塾生の声

特訓中によく受ける質問【文系編】①

こんにちは。武田塾新安城校講師の吉田です。

今回は、主に文系科目を担当している私がよく質問を受けることについてまとめました。

現代文

Q. 現代文の問題を解くうえで気を付けるべきことはなにか。

➡ 現代文の問題解く際に気をつけるべきことは、それぞれの問いに対してきちんと理解をすることです

その設問では何を問われているのか、自分は何を答えればよいのかを理解していなければ正しい選択肢を選ぶことはできません。

現代文の選択肢の問題は大きく分けて三種類に分かれます。

一つ目は傍線部の説明問題です。このタイプの問題は、傍線部を一番うまく言い換えて説明しているものを選べば正解となります。

二つ目は、傍線部の理由を問われている問題です。このタイプの問題は傍線部以外の場所からその理由が書かれている部分を探し出して、同じことを説明できている選択肢を選べば正解となります。

三つめは、選択肢の正誤問題です。これはよく大問の最後に出題される問題で、それぞれの選択肢の該当部分を本文から探し出してその選択肢の正誤について判断していきます。

このように、問題の種類によって解くうえでの着目点や考え方が変わってきます。

ですので、自分が今から解く問題がどのタイプの問題なのかを把握することが大切になってきます

 

Q.選択肢を消去法で考えるときに、どうやって選択肢を切っていけばよいか。

➡まずは、前述のとおり問題の種類について理解する必要があります。

そのあとでそれぞれに合った方法で選択肢の吟味をしていきます。

細かいことはここでは説明しませんが、どの問題を解くうえでも気を付ける必要があることを説明します。

まずは、それぞれの選択肢の一言一句を見逃さずに最初から最後まで確認をする必要があります。

使われている語が本当に説明や理由としてふさわしいのかをすべての語で判断していきます。

その際に語の意味が分からないと判断ができなくなってしまうので語彙力が必要になってきます。

そして、一番大切なことは自分の選択に根拠をきちんと持つことです

現代文では本文に記述がないことは解答にはなりません。自分がなぜその選択肢を選んだのかを説明できなければ問題が解けたとは言えません。

必ず明確な根拠を自分の言葉で説明できるよう選択肢を選びましょう

 

古文

Q.どのように勉強をすればよいか

➡まずは、古文単語を必ず学習してください

古文単語が頭に入っていない段階で問題演習をしても意味がありません。

第一に古文単語を学習して古文を読むための土台を作ってあげましょう。

次に古典文法を学習しましょう

古典文法、特に助動詞や助詞は古文を読むための大きなヒントとなります。入試問題で文法の問題は一問か二問しか出題されません。

しかし、文法が分かるのと分からないのでは古文を読む力が大きく変わってきます。

ここまでで基礎を固めることができたら問題演習を繰り返し、分からないものをそのたびに解決し、減らしていくことで完璧に近づけていきます。

 

Q.問題を解くうえで気を付けるべきことは何か

➡一番気を付けてほしいのは主語についてです。

古文は不親切なので、記述がないのに主語がいきなり変わることがあります。

まずは、本文に出てくる登場人物を丸で囲むなどしてチェックしておくのがおすすめです。

そして主語の転換が起こる助詞である「を、に、が、ど、ば」に注意して読むことが必要になってきます。

これらの助詞はほとんどの場合で主語の転換が起きるので注意して読みましょう。

 

世界史

Q.世界史の勉強はいつ始めれば良いか。

➡答えから言うと人によって変わってきます。

しかし、早ければ早いほうが良いです。世界史は基本的には覚える科目です。

ですので、早く勉強を始めてより多く量をこなしたほうが良い点数が取れるのは必然です。

ただ、世界史を早く始めてしまうと他の科目、主に国語、数学、英語に影響が出てしまいます。

早ければ早いほうが良いですが、自分の現在の国語、数学、英語の完成度と世界史でどのくらいの完成度や点数を目指すのかを考えて始めるタイミングを見極めてください。

 

Q.どのように勉強をすればよいか

➡まずは、世界史の用語について覚えるのが良いです。

なぜなら、用語を覚えていない段階で細かいことの勉強をしても覚えづらいからです。

そこで活躍するのが一問一答などです。

一問一答などの用語とそれについての簡単な説明がセットになっている参考書を使ってそれぞれの用語と大まかな概要を覚えてから、細かい歴史を学習するほうが早く理解ができ効率が良いです。

次に、それぞれの国や地域についての歴史について学習をします

ひとまず、他の国との関係は最低限にしておいて良いです。それぞれの国のことをここで完璧にしておきます。

イメージとしては、バラバラに覚えたものをつなぎ合わせて点だった知識を線にして、さらにそこに肉付けをしていくような感覚です。

すでに用語を抑えることができている人は、ここから始めてください。

次に、それぞれの国について覚えたことを他の国と絡めて時系列をそろえる必要があります。

せっかく覚えた知識も他の国の出来事と絡めなければ意味がありません。その出来事があったときに他の国は何をしていたのかを覚えるようにしましょう。

ここまでできたら、最後は問題演習を繰り返してそのたび自分が覚えきれていなかったものについて補完をしていって徐々に完璧にしていきます。

 

Q.カタカナが覚えづらい時どうしたらよいか

➡カタカナが覚えづらいのはその用語に対する知識が無いことによって興味が弱いからです。

どんな人でも自分の興味を引くものについて覚えることは簡単です。

ですが自分が興味のないことは覚えようとしてもなかなか覚えることができません。

そこで、カタカナで覚えづらい用語が出てきた場合はその用語について自分なりに調べてみてください。

その人や物、出来事について知っていれば、その用語の名前は自然と頭に入っているはずです。

機械的に用語を覚えることをやめましょう

 

まとめ

選択肢がある問題で大切なのは、選択肢を選ぶ際に明確な根拠を持つことです。

なぜその選択肢を選んだのかを自分の言葉で説明できなければなりません。

そのことを意識して選択肢を選べると勉強の質も上がってきます。

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