こんにちは!武田塾志木校の関です!
早速ですが日本史選択の皆さん!勉強は捗っていますでしょうか?
通史に始まり、文化史、テーマ史、史料、地図等々覚えなければいけないことで手一杯ではないですか?
僕のブログでは、「日本史のポイント」を担当してきた4年間の特訓の経験を通して、時代ごとにお伝えしていこうと思います。 受験に向けて走り出している皆さんはもちろんのこと、受験準備を進めている1,2年生や「そもそも日本史と世界を選ぶにあたって情報が知りたい!」という君の力になることが出来たら幸いです。
今回の範囲は?
では早速本題に移ります。
今回は第一回目として「原始・古代史」より「先土器時代&縄文時代」について解説していきます。
この時代は教科書で見てもほんの数ページで、覚えることは比較的少ないです。 だからこそ筆者はとても好きな範囲なのですが、だからと言って簡単な問題が出るというわけではないので甘く見ていると痛い目を見ます。。。
【更新世と完新世】
すんごい昔です。ここで意識しておくべきポイントは
「更新世から完新世に移るにあたって、生物の過ごす環境はどのように変化したのか」
さて問題です。
マンモスが生活していたのは更新世でしょうか?完新世でしょうか?
そもそも更新世と完新世ってなんじゃいという方もいらっしゃることでしょう。
動物が変わると人類の生活も変化していきますが、説明出来ますか?
「先土器時代」と「縄文時代」の大きな違いは狩猟の対象の変化です。
日本史の始まりのお話です。是非参考書で確かめてみてください。
【道具の変化】
そんな生活の変化から1つテーマを取り出してみましょう。
お伝えするポイントは
「石器・骨角器がそれぞれどのような用途で使われていたのか」
それぞれの見た目は想像できますか?
握斧や石刃など名前から用途が想像できそうなものから、尖頭器や細石器など名前からではパッと想像できないものなどがあります。
また、骨角器に関しては一つの用途に限らず様々な使われ方をしています。
「骨角器って漢字からみて、こんな用途だよな~。あ、当たってた!」これ、天才です。
冗談はさておき、実際の入試では写真問題として出題されることも少なくないため、どのような見た目・用途なのかを把握したうえで、
それらに使われていた黒曜石の分布の確認を行っておきましょう!
【先土器時代&縄文時代の遺跡】
「この遺跡どこでしょうか?」という問題。嫌ですよね。
え。知らないですけど。 と答えたいところですが、それじゃ点はもらえないのが入試です。
先土器時代の遺跡
先土器時代の代表的な遺跡には岩宿遺跡があります。
1946年に相沢忠洋が打製石器を発見した遺跡で、1949年の調査により旧石器文化の存在が判明しました。
この遺跡に関する情報としては「関東ローム層」という地層が有名ですが、何県かわかりますでしょうか。
温泉が多くて自然豊かなあそこですよ。
日本史で言うなら富岡製糸場などが有名。
そう群馬県です。即答出来ましたかね
岩宿遺跡に関して問題で問われるところは上記の年号や黒文字くらいです(もちろん難関校は例外)。
ただみなさん「岩宿遺跡」と聞いて上記の内容をスラスラと説明できるでしょうか。そこが差なんです。
岩宿遺跡について興味が湧きすぎた方は岩宿記念館のHPへ
https://www.city.midori.gunma.jp/www/contents/1000000000589/
縄文時代の遺跡
縄文時代の遺跡で頻繁に出題されるのは三内丸山遺跡や板付遺跡、菜畑遺跡があります。
上記の問題にならってこちらも出題。
「それぞれ何県ですか?」考えてみて下さい。
三内丸山遺跡は林檎が有名なあそこ。これは出来る生徒が多い。
板付遺跡は豚骨ラーメンが美味しいところです。ラーメン好きは分かりますね?
菜畑遺跡は芸人:はなわさんの曲が有名ですね。伝わりますかこれ
答えは、、、
三内丸山遺跡(青森県)、板付遺跡(福岡県)、菜畑遺跡(佐賀県)!
とくに後者2つ(板付遺跡、菜畑遺跡)に関しては日本地図で見てみると、場所も非常に近いため、多くの受験生が混同して覚えてしまっていたり、なんとなくでした覚えていなかったりします。地図上での選択問題に対応できるように資料集で確認しておきましょう!
三内丸山遺跡HP https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/
福岡市文化財情報HP(板付遺跡) https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/430
佐賀県公式観光サイト(菜畑遺跡)https://www.asobo-saga.jp/spots/detail/200a44ee-2c2f-4889-b7a2-982f526759b4
【まとめ】
今回は「原始・古代史」より「先土器時代&縄文時代」について触れました。
たった数ページの範囲でも詰めようと思えばいくらでも問題は作れます。
日本史が得意な方も不得意な方も早めに取り組まないと「直前期になっても通史が終わらない!」なんてことになりがちですので、いますぐ取り組みを始めることを強くお勧めします。
最後に、、、
日本史には各時代を通して、数多くのポイントがあるのですが、ブログでお伝えできる情報量には限界があります。
「もっと多くの情報を知りたい!」「もっと早く次の範囲のポイントが知りたい!」と思ってくださった方は武田塾での特訓を考えてみて下さると嬉しいです。志木校でもあなたの入塾をお待ちしております。
また日本史の勉強に限らず、「受験について相談したい事/聴いてみたい事」がある方は是非受験相談にお越しください。
今踏み出したら、よりよい未来へつながるかもしれません。
↓無料受験相談はこちらから↓