こんにちは、武田塾新発田校です!!
今回は、看護学生の1年目の最初の半年で習うことについてです。そして、Part1です!
今の看護学を学ぶ1年生は4月に入学して半年が過ぎます!
この6か月でどんな授業したのか、紹介します!!
私自身、現在看護学生1年目です!
看護師を目指し、勉強を頑張っている高校生の皆さんのモチベーションアップに繋がれば嬉しいです!!
また、学校によってカリキュラムが異なったり、学校独自の取り組みがあったりしますが、3年ないしは4年かけて習うことに変わりはないので、ぜひ参考にしてみてください!!
私はこの半年でたくさんの科目を学習してきました。
今回紹介するにあたって、教養科目、専門科目、実技科目別に紹介します!
教養科目
教養科目では看護師国家資格取得のための試験には必要ありませんが、看護師として働く時に活きてくるような科目を学習します!
以下の科目があげられます!!
英語
中学・高校と習ってきたので、また!?と思われるかもしれません。
しかし、看護で必要となる英語なので、中学・高校で習う英語とは違い、医療英語がメインになります!!
例えば、英単語では簡単なものでeye(目)、nose(鼻)、lung(肺)、難しいものでanesthesiology(麻酔科)、hyperlipidemia(高脂血症)などです。
また英文では、「What seems to be problem?」(どうかなさいましたか)や「Please roll up your sleeve」(袖をまくってください※採血の場面)などです!!
聞いたことがあるようなものから難しいと思うものまであります!
医療英語の特徴で、単語に「‐ology」が付くと(〇〇科)という意味だったり、「anti-」が付くと(抗・反〇〇)という意味だったりと、規則性があります!!
規則性を見つけると簡単と思う人もいるかもしれません!!
情報
情報の勉強は高校で習うようなWord、Excelの学習をします。
私が通っている学校ではほとんどがパソコンを使ったレポート書きでした。
例えば、Excelを使って”アルビレックス新潟の選手の身長”のデータを使って統計処理をし、表や図を作成し、Wordにまとめます。
データが身長だったり、体重だったりと身体のことということで、看護に関係したものを扱って学習しました。
看護師になったら、パソコンを使って患者の情報を共有します。
学生のうちからパソコンに慣れておくためには、大切な授業かと思います。
物理学
物理と聞くと難しいと思う人は多くいるのではないでしょうか。
看護師になったら計算もしないだろうし必要ではないだろうと思う人がいるかもしれませんが、看護師の仕事には物理学の知識がとても役に立ちます!
例えば、ベッドの中心に仰向けに寝ている患者を寝たまま、右側に移動させたい時、物理学で学んだことが活きてきます。
実際に学習したことは「看護師は足を肩幅よりやや広くして立ち、片方の足を前に出し、移動させるときは腰を曲げるのではなく膝を曲げ、重心を低くすることで看護師の負担を減らし、簡単に実施できる」ということです。
さらに”支持基底面”や”重心線”といった言葉も習います。
看護師は仕事柄、腰を痛めやすいです。
私自身、演習(実技の練習)をしてみて、腰の負担を減らす方法を知らないとすぐに痛めてしまうと感じました。
看護師の負担を減らし、かつ患者に苦痛を与えない方法など物理学の視点から学ぶことで、何気なく見る看護師の仕事も理解が深まります!!
高校の物理学と違って、身近な現象が例としてあげられているので物理が嫌いな人も分かりやすいです!
保健体育
高校を卒業しても体育の授業があります!!
私はバトミントンを選びました。
学生間でどのようにやるか話し、計画を立て、バドミントンを行いました!
体育が苦手な人でも学生間で話し合いながら進めていくため、取り組みやすいかと思います。
座学の授業は楽しい場面もありますが、やはり高校の時と比べると1コマの授業時間が長いのでストレスが溜まってしまいます。
そのストレスを楽しい体育の時間で発散出来ました!!
地域と社会
地域と社会では、バリアフリーなどの環境のことや出生率などの社会の様子、病院の環境の歴史などを学びました。
一番記憶にあるのはバリアフリーについての授業です。
私たちの周りにはたくさんのバリアフリーがあります!
しかし、ただ見かけだけのもあるそうです。
例えば、トイレには手すりがよくありますが、そもそもトイレの個室のドアが車いすの幅より狭ければ、車いすを利用している人は入ることが出来ず、手すりがあっても車いすに座ったままだと手すりに手が届かないそうです。
以前と比べると、バリアフリーやユニバーサルデザインのものを見かける機会が増えたかと思いますが、まだ十分ではないことが分かると思います。
このように環境や福祉、社会ではどのようなことが起きているのか学びます。
人間生成論
人間生成論ってなんだ?とシラバスを見たときに思いました。
皆さんもなかなか想像することは難しいと思います。
この科目では人間持っている能力、自然と身についた物事の考え方を学び、”障がい”の理解を深めました。
※教授が障がいについて研究している方だったので、私が受けた授業は障がいに焦点が当てられましたが、他の学校の教授は全く違うものもあるので注意してください。
この科目の講義では、障がい者の考え方や見え方、感じ方、聞こえ方の違いを肌で感じながら授業していきます。
また、教授がこれまで出会った障がい者のエピソードを聞きました。
この授業が始まる前は障がい者はあれもこれもできなくてかわいそうと悲観的に思ったり、違う考えを持っていそうと思ったりしていましたが、全くそんなことはないと感じました。
障がい者は何でもかんでもできないわけじゃないということ、障がいの名前は同じでも一人一人個性があるということ、まだ社会が障がい者を受け入れる環境に完全になっていないということなど様々なことを学びました。
ちなみにこの半年間にあった授業の中で一番面白かったです!!
おわりに
いかがだったでしょうか。
必要なさそうと思った教科でも、意外と看護をはじめ、医療現場で働く上で関係してきます。
次回は専門科目についてです。
専門科目は必ず、看護師として働く上で必要になってきます。
例えば、基礎看護学技術Ⅰという教科では手の洗い方や血圧の測り方など実践で使う技能を座学で学びます。
ぜひ次回も参考にしてもらえたら嬉しいです!