私学難化で中堅大学はより合格しづらくなっている
こんにちは、花粉症にはハナノアがよくききます、統括の平林です。
いやあ、いいですね、ハナノア。みなさん、是非試して下さい。
鼻のなかがさっぱりして勉強に集中できます。ハナノアが好きすぎて、うっかり宣伝してしまいました。
今回は結構骨太な記事なので、保護者の方や、今悩んでいる人にはぴったりだと思います。時間がない人向けに最初に結論だけ書いておきます。
・中京大学はケアレスミスすると落ちる。
・2019年は志願者減
・神々の数は変わらない
・来年は神々の遊びが増えるだろうけど勝ち方はある。
武田塾新安城校では一つでもコースを受講していただくと月曜日~土曜日の15:00~22:00の間、
いつでも自習可能な自習室を設けております。
随時受験相談を行っていますので、お気軽にお問い合わせください!
受験相談はこちらから↓
さて、今回はあえて、中京大学を取り扱います。そうです、最近全然受からない中京大学です。みんながなめている中京大学です。今すぐその認識を改めてほしい!中京大学というと、地方国公立大学の併願校として人気が高いんですよね。なぜかというと、センター試験対策をそのまま使えますし、南山より難易度が低いため、なんとなく「滑り止め」になりそうだから、とみんなが考えているから。が、しかし!!!!
そんなに甘くないのが中京大学です。いや、本当にそんな簡単に受かんないからね!先輩にきいてごらん!先輩たち隠しているけど、結構落ちているから!先生知ってるから!
そんな中京大学、どんな人が受けているのでしょうか?
中京大学が滑り止めにならないワケ
中京大学といえば、中間倍率を発表しないことで有名です。受験生は倍率をみて出願することができず、最終倍率のみで出願することになります。他の大学なら、「あ、ここ倍率が高いからやめておこう」ということができるのですが、中京大学ではその作戦が使えません。出願してみたら血の海(倍率が高い)だった、なんてことが起きるのはそのせい…
中間倍率を発表しないということで、年によっては大幅に受験生が増えることで有名です。例えば、2016年から2017年では約6,500人受験者が増え、さらに2017年から2018年では約3,500人受験者が増えました。2年で1万人受験者が増えたんです。
入試改革も頻繁に行っています。偏差値50程度で2科目で受験できる総合大学は愛知県では中京大学しかありません。そして偏差値50程度で1月に受験できるのも中京大学。このように受験生のニーズを機敏に汲み取り志願者をかき集めてくることから、「ビジネススクールより成功したビジネススクール」と関係者から称賛されるのが中京大学であります。他大学の屍を越えていくスタイルは立命館大学と通じるところがあります。
これにより、2年間で1万人の志願者が増えたということがありました。私はよく高校の先生方とお話したりお食事したりする機会があるのですが、中京大学は一般入試では受けさせないよう指導しているという高校様もあるぐらい、最近は合格しづらくなっています。
実際、私の教え子も、一昨年「同志社大学が受かったのに、中京大学には落ちた」という結果の子もいました。とはいえ、問題自体の難易度があがっているわけではありません。なにが上がっているかというと、合格者平均点が上がっています。合格圏内の受験生同士がケアレスミスの数で合格、不合格になっているのです。
みんなが解けない難しい問題を解くのではなく、みんなができる問題をいくつミスしないか、が問われるので、トレーニングしていない受験生は意外にも不合格をもらってしまうのです。
まとめ:倍率が高い入試ではケアレスミスが合否の鍵をにぎる
2019年入試(2018年度)は簡単になりました!!!!志願者減りました!!!!
さて、上で述べたように志願者の大幅な増加がある中京大学、今回はメインである前期A日程を見てみましょう。それでは下のグラフを御覧ください。
昨年の結果を見てみましょう。2017年(2016年度)と2018年(2017年度)で約3,500人、増えていますね。では、2018年の前期A日程の合格者は何人だったでしょう?
実は約3,300人です。
そうなんです、志願者が増えた分はちょうど、同じ日程の合格者一年分ぐらいだったんです。これは驚きですよね。3年前から見ると、一年間に出る合格者の3倍増えているんです。いや、誰が受かるの?ってなりません?
今年2019年は、志願者は減りました。これは受験業界の専門用語でいう「各年傾向」がでていると予想できます。志願者があまりに増えすぎると、翌年は志願者が減る、これを「各年傾向」と言っています。結果として、今年受験した人たちにとっては去年よりはライバルが少なかった、と言えそうです。
まとめ:倍率があがったのでみんな怖くて受けなかった。
2018年増えた層の学力は?
