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元塾生講師 松原先生による1冊を完璧にするために意識したい事

元塾生講師 松原先生による1冊を完璧にするために意識したい事

みなさん、こんにちは!

元塾生で現在、武田塾滋賀守山校で講師をしている松原です!

唐突ですが、みなさん、勉強を進めていく時に、何を目標にしていますか??

ただ闇雲に勉強していても自分が成長したか分からないし、やる気も出ないと感じている人もいるかと思います。

僕自身、高校生のときは勉強にやる気が出なくてサボってばかりの3年間を過ごしていました。

もちろん、入学できる大学などなく浪人を決意し、武田塾で1年間勉強することになりました。

そして、1年後には第一志望校であった同志社大学に合格することができました。

そうした経験を踏まえて僕がおすすめしたいのが、『参考書を完璧にする』という目標を掲げ、勉強することです。

参考書を完璧にするということは、少なくともそのレベルにおける力が付いたということを客観的に測ることができます。

そうであれば、自分の進捗が目に見えて、さらに同じ参考書で学ぶことで一貫した知識を蓄積することができるでしょう。

僕も参考書を1冊ずつ完璧にすることを目標にすることで、志望校に合格をすることができました。

今回は、参考書を勉強していく中で『ここを意識して欲しい!』という点を教科ごとにまとめたのでご紹介します。

守山 塾

 

『英語』のここを意識して欲しい!

英語の参考書といっても様々な種類があると思います。

それぞれのジャンルによって取り組み方が違うのでその点にも注意していきましょう。

今回は読解系の参考書にフォーカスしたいと思います。

読解系の参考書に取り組む際に意識すべき重要なこととはどのようなことなのでしょうか?

それは、全ての文章の構文を把握できるということだと思います。

復習をする際に、読めなかった文章を解説を見て構文や訳について確認するでしょう。

しかし、時間はかかりますが、読めたと思っているものを含めすべての文章を確認して欲しいです。

読めた文章であっても、単語の意味だけで訳を想像していたり、偶然読めたりしている場合があります。

ですから、読めたからといって油断せずに全ての文章の解説を読んでおくと抜け目のない読解力を養うことができます。

 

『日本史』のここを意識してほしい!

次は日本史の参考書です。

他の教科に比べて、「覚えればよい」といった分かりやすいゴールがあるため学習が進めやすい教科かもしれません。

しかし、ゴールの設定を曖昧にしたまま進めてしまうと、期待した結果が得られない場合があります。

なぜなら、一問一答形式で答えられることと、入試問題で正答できることは似て非なる力が必要だからです。

「覚えた知識=使える知識」では無いということです。

ここからは、「使える知識」を身につける方法を紹介します。

入試問題で、得点するためには、用語がどういった意味で文脈で使われているのかを意識する必要があります。

そういった学習をするためにぜひとも使って欲しいのが、『年表』です。

年表といっても、本格的なものではなく参考書の付録としてついているようなものです。

それでは、年表を使った具体的な勉強の手順を説明します。

1:用語自体は一問一答形式で暗記する

なにはともあれ用語の暗記は避けては通れませんから、なるべく効率的にある程度の用語は暗記し、年表を活用できるようにしていきましょう。

 

2:年表の中で用語を活用できるようにしよう

用語がある程度頭のなかに入ってきたら、年表を使った学習にシフトしていきましょう。

ここで覚えておいてほしいのは、『縦と横の流れ』です。

これはどういうことかというと、

例えば、奈良時代の政治を考えるなら天皇やその時の為政者の登場した順番を覚えるという縦の流れ

そして、その天皇や為政者が何をしたのかという横の流れ

この2点を意識しながら勉強してもらえると、並び替え問題や誰が何をしたかを問う正誤問題といった形式にも万全の対策をすることができます。

 

『古文』のここを意識して欲しい!

古文の参考書の取り組み方です。

ここでは、読解系の参考書を想定します。

同じ読み物系の教科である英語にやるべきことは似ているように思います。

傍線部や問題に直接関係のない分でも、一度自分で訳してみて和訳と照らし合わせ、理解できていなかったり気付けていなかった点を見つけ経験を積んでいって欲しいです。

ただ、必要な文法や単語の知識の総量は英語よりも少ない分、それら一つ一つの重要性はかなりのものです。

ですから、復習しているときに不明な文法や単語が登場したら、その場で文法書や単語帳で確かめる、これを徹底してください。

 

『現代文』のここを意識して欲しい!

最後は現代文の参考書の取り組むときに意識して欲しいことです。

1:解説そっくりに解答根拠を持てる必要はない

現代文の参考書を進めていくうえで、難しいのが参考書の筆者の解答手順ががあまりにうまくできているので自分で完璧に再現するのが困難であるという点です。

ですが、解答解説を読まなくてもよいというわけではありません。

もしかすると同じような解法で解ける問題が今後登場するかもしれません。

その時に生かせることが非常に重要です。

つまり、解法のパターンを経験として蓄積していくことが得点力のアップにつながるということです。

2:メモしながら読み進めよう

もう一つ、私がぜひやってほしいことはメモをしながら本文を読みすすめることです。

講義系の参考書の中で、筆者の主張の見つけ方について何度も学んだかと思います。

その知識を活用するためにも筆者の主張を見つけた際は傍線を引くなどしましょう。

ほかにも、接続詞や疑問を投げかけている文があればメモをすることをおススメします。

理由は、単純です。

問題に取り組む際に、本文を見直すと思いますがその時に必要な時間をぐっと短縮することが出来るからです。

何もメモをしていない本文だったら、自分がどこが重要でどこが例や比喩といった筆者の主張になりえない箇所なのかを探すのに無駄な手間がかかってしまいます。

メモをすることで時間短縮にもなる上、正確な読解にもつながるということです。

 

まとめ

ここまで、僕がどうやって志望校に合格するために勉強してきたのかを教科ごとにお伝えしてきました。

参考書に黙々と取り組むことはもちろん重要ですが、どうすればもっと理解を深められる勉強ができるだろうと考えることができればグッと効率を上げることが出来るようになるはずです。

勉強の仕方は人それぞれですが、もし『どうやって勉強しよう』と思っている方がいれば、参考にしてください。

 

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