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【受験生必見】青山学院大学入試対策~入試改革で何が変わった?~

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こんにちは!武田塾渋谷校講師の杉山です。

今年は新型コロナウイルスの影響で生活環境がガラッと変わった年だったと思いますが、今年の「変化」といえば、受験生の皆さんにとってはコロナウイルスだけではなかったですよね?

・・・そう、入試制度改革です

一番大きな改革としては、やはりセンター試験が形式を変え共通テストとなったことが挙げられると思いますが、その他にも、文科省の要請に従って今年から様々な大学が入試の形式を変えています。

私大を受験する方の多くが目指すであろう「GMARCH」も同様で、外部の英語資格を利用した方式や、共通テストの受験が必須となっている方式など、新たな方式が続々と登場しています。

そこで今回のブログでは、GMARCHの中でも「青山学院大学」に絞って、今年の入試対策はどのようにすればいいのかをお伝えしていきたいと思います。

 

青山学院大学の今年の入試方式

まずは、具体的にどのような入試方式になったのかを紹介します。

 

今年の青学の一般入試方式は、

1・共通テスト利用

2・全学部日程

3・個別学部日程

まずはこの3つに分けられます。

 

1は共通テストの点数だけで合否を決めるもの(いわゆるセンター利用ですね)、

2は全ての学部の受験生が同じ日に同じ問題を解いて(勿論科目は異なりますが)合否を決めるものです。

 

前者は早慶志望・国立志望の人が併願に使うというのもあり、ボーダーが3科目で90%前後とかなり高いです。また、後者は募集人数が少なく、さらに例年だと問題の難易度が個別日程よりも易しいので、高得点勝負になりがちです。

以上のことから、今までの青学入試だと3の「個別学部日程」を本命にして受験する人が多かったのではないかなと思います。

 

 

ですが、その「個別学部日程」が、改革によって今年からさらに以下の3つに分かれることとなりました。

1・独自問題のみで受験する方式

2・大学入学共通テストと独自問題の組み合わせで受験する方式

3・大学入学共通テストと独自問題に加えて、英語資格・検定試験を用いて受験する方式

1の「独自問題のみで受験できる方式」があるなら、それを受ければ実質去年までと変わらないじゃん!と思った方もいるかと思います。ですが、上記3つの方式には、それぞれ「その方式で受験できる学部」が定められています

 

それをここにまとめると・・

1・独自問題のみで受験する方式  → 文学部英文学科・経済学部・理工学部

 

2・大学入学共通テストと独自問題の組み合わせで受験する方式 → 文学部・教育人間科学部・法学部・経営学部・国際政治経済学部・総合文化政策学部・理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部

 

3・大学入学共通テストと独自問題に加えて、英語資格・検定試験を用いて受験する方式 → 国際政治経済学部(国際政治学科・国際コミュニケーション学科)・総合文化政策学部総合文化政策学科

みていただければ分かる通り、大半の学部学科は、個別日程だと2の「大学入学共通テストと独自問題の組み合わせで受験する方式」でしか受験できない事になっているのです。

 

 

 

今年初登場の「独自問題」とは?

ではこの「大学入学共通テストと独自問題の組み合わせ」とは具体的に何なのかを見ていくことにしましょう。

 

配点などの細かいところは学部・学科により変わりますが、「組み合わせ」の内容は、文系学部だと

「共通テスト3科目(英・国・地歴or数)+独自問題1つ」

のケースが多いです。

そして殆どの学部学科だと、共通テスト3科目合計点:独自問題の点数比が1~1.5:1の配点になっています。

 

 

この「独自問題」とは、学部学科により大きく異なります。

 

例えば、

・文学部日本文学科の独自問題→国語

・文学部史学科の独自問題→地理歴史

・経営学部の個別問題→英語

のように、他大学の受験にもおそらく皆さん使うであろう一般的な科目「英・国・地歴」で独自問題が課される学科もあります。

 

 

ただ、その逆に

・文学部仏文学科の独自問題→総合問題(国語メイン)

・法学部の独自問題→総合問題(国語ベースだが法や政治経済等の高校レベルの基礎知識を含む)

・教育人間科学部の独自問題→小論文

・国際政治経済学部の独自問題→学科ごとに英語論述や総合問題

といったように、特殊な形式での出題となっている学部学科もかなり多いです。

 

サンプル問題が各学部学科で公開されているので、受験を考えている人は是非見ておいてください!

→ https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/2021_exam_kobetsu_list.html

 

 

 

独自問題の対策はどうすべき?

ここまでで大まかに方式変化や独自問題の内容は掴むことができたと思いますが、とはいえどのように対策をすればいいのかはわからないままですよね。

個別入試を受けたいと思っている受験生は、どう対策をしていけばよいのでしょうか??

 

正直、サンプル1つしか公開されていない状況で過去問もないので、個別具体的な対策をしっかりと取ることはほぼほぼ不可能であると言えます。

 

ただ、流石に完全無対策というのも心もとないですよね。そんな中で、対策としてまず優先的にやるべきことは

一度サンプルを見て解いてみて、かつ、同じページに公開されている出題意図を熟読し、必要とされるであろう一般科目の力を掴む

(例えば法学部A方式の総合問題のサンプルを見ると、国語の現代文・漢字・要約の力が前提となっていることが分かります。)

必要とされる一般科目の力を伸ばすことで総合問題への対策を行う

(同じく法学部A方式を例に挙げると、青学の過去問での現代文の演習量を増やしたり、要約問題が出題されている過去問や参考書に取り組んだり・・・という対策です。)

・・・ということだと思います。更にこの方法は、あくまで一般科目の力を伸ばす対策なので、併願校の受験にも間接的に活かすことができます

効率的に学習を進めていきましょう!

