今回は私立大学を目指す大学受験生の年間計画『文系版』を紹介します。
国公立と比べて大学の費用は多くなってくるものの、研究施設の充実度合いやキャンパスのきれいさなどは圧倒的なのが私立大学です。
将来を見据えたり、充実したキャンパスライフを送りたい生徒にとっても非常に人気があります。
そんな私立大学でも、特に文系学部を目指したい生徒が武田塾ではどう勉強を進めていくかをもとに紹介します。
国公立の受験ではなく、私立受験に絞って勉強する方向けに今回は紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
年間計画
具体的な例として私立文系の早稲田大学を志望する場合で紹介します。
まず逆算して考えると、
年内には武田塾のルート(カリキュラム)を終えること。
秋：志望校レベルの参考書まで終えること。
夏：志望校ワンランク下の参考書まで終えること。
春：勉強のコツをつかむこと。
では細かく見ていきましょう。
春の時点
まずは春の時点で、「勉強時間の確保と勉強習慣」、そして「正しい勉強のやり方」をしっかり身につけましょう。
どんなレベルの大学を志望するにしても、ここは絶対に変わりません。
闇雲にただ勉強したり、英語なら基礎が出来ていないのに長文問題ばかり解いているなど、正しい勉強法を知っておかないと成果となって表れないからです。
武田塾では、国語であればまず漢字や語彙力から鍛えていきます。
英語であれば単語・熟語・文法から鍛えていきます。
まずは焦らず、土台の部分をしっかり築き上げていきましょう。
夏の時点
夏が終わる時点では、志望校ワンランク下の参考書を終わらせておくことが理想です。
つまり、早稲田志望の場合は夏までに、英語・国語・社会(日本史や世界史など)の関関同立・ＭＡＲＣＨレベルの参考書を終えておくのが理想ということになります。
夏までにワンランク下の志望校の参考書を終わらせるために、6月末までには産近甲龍・日大レベルまで終わらせたいですね。
もし部活などでペースが遅れてしまう場合は、夏までに英語だけでも関関同立レベルまでは持っていきたいところです。
注意したいのが、ただ終わらせておくことだけでなく「実力がしっかり身についているか」が大切です。
関関同立・ＭＡＲＣＨレベルの過去問で点数が取れて、武田塾が行う「段階突破テスト」に合格していればgoodです。
秋の時点
秋以降は、早慶レベルの参考書をしっかり進めていきます。
しかし、早稲田志望の生徒であれば、大体の受験生は過去問を取り組み始めています。
ですので、9月時点では関関同立・ＭＡＲＣＨ～早慶レベルの過去問を「週に1年分」ずつくらいは過去問に取り組んでも良いでしょう。
過去問を解いたら、解いた感想を担当講師と話し合います。
担当講師が現役時代に取り組んでいたことや、復習のやり方の工夫などをアドバイスしてくれます。
ここで新たな勉強法の再発見などが出てくる生徒もいます。
ただしここでも注意が必要なのは、必要レベルに達していないのに過去問に取り組んでもあまり意味がないことです。
この時点でまだ目標レベルに達していない場合は、「参考書を完璧にする」ことに重点を置きましょう。
冬の時点
冬以降は、今までの参考書の復習と分野別対策をしていきます。
過去問については、解きなおしも含めて「週2～3年分」を進めていきましょう。
年明けは、共通テストを受ける人はしっかり受けてもらって、共通テスト後の時期に最後の仕上げをしていきます。
最後の詰め段階として、「合格点を取る問題」と「捨てる問題」を振り分けて予想点数を考え、それに対する動き方を決めていきましょう。
この対策をしていないと、10割分解こうとしてしまい、効率が悪くなってしまいます。
イメージとしては、最低の7割を取っておいてから5～10点を刻むように取っていく感じです。
また、年明け以降時間に余裕があるのであれば、他学部の問題を解いてみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
主に武田塾ではこう進めていくという形で紹介しましたが、季節ごとの目安と取り組みについては自主的に進めていく上でも参考になるかと思います。
時期としても、もうすぐ春が終わり部活動も引退となる時期です。
大切な部活動も悔いなくやり切ってもらえれば、気持ちよく受験勉強に切り替えることができるはずです。
時間はあっという間に過ぎていきますので、計画をしっかり立てて行動していきましょう。
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