こんにちは、武田塾新発田校です!
皆さんは英語に関する資格試験はどのくらい知っていますか。
英検やTOEIC、TOEFLなどいろいろな種類がありますが、その中でも国連英検というテストを知っていますか。
今回はこの国連英検がどんな試験なのかを皆さんに紹介したいと思います。
国連英検ってどんな検定?
英検やTOEICなどに比べるとそこまで有名ではないため知らないひとも結構多いのではないでしょうか。
国連英検は将来国際社会で活躍したいという方に対しておすすめできる試験ですので是非ご覧ください。
国連英検を詳しく紹介
国連英検の正式名所について知っている人はいますか?
正式名所は国際連合公用語英語検定試験といいます。1981年から続いている歴史ある試験なんです。
「真の国際人へのパスポート」をキャッチフレーズに掲げています。
また、国連の理念である「国際協力」「国際理解」をコンセプトにしています。
レベルは中学生の範囲から存在します。
名前に英検とついていますが、皆さんがよく知っている一般的な英検の試験とは関係ありません。
レベルは6段階
国連英検は6つの級に分けられているため自分に合った級に挑戦してください。
英検は5級から1級の7つの級に分けられていますが、国連英検の級は先ほど言ったように6つあり、
主に中学生から大学生を対象としているB級、C級、D級、E級のスキルレベルアップといわれる部分と
社会人を対象とした高い英語力が問われる特A級、A級のプロフェッショナルレベルに分けられています。
C級まではありませんがB級からからは作文の問題も出ます。さらにA級からは面接なんかも行われるようになるんです。
それぞれの急についての試験の難易度を細かくまとめました。
特A級 | 高い英語力があり国際社会に対しての自分の意見を自由に述べることが出来る |
A級 | 英語の記事や小説を短時間で理解でき、自分の考えを英文で論理的に表現できる |
B級 | 比較的な優しい記事を読むことが出来、日常生活で自由に意思を伝えることが出来る |
C級 | 高校卒業程度の基本的な英語能力がある |
D級 | 高校1、2年生レベルの文法が分かる |
E級 | 中学卒業程度の簡単な英語能力がある |
主にこのような分けられ方をしています。
B級からE級はリスニングのウエイトが高いんです。
共通テストでもリスニングの配点は意外と大きいのでこの検定の勉強でリスニングの練習をしておくのもいいかもしれませんね。
A級からは面接試験もあってネイティブ試験管という方と国際時事問題について討論を行います。
A級の上は特A級ですが、この特A級はネイティブ試験管だけではなく、元外務省大使などの外交官実務の経験者や国際関係の研究を行う大学の教授たちが試験管に加わってA級試験よりもより深い議論を行います。
国連英検の特徴!
国連英検は他の試験と異なる部分がいくつかあるので紹介します。
特に国際社会に関する問題があったり、難易度が高いのが特徴です。
出題されるテーマ
国連英検という試験は国際社会で活躍する人材に向けた試験ですので、
出題される問題も国際問題だったり人権や今の世界情勢に関している問題が多いです。
現に特A級に合格した方々は二次試験の面接で関心のある国連専門機関はどこか、気候変動、人権、難民、新型コロナウイルスなどの地球環境、時事などのことを話のトピックに挙げています。
1つの話題だけではなくいくつもの題を面接官と話しているようです。
さらに、この試験はコミュニケーション能力を重視しているため、
これらの問題に対して自分の考えを論理的に述べなければいけません。ここがこの試験の最大の特徴です。
そのため、ただ単に英語の力があるだけでは受けることはできません。
英語の力に加えて国際社会の知識が必要です。もちろん、国連についての知識も必要です。
指定のテキストとして「わかりやすい国連の活動と世界」というものがあります。
受験の際には、指定のテキストなどでこれらの知識をしっかり身につけておくことが重要です。
難易度が高い
国連英検は他の英語に関する資格試験である英検やTOEICに比べて難易度が高いと言われています。
各級に合格した人のTOEICスコアの平均点を示します。
・特A級…約968点
・A級…約919点
・B級…約753点
・C級…約561点
C級は高校卒業レベルなのでしっかり理解できていれば在学中でも取得することが出来ます。
しかし、B級からはグッと難易度が上がります。また、特A級ではTOEICの点数がほぼ満点の人たちが合格しています。
理由は英語以外の知識を問われてしまうところにあると考えられます。
国際社会や国連についての知識が必要ですので英語の能力だけではダメなんです。
リスニングやライティングの技術までしっかりと身に付けて、さらに国連に関する知識も身に付けるというのは簡単ではありません。
ここからこの国連英検は国内での英語の試験の中でトップクラスの難易度を誇っている試験といえますね。
難易度を見てみましょう。
この問題は2021年度の第2回の試験にて出題された作文の問題です。
Why and how must the working lives of women be improved for the wold to recover from the COVID-19 pandemic?
