こんにちは、武田塾新安城校です!
今回は来年受験を控えている生徒の子みんなが気になっている、
共通テストの変更点をまとめてみました!
武田塾チャンネルでも解説してくれている科目もありますので、
下記のリンクから見に行ってくださいね!
また、このブログでは動画で説明があった科目以外の科目についてもまとめていきます!
国公立大学を受験する予定の生徒の子は特に確認しておいて損はないはず!
塾生の皆には毎回のごとく伝えていますが、
『受験は情報戦』・・・
知りませんでしたでは通用しない世界です!
今からでもちゃんと情報を精査しておきましょう!
各科目における変更点
国語
まず初めに国語から見ていきましょう。
国語における主な変更点としては、二つあります。
一つ目は試験時間の延長です。
今までは制限時間80分でしたが令和7年度からは10分増の90分での試験となります。
また、時間が増えた理由として二つ目の変更点が関係しています。
二つ目は配点の変更です。
近代以降の文章が今までは2題だったところが、令和7年度からは3題となり、
配点も110点に変更となっています。
そして、古典(古文・漢文)についても現代文の配点が変わったことで、
各45点が満点換算となります。
つまり、現代文の重要性が増したことに加え、
時間配分も気を付けて解かなければいけないということになりますね・・・。
数学
次は数学です。
数学の大きな変更点は数学Cが追加されたことです。
これまでは、数学Bに含まれていたベクトルが、数学Cに移行しました。
出題範囲は以下のようになっております。
教科書範囲の変更点
《旧課程》
数学Ⅰ | 数と式・図形と軽量・二次関数・データの分析 |
数学Ⅱ | いろいろな式・図形と方程式・指数関数/対数関数・三角関数・微分/積分の考え |
数学Ⅲ | 平面上の曲線と複素数平面・極限・微分法・積分法 |
数学A | 場合の数と確率・整数の性質・図形の性質 |
数学B | ベクトル・数列・確率分布と統計的な推測 |
↓
《新課程》
数学Ⅰ | 数と式・図形と軽量・二次関数・データの分析 |
数学Ⅱ | いろいろな式・図形と方程式・指数関数/対数関数・三角関数・微分/積分の考え |
数学Ⅲ | 極限・微分法・積分法 |
数学A | 場合の数と確率・図形の性質・数学と人間の活動 |
数学B | 統計的な推測・数列・数学と社会生活 |
数学C | 平面上の曲線と複素数平面・ベクトル・数学的な表現の工夫 |
上記を見てわかる通り、数学Ⅰ・数学Ⅱについては範囲の特に変更はありません。
オレンジと緑の2つが新設された数学Cに追加されたということになります。
青色の「整数の性質」は「数学と人間の活動」の中に含まれました。
つまり、受験での整数の重要性はやや下がるということになります。
これまでは数学C=理系というイメージがありましたが、
新課程においては文系のほとんどの大学で数学Cが出題するということが発表されています。
つまり、文系の大学は、数学ⅠA・ⅡB +ベクトルというイメージです!
共通テストの変更点(数学Ⅰ・A)
最も大きな変更点は選択問題がなくなることです!
これまで選択問題は、図形・整数・確率の3つから2つを選ぶ形式でした。
新課程においては、第3問が図形、第4問が確率と固定になり、整数が消滅しました。
それにより私立と国公立二次試験で数学を使わない受験生は、整数を勉強する必要がなくなります!
共通テストの変更点(数学Ⅱ・B)
これまでの共通テストの数ⅡBは数学ⅡB Cという出題のされ方に変更になりました。
第1問から第3問が『三角関数・指数/対数関数・微分/積分』となり、これらが必答問題です。
そして、第4問から第7問は『数列(数B)・統計的な推測(数B)・ベクトル(数C)・平面上の曲線と複素数平面(数C)』の4問から3問を選択するという形式です。
つまり、選択問題において、数Bの2題を選んだとしても、もう1題は数Cを選ばなければなりません。
ですが、数Cの平面上の曲線と複素数平面は主に理系向きなので、
文系志望者の王道な選択は、数列・統計的な推測・ベクトルになると思います!
一方で、理系志望者は、統計的な推測を飛ばす人が多いと思われます。
これは、がっつり計算を解くというよりは、資料や統計を読み解く形式の問題になるので、理系志望者にとっては慣れないかな、というところです。
もう一つの変更点は、試験時間の延長です。
これまでは60分だったのが70分に変更になります。
大問6題を解くことになるので、かなりのボリュームになるかなと思います!
先述したように国語も試験時間が長くなるため、共通テストは体力勝負になることが予想されます。
そのため、体力・集中力を日頃の学習から養成しておくことが重要になります!
社会
社会は科目名が大きく変更されます!
それにより、選択科目の選択肢も変わってきます。
共通テストの結果を使用して出願したいと考えている大学の選択科目をきちんと調べ、共通テストを受験するようにしましょう。
歴史
《旧課程》
日本史A・日本史B・世界史A・世界史B・地理A・地理B
↓
《新課程》
歴史総合・日本史探求・世界史探求・地理総合・地理探求
上記の色分けの通りに名称が変更されております。
主にA科目は総合、B科目は探求ということですね。
特に歴史総合については、世界史A・日本史Aの二つが融合されることが大きな変更点になります。
そして共通テストにおいては、
「日本史A・日本史B」→「歴史総合・日本史探求」
「世界史A・世界史B」→「歴史総合・世界史探求」
になりました。
これにより、歴史科目において日本史・世界史どちらを歴史総合が必要になります。
つまり、日本史・世界史の両方の勉強をしなければならないのです!
公民
公民は選択科目の数が二種類に減りました。
《旧課程》
現代社会・倫理・政治経済・倫理/政治経済
《新課程》
公共/倫理・公共/政治経済
公共は初めて聞く人も多いかもしれませんが、公共≒現代社会というイメージです。
これまで現代社会のみでの受験を考えていた人にとっては、負担が増えてしまいます。
一方で、受験科目が倫理・政治経済のみに限定されていた大学を志望する人にとっては、負担が減ったということになりますね。
理科
理科は主に化学・生物の内容に少し変更があります。
文系には影響は有銘線の出、理系の方のみご覧ください。
まず、他の教科のように名称の変更・選択科目の変更等は特にありません。
化学
一番の変更点は熱化学方程式の廃止、エンタルピーの概念の導入です。
それにより、従来と符号が逆転するので注意が必要です。(発熱反応を【マイナス】、吸熱反応を【プラス】とする)
また、アルカリ土塁金属や遷移元素の区分変更があります。
この辺りは共通テストの選択肢に影響がありそうなので特に注意が必要です。
今年度の受験生は学校の授業で習うままなので、特に心配はありません。
浪人生はこれまで学校で習ったことと内容が異なるので要確認です。
生物
生物は、教科書の本筋と参考の入れ替わりが多く起きています。
有名どころだと「ハーディ・ワインベルグの法則」が本筋から参考に移動しています。
これにより、学校の授業では習わなかったのに入試で出題される、
ということが起きる可能性があるので注意しておきましょう。
まとめ
今回は新課程の共通テストにおける変更点を解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
試験時間や出題範囲が変更になり、不安に思う人も多いかと思います。
特に浪人生にとっては、これまでの慣れた形式とのギャップに困惑することもあるのではないでしょうか。
武田塾新安城校では、そんな不安はすべて解消いたします!
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