数学は、大学入試において重要な科目の一つですね。
その学習を進める上で大いに役立つのが、有名な「チャート式シリーズ」です。
今回の記事では、その特徴や使い方について解説していきます！
チャート式シリーズの概要
正式名称は、「数研出版 チャート式シリーズ」。
非常に有名な参考書です。
そして難易度別に、「白チャート」「黄チャート」「青チャート」「赤チャート」の4つに大別されます。
それぞれの特徴については、あとで詳しく解説します。
ページの構成
チャート式は、各単元ごとに分かれています。
それぞれの導入部分には、定理や公式がまとめられています。
レイアウト
問題ページは、1ページの上部から順に、以下の形式で構成されています。
|
・基本例題 ・ヒントやポイント ・解答、解説 ・演習問題 |
ページのレイアウトが統一されています。
そのため、とても見やすいですね。
問題の構成
問題の難易度は、徐々に上昇します。
基本例題→重要例題→発展例題という順です。
また例題には、難易度ごとにマークがついています。
そのため、一目で難易度を把握できる訳です。
問題の進め方
すべて解く必要はない
チャート式は、網羅系の参考書です。
そのため、かなり多くの問題が収録されています。
もちろん、すべてを解く必要はありません！
基本問題がもっとも重要
もっとも大切なのは、「基本例題」です。
基本例題を一通り解くことで、数学という教科を網羅的に学習することができます。
まずは基本例題を繰り返し解いて、実力を定着させましょう。
演習問題の進め方
次は、演習問題に進みます。
重要な単元や苦手な単元から解いていきましょう。
章末問題や巻末問題は、「時間の余裕があれば」で構いません。
チャート式がオススメである理由
解説が詳しい
数学の参考書を選ぶポイント
数学の参考書を選ぶ際に、大切なポイントがあります。
それは、解説の詳しさです。
数学の問題は、「一見理解できそうだが、途中の計算やアプローチが分からない」ことが多々あります。
つまり「分かりそうで、分からない」状態が良くある訳ですね。
そのため詳細な解説が、実力の定着に必須となります。
もし解説が詳しくない参考書を使えば、理解に手間取り、タイムロスになってしまうのです。
チャート式は解説が詳細
チャート式は、もちろん解説が詳細です。
問題の解法やポイント、途中計算などが丁寧に示されています。
また3色刷りで印刷されているため、視覚的な分かりやすさも抜群です。
他の良い点
他にも、以下のようなメリットが挙げられます
網羅性が高い
前述の通り、網羅性が高いです。
問題の数や種類が多く、幅広いレベルの大学に対応できます。
最新の入試傾向と良問が両立している
数学の問題集は、「最新の入試傾向」と「良問」が求められます。
しかし、両立しているものは少ないと言えるでしょう。
（例）
|
・良問で構成されているが、改訂が少ない ・単に近年の過去問を寄せ集めただけで、良問が揃えられていない |
チャート式シリーズは、どちらの要件も満たしています。
そのため、質の高い学習が可能です。
QRコードから動画の視聴が可能！
今のチャート式シリーズがすごいのは、動画が見れることです！
テキストだけだと内容が入ってこない人や、先行して学習する人には必須のサポートと言えるでしょう！
いい時代になったものですね（笑）
各シリーズの特徴
先に述べたように、「白チャート」「黄チャート」「青チャート」「赤チャート」の4つがあります。
難易度で分かれており、志望校や目標に合わせて選ぶ訳です。
そのため、受験の最終段階まで一つのシリーズを使い続けることになります。
つまり「白チャートが終わったら、次は黄チャート」という進め方は、基本的に行いません。
白チャート
・難易度が低い
・授業と並行して使用されることが多い
・問題数は多いが、受験対策としては他のものがオススメ
黄チャート
・基本から応用まで幅広く解説されている（大学入試まで対応できる）
・数学が苦手な人にも使いやすい
黄チャートと青チャートは、使用目的や難易度が近いです。
より解説が詳しいのは、黄チャートの方となります。
黄チャートは、基礎から応用まで包括されています。
そのため、幅広いレベルに対応可能です。
（旧帝大上位レベル～東大を目指す場合は、青チャートを選択した方がいい場合も）
青チャート
・最も人気のあるシリーズ
・基礎から応用まで幅広く網羅
・問題数がもっとも多い
・この一冊で東大レベルまで対応できる
・どちらもレベルは近いため、「黄チャートから青チャートへの切り替え」は、基本的に必要ない
黄チャートよりも、応用レベルの問題が多いです。
その分、解説は駆け足となっています。
授業の内容がある程度わかる人は絶対にこれ！
私も現役時代は青チャートだけやっていました。青だけあれば例え東大でも対応できます。
赤チャート
旧帝大～東大、医学部レベルといった非常に難易度が高いシリーズです。
解説は本質的であり、数学がかなり得意な人には有効でしょう。
まとめ
チャート式シリーズは、内容の整理や網羅性、入試傾向に即した問題など、多くの良い点があります。
受験生にとって安心のシリーズと言えるでしょう。
数学の能力は、一朝一夕には身につきません。
焦らず、コツコツと継続して取り組むことが大切です。
効果的な計画を立て、着実に進めましょう。
志望校に合格したいなら、武田塾。
突然ですが、質問です。
志望校に合格するための条件は何でしょうか？
答えは「入試問題で合格最低点以上の得点を取る」ことです。
すなわち、入試当日に「入試問題が解ける状態」になっていることが必要です。
ではここで、共通テスト英語の問題を解いてみてください。
<引用：独立行政法人 大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/>
もし今これが解けない状態であれば、入試当日までに何をする必要がありますか？
「単語の意味を覚える」「文法を覚える」「速読力をつける」
こうしたことが必要ですよね。
単語の意味を覚えるにはどうすれば良いでしょう？単語帳で意味を隠しながら何度も反復しますよね。
文法の暗記も速読力の強化も同様です。自分で問題を解いていかなければなりません。
これらはすべて、授業ではなく「参考書学習」で行っている事に気が付いたでしょうか？
学校で全く同じ授業を受けているのに、なぜ「伸びる生徒」と「伸びない生徒」が生まれるのでしょうか？
それは、自宅で「参考書学習をしているかどうか」の違いだけなのです。
授業はあくまで「理解」に過ぎず、その内容を「暗記＝インプット」し、「演習＝アウトプット」することで初めてテストで問題を解けるようになるのです。
武田塾では何をするの？
だから武田塾では授業をせず、秘伝のルートに則って参考書学習に100％注力させるのです！
その中で分からない箇所は「全科目」「即座に」質問対応します。これが最も効率の良い学習の進め方なのです！
また、武田塾では授業の代わりに「特訓」を行います。通常の個別指導塾とは異なり、講師と完全１：１の指導で、正解した問題についても「内容が本質まで理解できているか」を徹底指導します。
表面的な理解で正解に辿り着いたのでは、入試問題には一切対応できないからです。
武田塾の勉強法
武田塾では一人一人個別のカリキュラムを作成します。現在までの学習状況、志望校、受験までの時間は一人一人異なるからです。
そしてそのカリキュラムから毎週宿題を提示し、間違えた問題は1週間で4回、手を使って解き直しをしてもらいます。
一度解き直すだけでは全く意味がありません。ここまで反復しなければ記憶には定着しないのです。
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