こんにちは!武田塾新発田校です!!
皆さんは農学に興味はありますか?実は農学って皆さんが想像しているよりも奥深い学問なんですよ!!
今回はそんな農学を学ぶ農学部を詳しく紹介してみます!!
農学とは
農学とは農業・林業・水産業・畜産業などに関わる、応用的な学問で、農産物の栽培・育種、生産技術の向上、生産物の加工技術などや、生産に関わる社会的な原理、環境の保全など、第一次産業に関わる幅広い事柄を研究し、産業の改良と発展を目指します。広義の自然科学に属し、化学、生物学、地学などを基礎としますが、社会科学も基盤の一部を成しています。(Wikipedia参照)
新潟県の国立大学である新潟大学にも農学部が開設してあります。新潟大学は1年次に全員が農学科として農学の基礎について学び、2年次から・応用生命科学プログラム・食品科学プログラム・生物資源科学プログラム・流域環境学プログラム・フィールド化学人材育成プログラムの5つのプログラムに分かれて学習します。この5つのプログラムについて少し紹介します!
応用生命科学プログラム
応用生命科学とは、微生物、植物、動物等を研究対象として、遺伝子、タンパク質、生理活性物質等、生体分子および細胞の構造/機能、生物のしくみについて先端機器を使った高度な化学分析やバイオテクノロジー、ゲノムサイエンスの手法を駆使した研究を行い、これを応用して新しい機能物質の生産や生物機能の改変を行う学問です。
応用生命科学プログラムに所属すると・食品衛生管理者・食品衛生監視者・危険物取扱者甲種・高等学校教諭一種免許状(農業)が取得可能となります。
就職先は食品系だけでなく製薬会社や酒造会社、公務員など幅広く選択できます。
食品科学プログラム
「食品」の栄養価、化学的特性、美味しさや健康、その評価法に関する基礎を学びます。食品成分の化学的基礎から食品の開発・製造・販売まで食に関する幅広い分野を学び食の専門家を育成します。
食品科学プログラムに所属すると・食品衛生管理者・食品衛生監視者・危険物取扱者甲種・高等学校教諭一種免許状(農業)が取得可能となります。
就職先は食品会社が多く、味の素冷凍食品や伊藤ハムなどの企業や、全国農業協同組合連合会などの法人・団体にも就職することができます。
生物資源科学プログラム
生物資源科学プログラムは食品・資源経済学分野、植物資源科学分野、動物資源科学分野の3つに分かれています。動植物の遺伝子から個体を取り巻く環境までを理解し、生物資源の利活用におけるバイオテクノロジーや先進的技術の開発と応用に挑戦する意思を持ち、さらに国際的視点を持ちながら食料生産や農山村地域の持続的発展に取り組んでいます。
生物資源科学プログラムに所属すると・高等学校教諭一種免許状(農業)・家畜人工授精師(牛)が取得可能となります。
就職先は種苗会社や食品系企業、農林水産省などの公務員などがあります。
流域環境学プログラム
流域環境学プログラムは持続的な森林管理と生態系の保全、食料生産の基盤整備、および情報ネットワークの活用に関する幅広い専門知識と技術を学修します。河川上流の森林地帯から中山間地を経て下流の平野部に至る流域を対象とし、地域の自然環境と調和した持続的な農林業の生産活動を行います。
流域環境学プログラムに所属すると・樹木医補・自然再生士補・森林情報士2級・GIS学術士・高等学校教諭一種免許状(農業)が取得でき、また取得しやすい資格として・2級ビオトープ管理士というものがあります。
就職先は農林水産省や林野庁、関東農政局といった公務員系や、興和、ヤンマーアグリジャパン、JTなどの一般企業など様々なところに就職しています。
フィールド化学人材育成プログラム
フィールド化学人材育成プログラムとは理学部と農学部の教員が協働で講義や実習を担当する新しい学部横断型プログラムで、豊富な科目群の学修やフィールドでの実習体験を通して、野外の様々な場面での問題解決に必要な科学的知識と実践的な技術を身につけます。
フィールド化学人材育成プログラムに所属すると・樹木医補・自然再生士補・森林情報士2級・GIS学術士・高等学校教諭一種免許状(農業)が取得でき、また取得しやすい資格として・2級ビオトープ管理士というものがあります。
就職先は他のプログラムではあまり見られないエコツアーガイド、山岳ガイド、学芸員(博物館・植物園)や、国土地理院、防災科学研究所、国際協力機構(JICA)などの公務員があげられます。
農学部に向いている人とは?
「食」「生命」「環境」などのキーワードに興味がある人
農学とは環境保全や、微生物などの生命や栄養学などの食の力を通して社会に貢献する学問となります。これからの社会にとって極めて重大な「食糧問題」と「環境問題」、それを様々な角度から考えていくため、この3つのキーワードに興味があるとより集中して学ぶことができるでしょう。
理系だけど女子が多い学部に行きたい人
理系学部と言えば男子が多いイメージがありませんか?農学部は男女比率が5:5なことが多いです。
そのため理系だけど男女比率が気になる人にはおススメです。
実験もフィールド実習もしたい人
農学部はフィールド実習で採取したものを使って実験・研究する方法があります。
例えば、トマトの研究をしている人はトマトをまず農場で育てます。
その後、実験室でトマトからDNAを抽出して、有用な遺伝子を探す研究があります。
そのためどちらもやってみたい人にはおススメの学部です。
今回のまとめ
今回農学部につて理解を深めることはできましたか?また、興味はわきましたか?
食や環境だけでなく、青いバラを作ったり、香水を作ったりするのも実は農学部なんですよ!!
そう考えると広く深い学びの分野なのではないでしょうか?
今後も自分の興味のある学部を積極的に調べましょう!!