こんにちは、武田塾新発田校です!
大学に進学したいと考えている人の中で、教員の道に進みたいと考えている人も多いかと思います。
学校の先生になりたいからと言って必ず教育学部に進まなければならないということはありません。
文学部からでも経済学部からでも教員免許を取得することが出来ます。
そこで今回は、教育学部から教員免許を取得する場合と他の学部から取得する場合の
メリット・デメリットを紹介していきたいと思います!
教育学部に進学した場合
教育学部は「教育学」を専門に学ぶ学部です。
子どもの身体の発達や心理的な発達を学んでいきます。
また、教育の歴史や教育業界の社会問題についても学んでいきます。
メリット
必修科目の中に免許授与
必修科目の単位を全て取得することで教員免許が授与されます。
大学は卒業に必要な単位が各学部学科ごとに定められています。
教育学部ではその必修単位を全て取得してしまえば教員免許が授与されるという仕組みになっています。
他の授業を取りながら教職単位を取得するのは時間的にも体力的にも負担が大きいので
必修鴨になっているのはメリットと言えると思います。
教育実習がはやめ
学校によっての違いはありますが、3年次から実習に行くことが出来る大学もあります。
4年次に実習が入ってしまうと、就職活動とかぶってしまい忙しいです。
基本的に3年後半から4年前半にかけて就職活動を行う人が多いと思います。
3年生のうちに教育実習に行けるのは今後の就職活動でも負担が減りそうです。
教員採用試験対策
教員免許を取得しても教員採用試験を突破しなければ学校の先生にはなれません!
教育学部では採用試験の対策をカリキュラムに組んでいることが多いです。
適正問題や時事問題などがあるそうなのでカリキュラムに対策講座があるのは非常に助かります。
デメリット
深く専門分野を学べない
教育学を学べるというメリットはありますが、数学や化学、国語などのそれぞれの分野について
深く学ぶことが出来ないのがデメリットの一つだと思います。
特に数学や理科などの理系科目は専門的知識が必要になってくる分野は
深く学んだ人の方が知識量があるため学生に教えやすいかもしれませんね。
選択肢が狭い
卒業後の進路を考えたとき、教育分野への就職に幅が狭まってしまうかもしれません。
もちろん、全く他の分野に就職することもできます。
しかし、教育学を専門に学んできたため、
学んだことを発揮するには教育分野以外だと難しいというデメリットがあります。
他学部に進学した場合
メリット
専門分野について深く学べる
経済学部なら社会系、理系学部なら数学や化学、
文学部なら古典や現代文の教員免許を取得することが出来ます。
教育学部で幅広く学ぶよりも一つのことを専門に学んで専門性を高められるのは
他学部に進学するメリットかもしれません。
しかし、注意して欲しいのは教員免許を取得できる課程があるかです。
すべての大学にあるわけではありません。対応しているかを調べてから志望校に設定するようにしましょう。
幅が広い
教育分野以外への就職が可能です。
今まで学んできた専門的知識を活かして就職することが出来ます。
大学で学んでいくうちに将来のやりたいことが変わってくるかもしれません。
そんな時に進路を変えてもあまり困らないのが他学部から教員免許を取得するメリットとも言えます。
デメリット
単位数が増える
自分の学科の必修科目の単位にプラスして教職単位を取得する必要があります。
もともと必修科目の単位をとることで教員免許を取得できる教育学部と比べて
負担は大きくなってしまうというのが最大のデメリットだと思います。
教育実習が就職活動と被る
4年次から教育実習に参加することになります。
4年次の前期と言えば就職活動が一番盛んにおこなわれる期間なんです。
そこに教育実習や準備が加わってくるのは、本当に忙しいです。
私も教育実習ではないですが、就職活動と実習を同時に行いましたが、焦りがすごかったです…
今回のまとめ
今回は教員免許を取得する際の教育学部と他学部のメリット・デメリットを紹介しました。
専門性を高めた教員になりたい場合や教員のほかにもなりたいものがあるという人はそれぞれの学部に進学して教員免許を取得すると良いと思います。
教育学を学んで、子どもの発達や教育に関することを深く学んでいきたい人は教育学部に進学すると良いと思います。
色々デメリットやメリットを書きましたが、4年間学んでいけるかどうかです。自分に合った方に進むようにしましょう。