 

 

次に、独自問題が「小論文」や「論述」とされている学部学科についてです。

小論文は、形式は大学ごとに違うとはいえど、今までも毎年出題してきている大学が一定数あります。例えば慶應義塾大学の文系学部や、早稲田のスポーツ科学部が有名ですが・・・

実は、去年までの青山学院大学も、一部の学部学科の個別B方式で小論文を出題していたんです!

 

ここで、去年までも小論文の出題があった学部学科と、今年小論文or論述の独自問題が課される学部学科を比較してみましょう。

 

去年までも小論文の出題があった学部学科

地球社会共生学部・総合文化政策学部・コミュニティ人間科学部・文学部仏文学科(すべて個別B方式)

 

今年「小論文」もしくは「論述」の独自問題がある学部学科

地球社会共生学部・総合文化政策学部・コミュニティ人間科学・文学部仏文学科・文学部比較芸術学科・教育人間科学部

見ていただければ分かる通り、

今年「小論文」もしくは「論述」の独自問題がある学部学科のうちほとんどが、去年までも個別B日程においては小論文を出題しています。

 

コレが何を意味するかというと、「過去問がある」ということです。

 

とはいえ形式を変えてしまっている学部もあるかもしれないので、その過去問と今回のサンプル問題を、難易度や形式という観点からじっくりと照らし合わせて、「似ているなあ」と思えたら取り組む、という形がいいと思います。

 

具体的な小論文の書き方については、下の過去ブログを参考にしてみてください!

→ https://www.takeda.tv/shibuya/blog/post-170821/

 

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独自問題には過去問がなく、具体的対策ができないということでかなり不安になる人も多いとは思いますが、その条件は全受験生同じです。

コツコツと基礎力を増やし、時間的に余裕があれば、追加知識(例えば先程例に挙げた法学部A方式の総合問題なら、法学や政治経済のちょっとした知識)に触れてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

全学部の対策はどうすべき?

今年の入試改革の要ではないので簡略な説明とはなりますが、最後に全学部入試についてお伝えしていきます。

 

青学全学部入試の特徴といえば、ずばり

 

①出題の難易度が個別日程より易しい

②募集人数が個別日程と比べて少ない

③日程が比較的早い

 

この3つが大きな特徴です。順を追って説明していきます。

 

 

①問題の難易度が個別日程より易しい/②募集人数が個別日程と比べて少ない

表題の通り、去年までの過去問を見る限りは、個別日程の問題より難易度が易しめに設定されています。出題問題の内容的な難易度が比較的低いのみならず、形式からみても、すべての問題がマーク式で出題されており記述が一切ありません。

その一方で、募集人数がかなり少なく、個別日程の募集人数に比べると、どの学部学科も約10%前後の数になっています。

 

以上のことが表すのは、「全学部日程は、高得点勝負になりやすい日程である」ということです。

全学部日程は、その実施日程が早慶の入試日程と被らないため、早慶を受ける人が併願するケースもかなり多いです。しかも上述したとおり問題が比較的易しい・・・

となると、必然的に合格最低点がかなり上がることになります。

 

実際に、ほとんどの学部の個別日程の合格最低点は60%台に収まっていますが、全学部日程になると70%台後半、特に人気学部だと80%台になっている年ばかりです。

 

問題数も多くはないので1問あたりの配点も決して少なくなく、1つのミスが致命傷になる・・なんてケースも考えられます。

よって、今の時期から過去問対策を徹底的に行い、ミスを減らしていく必要があります!!

 

 

 

③日程が比較的早い

個別日程が2月中旬~下旬で行われるのに対して、全学部日程は上旬(今年は2月7日)に行われています!

合格発表も2月13日と比較的早く、すべての試験が終わる前に合格発表、という形になる人も多いんじゃないかと思います。

 

・序盤の、まだ試験に慣れきってはいない段階で実施される(人によっては最初の試験、なんてことも)

・ほとんどの場合、本命の試験が終わっていない段階で合格発表がある

 

このような点で、全学部日程はメンタルに大きく左右されたり、逆にその後のメンタルに大きな影響を及ぼしたりする試験だと言えます。

過去問を解く際に本番と全く同じ時間で解いてみたり、机のものを完全に全てしまってやってみたり・・・と、本番を意識した演習をしておくのがおすすめです!

 

 

 

最後に

今年は個別日程の方式が大きく変化していますが、全学部日程だと従来通りの受験ができるため、入試戦略を早く建てるのが重要になってきます。

 

個別日程・全学部日程のどちらを受けるのか、もしくはどちらとも受けるのかを早めに決めておいて、そして

・全学部日程を受ける→過去問があるのでそれを用いて対策をする

・個別日程を受ける→共通テスト対策に並行して、上記独自問題の対策をする

・どちらも受ける→どちらの対策も行いつつ、どちらが自分にあっているか(どちらの方式ならより受かりやすそうか)を考える

といったような、自分の出願形式に沿った対策を速いうちに始められるといいでしょう。

 

つまり、自分の志望の学部学科の試験形式がどのような形になっているのか、また、日程や形式が複数ある場合は自分がどこに出願するのか(日程的にも、形式との相性的にも)をしっかり決めて確認しておくことが大事です。

 

12月になり、受験本番まで残り短くなってきました。今年は色々と新しいことが多く大変だと思いますが、よく考えて自分の納得行くように志望校・受験日程決めを行いましょう!武田塾講師一同、応援しています!

 

 

 

 

 

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