直訳してみると「COVID-19の大流行から世界が立ち直るためには、なぜ、そしてどのように女性の労働生活を改善しなければならないのでしょうか?」となります。
女性の労働生活とコロナについて考えなければならないんですよね…
そしてこれを文字にしなければなりません。
どうやって言葉をつなぐのかなどとても難しい試験なのがこの問題から見てもわかりますよね。
英検・TOEICとの違い
英検やTOEICとの最大の違い出題傾向です。
TOEICはビジネスに関するものが多いですが、国連英検は国際社会が関連しているテーマの問題が多いです。
また、TOEICは合否などがありません。スコアが結果として返ってくるだけですよね。
国連英検は点数とその級が合格であったかどうかの合否判定もかえってきます。
国連英検を受けるメリット
国連英検を受験するメリットはいくつかあります。
英検やTOEICと同じで、取得することで大学入試などで役立つことがあります。
ただし、TOEICはビジネス、国連英検は国際社会ですので少し違う側面があるかもしれません。
1.大学入試で有利
C級以上を取得出来ていると、英検などと同様に入試で役立つ可能性があります。
入試で役立つことはあるもののすべての大学で国連英検が加点されるというわけではありません。
現状は英検やTOEICの方が多くの大学で有利になりますしTOEICは就職の際にもいきてきます
そのため、基本は英検などを受験することを勧めます。そして、余裕があれば国連英検を受けても良いと思います。
2.大学で単位認定
国連英検は入試以外でも役立つんです。
例えば、大学在学中に取得することで単位認定されたことがあったり、警視庁の採用試験でも利用されたりします。
他にも様々な採用試験などで役に立つことがあります。
特に将来、外交官などになって国際社会で働きたいと考えている方は取得しておくと良いかもしれません。
3.国際的な能力が身につく
既に何度も紹介した通り、国連英検の特徴は
1.国際社会がテーマになる
2.コミュニケーション能力が重視される
の2点です。
海外の方との仕事が多いものであればこの資格はかなり役立つかと思います。
国連で働いてみたいと考えている人にはひじ用におすすめしますよ。
国連に関する知識と英語の能力がみにつくので自分のスキルアップには非常に良い試験だと思います。
ちなみに2022年度の国連英検の日程は
1回目
1次試験…2022年5月29日(日)
2次試験…2022年7月10日(日)
申込期間…2022年3月1日(火)~4月21日(木)
2回目
1次試験…2022年10月23日(日)
2次試験…2022年12月11日(日)
申込期間…2022年8月1日(月)~9月22日(木)
です。
今回のまとめ
国連英検の正式名所は国際連合公用語検定試験という名前です。
将来、国際社会で働きたい人にはおすすめです。
中学卒業程度のレベルからの級もあるため誰でも受けることが出来ます。
難しい試験ではありますが非常に有意義な試験ですので気になる方は是非!
もし、これらをご覧いただいた場合でも勉強に不安のある方は、一度武田塾へお越しください。
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