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早慶上理を筆頭とした有名私大もちろんのこと、都立大学(旧首都大学東京)など国公立大学、医学部医学科……
難関大への進学実績を数多く持つ全国有数の"成績が伸ばせる"校舎です。
突然ですが、
あなたは小論文、自信ありますか?
自信があるという人も無いという人も、必ずやってしまうのが「ミス」です。
今まで受験生たちの小論文をいろいろと見てきましたが、一度もミスなく書き上げてきた人は一人もいません!
ということで、今日は「医学部受験生が小論文でやりがちなミス」を紹介していきます。
やりがちなミス-表現編-
誤字脱字
漢字ミスは頻出
ほんとにびっくりするほど多いです!
特に漢字!
・似ている漢字("態"と"熊"など)
・漢字の送り仮名("受ける"⇒"受る"など)
・熟語の漢字の順番("経験"⇒"験経"など)
など、絶対どれか一つはミスしていると思ってください。
普段だったらしないミスも頻出
…"経験"⇒"験経"?無いでしょ!笑
って思いますよね。
焦るとなぜか間違えます。
必ず確認すること!
主語・述語のねじれ
意外とよくあるので注意
主語と述語が呼応していないことを「ねじれ」と呼びます。
✅私の将来の夢は、医師になることです。
これは普通。
✅私の夢は、医師になりたいです。
これはおかしいですよね。
このミスも頻出なので注意が必要です!
文が長くなるとねじれる傾向にある
上記のような短文だとすぐ気づくのですが、
文が長くなると主語に対応する述語が遠く離れてしまうので、ねじれてしまう傾向にあります。
もし一文が長くなってしまったら、その時点で主語と述語が呼応しているか確認することをおススメします。
一文が長い
長い文はミスの温床
前項でも少し述べましたが、一文が長くなると
・主語と述語がねじれる
・論理がぼやける
という問題が生じます。
ミスを防ぐためにも、一文を長くすることは避けましょう。
適切な長さは80字程度
どんなに長くても80文字程度が良いでしょう。
例えば、横書き25字×24行=600字の用紙であれば3行分くらいになります。
全て書き終わってから気付くと取り返しがつかないので、書いている最中に「長くなってきたな」と感じた時点で、文を作り直すのがベターです。
やりがちなミス-論理編-
論理が甘い
”ツッコめるか”で判断しよう
論理の甘さは自分だけでは気付きにくいものですが、
ツッコめるかどうか
で判断するとやりやすいです!
例を4つ見てみましょう。
パターン①根拠に乏しい
それって、根拠って言えなくない?とツッコミが入るような論述です。
<例> 私の地元である○○市には産婦人科が△件しかないため、産婦人科医が不足している。 |
これでは、△件という事実だけになってしまい、その件数が多いのか少ないのか、判断材料が足りません。
全国平均や周りの市区町村の数値といった比較対象を入れるなどして、自分の地域が「相対的に少ない」ということが言えなければいけません。
パターン②根拠と結論が一致しない
だからと言って、そうなるとは言えないよね?というツッコミです。
<例> 老人ホームをたくさん作れば、介護する家族の負担も減るはずだ。 |
確かに老人ホームをたくさん作り、そこにお年寄りが入居できれば家族の負担も減るかもしれません。
しかし、老人ホームに入りたくない/入れたくない方がいたらどうでしょう?
老人ホームを作ることと、介護者の負担を減らすことは必ずしも直結しません。
この手の論理展開は自分の主観が混じりがちなので注意が必要です。
パターン③「AだからA」になっている
根拠と結論が同じじゃない?というツッコミが入る論述です。
<例> 医療ミスは許されざることなので、医療ミスを起こしてはいけない。 |
医療ミスが「なぜ」許されないのか、を書かなければいけないのに述べられていないケースです。
これも気付かぬうちにやりがちなので注意しましょう。
パターン④論理の飛躍
なんか一段階飛ばしてない?というツッコミです。
<例> 医師が働きやすい環境を整備すれば、救える命も増える。 |
わかりやすくするためにかなり飛躍させました。
医師が働きやすい環境を整備することで、
1.長時間労働等による医療ミス、コミュニケーション不足が減り
2.医療の質が向上した結果として
救える命が増える
という論理展開のはずですが、1,2の部分を飛ばしてしまっているのでとてもわかりづらいです。
ここまで飛躍することは無いにしても、無意識にやってしまいがちなので、注意しましょう。
やりがちなミス-内容編-
求められてないことを書いちゃう
医療人にあるまじき意見を書くな
これは言われなくともわかると思いますが、
医学部入試の小論文なので、医療人にあるまじき思想・思考は書かないでください。
出生前判断、脳死判定、クローン技術などは、一方から見れば正しいが、他方から見ると間違っている、という難しいテーマです。
このような場合は、医師は中立的な立場から支援するべき、という書き方にすると良いでしょう。
奇抜な意見は必要ない
勘違いする人が多いのですが、小論文に奇抜な発想は一切必要ありません。
誰もが思いつく意見で良いのです。
誰もが思いつく意見を、あなた自身の言葉でわかりやすい論理の組み立てで述べられるか、を問われています。
創作物と違い、個性を主張するものではない、ということを頭に入れておきましょう。
問題に対する答えになってない
解決策を述べよ、という問題なのに、問題点や課題ばかりを書いて終わってしまう人がいます。
これでは、問いに対する答えを述べられていないので0点になってしまいます。
書き始める前に文章の構成を考え、何にどれくらいの文量を割くのか目途をつけてから書くようにしましょう。
小論文は何度も書いてスキルを磨け!
小論文は苦手です…という人も多いですが、何度も何度も書き直すことで必ず上達します。
また、小論文を書くことで
・頭の中が整理される
・論理的な思考力を養うことができる
というメリットもあります。
志望理由書や面接試験など役に立つ場面も多いので、めげずにトライしてみてください!
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