次試験は、2月下旬ごろから始まる「前期日程」と、3月中旬ごろに実施される「後期日程」があります。2次試験を2回に分けて試験を行うことを「分離分割方式」といい、近ごろは一部の公立大学で「中期日程」も実施しています。これにより、国公立大学は最大で「前期・中期・後期」の最大3回受験できるようになりました。
後期日程は、前期日程と試験科目が違うことがあるので注意が必要です。教科試験だけでなく小論文や面接、大学入学共通テストの点数で合否を決める大学も増えてきているので、大学の試験科目を確認しておきましょう。自分の長所を活かせる教科で逆転を目指すのがベターです。
また、最近では私立大学も「後期日程」「Ⅱ期」「B方式」といった形で後期試験を実施することが増えました。3月に出願が始まり、数日後に試験という大学もあるので、出願期間には要注意。スケジュールをよく確認しておくことが大切です。
大学入試後期試験のレベルは？
後期試験の問題は、基本的に難易度が高いことで有名です。問題自体の難易度もそうですが、「前期で受からなかった人」が受験するので、受験者のレベルも必然的に上がります。しかし、受験者は自分と同じ実力の人たちとも考えられるので、勝機はあります。
また、国公立大学の後期日程で募集する人数は定員の約2割ほどと少ないため、志願倍率は上がります。しかし、実際に行われた試験時の倍率を表す実質倍率は下がる可能性があります。これは、出願しても、前期日程や私立大学に合格したからといった理由で後期日程を受験しないことがあるからです。
一方で、私立大学は大学受験に挑戦できる最後のチャンスなので、倍率が高くなります。国公立大学に合格できなかった人が受けることも多く、受験者のレベルもかなり高くなるでしょう。
「後期試験はレベルが高いから受ける必要はない」
「自分が合格するはずがないから受けなくていいや」
そう思っていませんか？だからといって諦めてはいけません。そんな中でもしっかり逆転合格している生徒はいるのです。
大学入試後期試験は受験するべき？
結論から言うと、大学入試後期試験は受験するべきです。理由は3つあります。
受験機会が増える
当たり前のことですが、受験回数が多い方が、合格する可能性は高くなります。もちろん、「数打てば当たる」という発想は危険ですが、バットは振らないと当たりません。
後期試験の受験レベルが高いからといって尻込みしてしまうのはもったいないです。しっかり戦略を立てることが大切です。
成績は1ヶ月でかなり上がる
私立大学であれば、前期試験から後期試験まで、おおよそ最大で1ヶ月半ほどあります。
部活動などを引退して、夏の8月ごろから受験勉強を始めた人は、1月下旬に受験をするまでに半年ほどの時間を費やしたことになります。
その半年間で、点数はどれほど上がったでしょうか。例えば、半年で点数が60点あがったとすると、1ヶ月で上がった点数は15点ですよね。
ということは、1月下旬から後期試験のある2.3月までの1ヶ月間でさらに15点分の成績を伸ばすことができます。
受験期間中も成績は上がるので、諦めないようにしましょう。
多くの人はだれる
大学入試は長丁場。多くの受験生は、入試を終えて合格発表を待つ間に、勉強しなくなっていきます。受験という強いストレスから解放されたことで
「自分は受かっているはず！」
「なんとかなるでしょ」
という根拠のない自信にあふれていきます。そして、「ダメだったらその時考えよう」と言って、自分を正当化することが非常に多いです。
入試から合格発表までの約1〜2週間勉強をしないだけでも、成績はかなり下がっていきます。
しかし、その間に地道にコツコツ継続して勉強し続けた人なら、追い越すことができるかもしれません。実際に、前期試験で不合格でも、諦めずに勉強を続けた結果、後期試験で逆転合格した例もあります。
大事なのは、諦めないことです。
まとめ
今回は大学入試後期試験についてまとめました。後期試験は倍率が高い傾向にあり、合格するのは簡単なことではありません。受験勉強は計画的に、念入りに行うことが大切です。
大学入試後期試験を受験するかどうか、決めるのはあなた次第です。
どうしても決められない人は、例えば「浪人はありかなしか」「第一志望以外には行きたくないのか」を基軸に考えてみましょう。絶対に第一志望校に入るために浪人もやむなしなのか、第二志望校以下でも大学生になれればOKなのか、自分の気持ちを整理することが大切です。
自分の人生を決めるのはあなた自身です。自分で責任を持って、後悔のない選択をしてください。
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