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【気になる】赤本と青本の違いって何?【難関大志望向け】

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渋谷校は東京大学・東京工業大医学部の講師をはじめ指導力あるスタッフが在籍し、
早慶上理を筆頭とした有名私大もちろんのこと、都立大学(旧首都大学東京)など国公立大学医学部医学科……
難関大への進学実績を数多く持つ全国有数の"成績が伸ばせる"校舎です。

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今日のテーマは「赤本と青本の違い」です。

「赤本」と言えば、受験生や大学受験を考えている人なら誰もがパッと思いつくでしょう。

そう、アレです!各大学の過去問集のことです!

一方、「青本」というのもあるのをご存知でしょうか?

すべての大学にあるわけではないので、知らない人もいるかもしれませんね。

 

今日は、赤本と青本の違いについて、解説していきます。

高1,2年生の方も知っておいて損はないのでぜひ読んでみてくださいね。

赤本と青本の違いとは

【疑問解決】赤本と青本の違いとは?使い方は違うの?

「赤本」とは

赤本は、教学社から毎年出版されている、各大学の過去問集のことです。

表紙が赤いので、「赤本」と呼ばれています。

本屋さんの参考書コーナーでズラッと並んでいると結構壮観ですよね…!笑

1954年に赤本シリーズを刊行開始、ということですので、もう70年近く愛されているシリーズなんですね!

赤本

 

日本全体の半数近くの大学数を網羅

一般的には、「過去問」と言えばこの本を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

旺文社が2019年に発表したデータによると、全国には774大学あるそうで、

赤本シリーズはこのうちの半数近く、371大学の過去問をカバーしています。

 

774大学の中には通信制や株式会社設立の学校、専門職大学も含まれていますので、

受験生の皆さんが進路として考えている大学はほぼ網羅されていると言っても過言ではないでしょう。

 

医学部や難関大学を目指す人向けのシリーズも人気

各大学の過去問をまとめたものが一般的ですが、

「赤本メディカル」シリーズや「難関校過去問」シリーズというものもあり、

医学部や難関大学を目指す受験生にとっては心強いラインナップとなっています。

 

赤本メディカルシリーズでは、

主に国公立大学の問題をまとめた「医学部の英語」「医学部の数学」、

主に私立大学の問題をまとめた「私立医大の英語」「私立医大の数学」や、

「医歯薬系の英単語」「医学部の小論文」「医学部の面接」など、

医学部だからこそ必要なものがまとまったものが多く出版されています

 

難関校過去問シリーズは、

別名○ヵ年シリーズとも呼ばれ(私だけ?)

「東大の理系数学27ヵ年」「東北大の英語15ヵ年」など、

特定大学・特定科目の過去問を10年以上分収録したものが揃っています

 

「青本」とは

青本は、駿台文庫から毎年出版されている、各大学の過去問集のことです。

表紙が青いので、「青本」と呼ばれています。

東北大学理系前期2021年度青本

 

難関大学の過去問をカバー

青本の大きな特徴として挙げられるのは、発行されている大学の数の少なさです。

国公立大学では、

  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 東京大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 京都大学
  • 九州大学
  • 東京工業大学
  • 一橋大学
  • 神戸大学

上記のいわゆる旧帝大・難関校と呼ばれる大学のみ刊行されています。

 

また私立大学では、

  • 早稲田大学
  • 慶応義塾大学

上記2大学のみ刊行されています。

 

ラインナップを見てわかる通り、難関校のみを揃えているのが特徴です。

 

過去問ではなく、実践模試演習もある

東大・京大・阪大・東工大・一橋大のみですが、各受験科目ごとに、実戦形式の模試も発売されています

過去問ではないので、全く見たことのない初見問題を使って、よりリアルな演習が可能です。

英語・数学のメイン科目だけではなく、理科や国語、地歴公民(※文系)など、その大学で必要な科目がすべて発売されているのもうれしいですよね。

難関大を目指してとにかく演習量を積みたい人にはうってつけのシリーズとなっています。

 

赤本と青本の違いとは?どんなふうに使えばいい?

違い①発売されている大学数

すでに述べましたが、発売されている大学数が圧倒的に違います。

青本はない、という大学がほとんどだと思いますので、多くの人は赤本を使っていくことになると思います。

 

違い②解説の手厚さ

赤本は、多くの大学で刊行されている分、解説者が誰なのかハッキリしておらず、かなり簡単な解説で終わってしまっていることも多々あります

英語はだいたい全訳は載っていますが、構文解釈や文法の解説はほぼないので、わからない部分は自分で調べなくてはいけません。

数学や理科なんかは、途中式や考え方のポイントが全然なくて、自分一人では全く理解できない、ということもよくありますね。

 

一方で青本は、駿台文庫から出版されているため、駿台予備校の講師陣による手厚い解説がついてます

分かりにくい部分や難しい問題も、きちんと理解しながら進めることができます。

難関校を目指す人にとってはめちゃくちゃありがたいですよね。

 

違い③収録年数

これは赤本のほうが多い、青本のほうが多い、というわけではないのですが、

赤本は大体直近2~6ヵ年分

青本は大体直近3~5ヵ年分

を収録していることが多いです。

どちらも、難関大ほど収録年数は多い傾向にあります。

 

赤本は、リサイクルショップやフリマアプリなどに多く出回っていますので、収録年数が少なくても、去年・おととし、それより前の赤本を簡単に入手できます

青本は、そもそも需要が限られていることもあり、そこまで出回っていないので、過年度分をよりたくさんゲットするのはちょっと難しいかもしれません

 

使い方は赤本と青本で違うの?

使い方は、どちらも同じです。

過去問ですので「その大学がどんな問題をどんなふうに出してくるのか?」という参考にするわけです。

赤本や青本をやったから成績が上がるとか、点が取れるようになる、とか、そういうものでは決してありません。

赤本や青本をやっただけで満足する人がいますが、気を付けてくださいね!

 

基本的には、時間通りに解いてみて、足りない部分を分析し、その部分を参考書や問題集等で補強する、という流れになります。

 

まとめ:基本的には「赤本」難関大は「青本」のほうがやりやすいかも?

青本だと大学が限られるので、基本的には皆さん赤本をやると思います

難関大を目指す人で、赤本も青本もどっちもある、という人は、

解説の厚さで選べば青本のほうが取り組みやすいでしょう。

いったん青本で過去問に取り組んでから、

赤本の古い年度のものや○ヵ年シリーズで、ある科目だけ補強する、なんていう使い方もできます。

ぜひ自分にピッタリ合った使い方を見つけてください!

 

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