同じ英単語でも可算名詞になる場合と不可算名詞になる場合がある!?
みなさんこんにちは!武田塾新宮中央校講師の立山です。
突然ですが皆さん、He came here by bus.という英文、なにか違和感は感じませんか?
by busというフレーズは皆さん何度も聞いたことがあると思いますが、busは可算名詞なのにa busじゃなくてどうして不可算名詞のようにbus単体で使っているのかちゃんと理解していますか?
きっと説明できる人は少ないと思います。今日はこのような簡単なようで難しい、理解が大雑把になりがちな基礎のこと、可算名詞と不可算名詞について話していこうと思います。
可算名詞か不可算名詞か?考えてみよう!
英作文を書きながら、これはどっちだ?と迷ったことのある方、ぜひ最後まで読んでみてください。
まずは確認から。
①I was reading a book.
②Heat turns water into vapor.
①のbookが可算名詞で、②のwater,vaporは不可算名詞というのは皆さん大丈夫だと思います。
では、この区別の基準は何でしょうか。
答えは具体的で決まった形があるかどうかです。つまり話者が具体的な形を想像しているかどうかです。これが本当に重要です。
学校の授業で聞いたことがあるという人がほとんどだと思いますが、しっかりと使いこなせる人はほぼいません。かなり難しい内容ですが、これから詳しく説明していくので少しでも多く理解できるように頑張ってみてください。
①のbookは具体的な形を想像できて、②のwaterやvaporは液体、気体なので形が定まらないというのは大丈夫だと思います。では次の英文、
③I scooped out the flesh of a pumpkin.(かぼちゃをくりぬいた)
④How much pumpkin did you put in the soup?
これらは同じかぼちゃという単語を、③は可算名詞として、④は不可算名詞として使っていますが、この2文はどちらも正しい文です。どういうことかというと、単語によって絶対可算、絶対不可算と決まっているわけではないということです。
つまり③はくりぬいた一つの丸いかぼちゃを想像していて、④は切ったり煮込んだり潰したりして形が分からなくなったかぼちゃ、それをどれくらい入れたかと考えているのです。同じ名詞でもその状態によって可算か不可算かは変わるのです。
では、
⑤How often do you eat pumpkin?
この話者はどのようなかぼちゃを想像しているのか分かりますか?
これは、丸い個体のかぼちゃを想像しているのではなく、食べる前の様々な形(煮物だったり、スープだったり)をまとめてかぼちゃという食べ物、形の定まらないかぼちゃという概念を想定して、それをどのくらいの頻度で食べているのかと考えて話しているのです。
ここまで分かれば
Can I have some water?(液体の水を想像してそれをある量、おかわりの時など)
Three waters, please?(コップに入った水を想像してそれを3つ、入店して初めて水を頼む時など)
この違いも理解できると思います。
最初のHe came here by busの文に戻ると、この時のbusは,There is a bus coming.(バスがこっちに来てる)のbusとは違い、一台のバスを想像しているのではなく、概念的に、交通手段としてのバスを想像しているいるのです。
以上、可算名詞と不可算名詞の区別について話しましたがどうだったでしょうか。難しいのですぐには理解できなかったかもしれませんが、今後英文を読む時には名詞にも注目してみてください。そうすればいつか自由自在に使い分けができるようになります。諦めずに頑張ってみてください!
これからも英語の勉強頑張りましょう!
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