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渋谷校は東京大学・東京工業大や医学部の講師をはじめ指導力あるスタッフが在籍し、
早慶上理を筆頭とした有名私大もちろんのこと、都立大学(旧首都大学東京)など国公立大学、医学部医学科……
難関大への進学実績を数多く持つ全国有数の"成績が伸ばせる"校舎です。
共通テストも終わり、高2の皆さんにとっては受験が1年後に迫ってきました。
そろそろ受験で使う科目を決める人も多いですね。
当塾にも先日、そんな生徒の一人からお悩み相談が…
😢(理系)「先生、数Ⅲってとらないとダメですかね…?」
私「お、どうしたどうした?」
😣(理系)「学校の先生がとらなきゃダメって言うけど私の志望校、Ⅲいらないんです。どうしよう…。」
よくよく話を聞いてみると、
確かにその生徒の受験プランでは数Ⅲは必ずしも必要ない!
という結果に。
学校の先生と改めて相談してみることになりました。
選抜方法や学部編成が年々多様化する大学受験。
理系の皆さんにとってはだいぶ負担となる「数Ⅲ」ですが
数Ⅲなしでも受験できる学部はあるのか、
理系出身の教務・永田が解説します!
★教務・永田の自己紹介はこちら!
【理系】数Ⅲ使わないで受験ってあり?受けられるのはどんな学部?
そもそも数Ⅲってなんなの?
考え方・解法ともに難しい
文部科学省の高校課程学習指導要領によれば
数Ⅲでは、
・平面上の曲線と複素数平面
・極限
・微分法
・積分法
などを学びます。
…と言っても、何の話かよくわからないですよね😂
簡単に言えば、
数Ⅱまでにやっていた考え方をさらに発展させて
✅楕円や双曲線などの「曲線」に関する計算
✅複雑な関数の極限や微積の計算
をしましょう!という感じです。
Ⅰ・Ⅱとは別物!
よく
数Ⅲは数Ⅰ・Ⅱの延長
と言われますが
そんなことはありません。
確かにⅠ・Ⅱがわかっていないと、Ⅲを理解するのも難しいですが
Ⅰ・Ⅱと似ているかと言われると、全くの別物だと思ったほうが良いです。
大学数学への橋渡し的役割
例えば微積で言えば、
微積の定義を細かく理解し直すことから始めます。
そして、定義に基づいて、三角関数や指数・対数関数など、複雑な関数の微積を考えます。
これって実は、大学数学でやることの基礎なんですね。
数Ⅲは「高校数学」ではなく
「大学数学への序章」だと思っておいたほうがいいです!
なんで理系は数Ⅲをやるの?
大学側も「理系に必要な学力」を知りたい
先ほど述べたように、数Ⅲは「大学数学への序章」です。
つまり、大学に入ったら数Ⅲの内容をさらに発展させた数学をめちゃくちゃ使うということ!
したがって、大学側も「理系学生に求められる数学力があるかどうか」を測る指標として数Ⅲを出題するのです。
そして、理系の高校生は、理系の大学を志望することがほとんどです。
受験で使われることが多いので、「理系=数Ⅲまで」というカリキュラムになっているわけですね!
大学受験における数Ⅲ
数Ⅲのデメリット
大学受験における数Ⅲについて考えたとき、
まず真っ先に思い浮かぶのは
習得までに時間がかかる
というデメリットです。
理解が難しく計算量も多いため、高3の受験ギリギリまで授業が終わらない、という学校も多いです。
演習量が必要なのに、演習時間が確保できず、数Ⅲ範囲は自信なし…これが理系の現役生の「あるある」なのです。
数Ⅲのメリット
それでは、数Ⅲにメリットはないのでしょうか?
実は数Ⅲにもちゃ~んとメリットはあります!
すでに述べたように、数ⅢはⅠA・ⅡBとは別物です。
そして、大学数学への序章なので、難しいです。
ということで、
実は典型問題がそのまま出がち
というのが数Ⅲのメリットです。
一部の難関校を除いては、特にひねりがなく、真正面から解いていけば解ける問題が出ます。
ⅠA・ⅡBほど発想力は求められないので、
典型問題をきちんと固めさえすれば、得点源になる!
とも言えるんです。
ちょっと意外ですよね😲
数Ⅲ無しで受けられる理系学部ってあるの?