まず、注目すべきは、センター利用入試と一般入試の志願者の変化です。下のグラフから分かるように、センター利用入試の人数は横ばい、つまり変わっていません。上のグラフのような各年傾向は、実は一般入試で見られるのです。あとで解説しますが、このグラフからは「去年でも受かる人はうかった。受かるかどうかわかんない人がたくさん出願した。」ということがわかります。
細かい形式の違いはありますので、ここでは合格最低点を見てみます。国公立志望者が受けるであろう一番オーソドックスなセンター利用入試は経済学部の5教科6科目型でしょう。ここを見ると、2017年は70%、2018年では68%です。合格者最低点が2%落ちています。これだけ見ると、簡単になったように感じます。志願者数は殆ど変わっていないわけですから。ここで「ウェーイ!」してはいけません。我々のような高等遊民はだまされません。
そう、センター試験がとても簡単になっている可能性もありますよね。
そこで、センター試験の平均点を確認してみます。
センター試験(五教科六科目)の平均点は2017年の501点(62.6%)から2018年の496点(62%)へと0.6%下がっただけです。センター試験の点数が8点以上、上下していないので、その変化は1%未満でほとんど変わっていません。
中京大学のセンター利用入試の合格者平均点はちょっと減り、センター試験の平均点は変わっていないのです。ですから、中京大学のセンター利用入試はちょっぴり簡単になった、ということです。
神々の遊びを恐れるな
もうちょっと踏み込むと、毎年受かっているような学力の上位層は、センター利用で受かってしまっているということです。例えば難関国公立志望の受験生ですね。いわゆるこれが「神々の遊び」です。合格するレベルのはるか上の生徒がセンター利用入試で「ここも出しとこかな、あ、ここもついでに」とセンター試験を出願し、合格コレクターになる遊びを私は「神々の遊び」と呼んでいます。受験料を払えば、合格がもらえるわけです。もはや一種のショッピングです。
第一志望のみなさんがここに突っ込むと、神々の正義の光によって焼かれ、原子レベルに分解され蹂躙の限りを尽くされると思いますので、別世界の出来事として考えておきましょう。映画の世界の話です。第一志望が中京大学の方は基本的にはセンター利用入試は考えないほうがよいでしょう。しかし、安心してください、「神々の遊び」に興じる受験生の数は変わっていないのです。多くの受験生は必死であったということがわかります。
だからこそ、完成度、つまりケアレスミスをしないのが大切なんです。センター利用で出願する人数が変わっていないということは、中京大学なら受かると思って出願してくる人数は変わっていないということです。
「そりゃ受かるだろ」という人は毎年一定数なので、じつは自分と同じような学力、つまりC判定レベルの受験生が増えただけなのです。だから、難しい問題ではなく、ミスをしない勉強が大事になってくるのです。
まとめ:合格できるかできないかというラインにいる受験生が増えた。
来年は上位層が降ってくるでしょう
とここまで、楽観的なことを言ってましたが、安心して勉強しなくなるとまずいので、最後に喝を入れておきます。センター試験が今年で最後ということで浪人をしたくない生徒が増えています。例年より半年ほど早く塾に入る生徒が多いです。今の新高校三年生は超安全思考です。一番忙しいはずの野球部の子たちでさえ塾に通って、自習室で寝ています。そして私に叩き起こされます。新高校3年生は浪人しても、センター試験を受けたという経験が使えないので、現役生と差がつかない、いやむしろ下がるんじゃないかという危機感があります。当然、「滑り止め」といったところを手厚く受けてくると予想できます。ただ、勝算がないわけではありません。受験生の多くは「どうやって勉強するか」知らずに闇雲に勉強している人が多いのです。
過去問を分析して、それにあった勉強をするというわけでなく、入試形式がぜんぜん違う国公立の受験生と同じ勉強をしていたりします。例えば、数学で青チャートをやってみたり、やたら長い英語長文をやってみたり、また下線部訳の勉強に力を入れていたり。そうではなく、ケアレスミスをしないための勉強をするべきなのです。ネクステをやる前にパターンドリルを完璧にするべきなのです。
そうやって作戦を練っていけば、たとえ今からでも、三ヶ月もあれば誤った方向に努力している受験生には追いつけます。
中京大学は国際英語学部、国際教養学部、心理学部、スポーツ科学など特色のある学部が多く、受験生のハートを掴んで離さない魅力的な大学です。これらの看板学部は南山大学の外国語学部、国際教養学部、人文学部以外の一般文系学部に並ぶ難易度です。ぜひ対策を練って合格を勝ち取りましょう。
もしいま受験勉強に行き詰っている、また何から初めていいかわからないという場合はぜひ一度校舎に遊びにきてください。
予約制にはなりますが、随時受験相談を行っていますので、お気軽にお問い合わせください!
受験相談はこちらから↓
受験相談だけでも意味がある!
「中学と高校の勉強ってどう違うの?」
「大学受験に向けてこの時期にやるべきことは?」
「この大学とあの大学、どっちのが受かりやすい?」
「勉強のやり方、正直分からないんだけど…」
などなど、受験を戦うにおいて有力な情報が
なんと
「無料で」
聞けちゃいます!!
こんなに有力な情報が聞けるのは武田塾だけ!
入塾しなくても武田塾のやり方で逆転合格していく子もいます。
受験相談を受けただけ、YouTubeで勉強法を学んだだけで飛躍的に成績を上げていく子も実際にいるのです。(このパターンは自己管理をしっかりできる子が多いです。)
受験のアドバイスをもらうだけ、勉強法を聞きに来るだけでも大丈夫です。
必ずなにか役に立てる自信があります。
いつでも無料受験相談を受け付けております。
下記の応募フォームからでも、お電話いただいても、直接校舎に来ていただいても構いません。
生徒さんお一人様でも大丈夫!
ちょっとした勉強のお悩みでもあれば、来てみてはいかがでしょうか?
↓お問い合わせはコチラから!!↓
※入塾料金・特訓費用等のご案内は特別なご事情がない限り、保護者様同伴時のみとさせていただきます。
ACCESS
武田塾新安城校
|
<名鉄本線 新安城駅からのアクセス>
①新安城駅北口をでます。
②そのまま直進し、国道1号線の下を地下道を使ってくぐります。
③駅を背中に北に100m(1分強)向かうと左手に新安城スクール様がございます。
④そのビルの二階に武田塾新安城校がございます。
<お車での来校の場合>
駐車場のご準備が一階(新安城スクール様正面)にございます
「TOE」と書いてある駐車場をお使い下さい
★場所がわかりにくい場合は、遠慮なくお電話下さい
お近くの武田塾を探したい場合はコチラから!全国の校舎から最寄りの校舎を検索できます!