テストで高得点を取るには、ノートをただきれいに書けば良い訳ではありません。
ノートの取り方が重要になってきます!
それを理解せず、ノートをきれいにまとめようと頑張りすぎる人もいます。
しかしそれでは、なかなか成績が上がらないでしょう。
そこで今回は成績アップにつながるノートの取り方について紹介していきます。
効果的なノート術を身につけて、勉強の効率をアップさせましょう!
ノートはなぜ大事なのか
皆さんは自学自習をするとき、ノートを次のように使っていませんか?
「参考書に書いていることを丸写し」、「きれいに書くことにだけ集中」。
こうした方法だと、良い結果を出すのは難しいです。
アウトプットの練習が大切
勉強は2つに大別できます。
●インプット
・聞いたり、書いたりして、覚えること
●アウトプット
・覚えた知識や情報を外に出すこと
テストで問題を解くことはアウトプットです。
だから進路実現のためには、アウトプットの練習が大切になります。
書くだけならインプットのまま
きれいにまとめられたノートを見ると、つい勉強したつもりになります。
しかしその内容は、ほとんど覚えていないのではないでしょうか。
ひたすらノートを書くだけでは、インプット作業でしかないからです。
以下で紹介していく方法なら、そうした失敗は防げます。
アウトプットができるノートの取り方です。
①記号を書く
文字だけでなく、記号も使って書きましょう。
記号を用いると、感情が伴うため記憶に残りやすいからです。
感情が記憶を刺激
人間の脳には、感情に反応する扁桃体があります。
また記憶をつかさどる部位は海馬と言います。
そして扁桃体と海馬は隣り合っているのです。
そのため感情が揺さぶられると記憶も強化される訳です。
楽しく思い出や、逆に辛かった記憶は、いつまで経っても覚えていますよね。
それは感情と記憶がセットになっているからなのです。
エピソード記憶
エピソード記憶とは、「個人の経験に由来する記憶」のことです。
つまり思い出のことですね。
記号をつける場合は、自分なりの考えや動機があるはずです。
例えば世界史なら、「国名は☆、首都は◎、人名は◆のマークをつけよう」という感じです。
「自分なりにアイデアを考えた」という経験(エピソード)が、記憶を強める訳です。
②補足情報を書く
補足情報も書きましょう。
「どういう意味なのか」、「なぜこれが重要なのか」といった理解を助ける情報のことです。
これがあると、ノートを見直すときに便利になります。
分かりにくいところや難しいところの理解が進むからです。
矢印(→)でツッコミを入れる
補足情報を入れる作業は、「ツッコミを入れる」イメージです。
ノートに矢印を引いて、補足情報を追記しましょう。
「●●→補足情報」という感じです。
ノートには余白をやや多めに取ります。
そして理解しにくいところや苦手な部分に、ヒントや気づいたことを書き込むのです。
こうすれば、効率よく復習を進めることができます。
③まとめを書く
まとめ(要約)を書くと、内容を正確に捉える力が高くなります。
そもそも要約は、内容を正しく把握していなければ書けないからです。
要約することを前提に勉強を進める。
そうすれば、自然と「内容を整理する」ことに意識が向くのです。
そして「今回の範囲で重要なのは、”これ”だったんだ!」と正しく理解できるのです。
まとめを書くメリット
要約とは、自分の言葉で行うことです。
そのため勉強したことを、確実に記憶に定着できるのです。
また理解が不十分なところを特定できるというメリットもあります。
言葉にできないということは、理解が足りない証拠。
そうした箇所を重点的に勉強しましょう。
④仕切りを書く
ここでは、アメリカのコーネル大学で考案された「コーネルメソッド」を紹介します。
ノートの片ページを、次の3つのスペースに分けます。
仕切りがある状態で市販されている物もあります。
ノート(右側) →参考書などのメモをとる場所 |
キーワード(左側) →疑問点、自作の問題などを書く場所 |
サマリー(下部) →まとめを書く場所 |
ノート:勉強内容を書く
勉強する内容を、ノートの部分に書きます。
一言一句書く必要はありません。
①、②の方法で紹介したように、記号、補足情報を用いて書きましょう。
キーワード:疑問点、自作の問題を書く
キーワードに、疑問点を書きましょう。
自分がまだ分かっていない部分が浮き彫りになります。
次に、その疑問点に関連する問題を自作しましょう。
それを解くことで、分かっていなかった部分の理解が進みます。
また出題者の視点に立つことで、勉強した内容を違った角度から見ることができます。
サマリー・エリア:自分なりに覚えた内容を要約
サマリーに、③の方法でまとめを書きましょう。
タイミングとしては、1週間分の後半で復習をするときが最適です。
もし忘れていることがあったら、そこを重点的に復習しましょう。
まとめ
ノートを取るとき、少しの工夫や意識の差で、学習の質は大きく変わります。
効果的なノートを作ることが、テストで高得点を取ることや、成績アップに繋がるのです。
今回の記事で書いたことを参考に、ノートの取り方をチェックしてみましょう。
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