典型問題ばかり、と言われても…
さて、典型問題ばかり、とは言っても
「理解するのが難しい」
というのが数Ⅲの最大のハードルであることに変わりはありません。
「できれば数Ⅲ無しで受験したいなあ…」と思っている理系の皆さん、
朗報です!
数Ⅲなしでも受けられる理系学部、
実は意外とあるんです。
ご紹介していきますね。
あります!数Ⅲ無しの理系学部
理学部
理学部では、学科によっては、国公立であっても 数Ⅲなし それどころか 数学なし で受験が可能です!
例えば、化学科であれば「英語と化学」といった形で、入学後に学ぶ分野にかなり特化した出題になっていることもあります。
工学部
工学部では、学部の特性上、数Ⅲが必要なところが多そう…と思いきや、国公立でも意外に数Ⅲなしのところがあります。
私立工学系の中堅名門校「工学院大学」でも日程によっては必要ないというのはありがたい!
農学部
農学部は、国公立・私立ともにおよそ40校で数Ⅲなし または 数学なし となっています。
全国に農学部は150校ほどありますので、半数以上で必要ないということですね!
薬学部・歯学部
薬学部や歯学部は、国公立・私立や偏差値帯によって、必要科目が大きく変わる学部です。
他科目の出来によっては、数学なしで乗り切ることも可能です!
看護学部・保健技術系学部
看護学部や保健技術系学部は、文系からでも受験する人が多い学部です。
そのため、基本的には数学は選択方式か、あってもⅠAまでの大学が多いです。
上位校はⅡBまで必要なことがあるので注意!
獣医学部
獣医学部は、国公立は数Ⅲが必要ですが、私立はすべての大学でⅡBまでで受験できます。
ただし、全国6大学と数が少ないので非常に倍率が高いことは知っておきましょう。
医学部
数はかなり少ないですが、数Ⅲを出題範囲としない医学部もあります。
獣医学部と同様、国公立はすべての大学で数Ⅲが必要ですので注意してください。
文理融合!情報系・総合系学部
最近の”トレンド”とも言える、情報系・総合系学部は、学問領域としては文理融合となるため、
文系からでも理系からでも受験できるような形式になっていることが多いです。
分野を横断した学部ということで、やりたいことがハッキリ決まっていない人にもおすすめな学部です!
意外とあり!経済学部
経済学部と言えば文系のイメージがあるかもしれませんが、
最近では多くの大学が理系型の受験方式を設けるなど、「理系の側面」がある学部です。
理系を選択してしまったけど、文系にも興味がある…という人にはおすすめな学部です!
結論:数Ⅲ無しはアリ
志望校次第ではⅢなしでもOK
数Ⅲ無しの理系でも戦える!
いろいろ見てきましたが、実は上記に挙げた学部は、
理系のメイン学部をすべて網羅していることにお気づきでしょうか…?
つまり、理系のどの学部であっても、
志望校次第では「数Ⅲ無し」でも戦えるのです!
「受験校や学部が絞られる」とは言うが…
学校の先生からは
「受験校や学部が絞られるから、数Ⅲはとりあえず取っておきなさい」
と言われることが多いと思います。
でもこれって、「受験校や学部が明確になっている」のであれば、意味がないんですよね。
自分の中でビジョンがハッキリしている人であれば、数Ⅲは削ってしまってもいいでしょう!
まだ学部を絞りたくない人は注意
数Ⅲありのほうが幅が広がるのは事実
ただし、数Ⅲありのほうが幅が広がるのは、まぎれもない事実です。
多くの理系学部で、国公立は数Ⅲが求められるため、
😣学部を絞り切れないけど、親からは国公立って言われてるし…
という人は、数Ⅲを受講しておいたほうが良いでしょう。
数学に抵抗感が無いならⅢ選択が無難
また、数Ⅲは理解するのに時間こそかかるものの、
解き方のパターンを知ってしまえば、そこまで難しくありません。
大学入学後を見据えても、数学に抵抗感がないのであれば、数Ⅲを選択しておいて損はないです。
数Ⅲあり/なしの受験のお悩みは武田塾渋谷校へ!
ここまで数Ⅲなしの理系受験について見てきました。
このブログを見てくれている人の中には
🤔具体的にはどんな大学を選べばいいんだろう?
😣学校では数Ⅲを選択しちゃったけど要らないかも!
😭逆に、数ⅢなしにしたけどやっぱりⅢが必要になっちゃった!
など、いろいろなお悩み・疑問を抱えている人もいるでしょう。
そんな方は、ぜひ武田塾渋谷校の無料受験相談にお越しください。
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