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【古典の成績が伸び悩んでいる受験生!】古典入試問題のコツをお伝えします!

こんにちは!武田塾 千里中央校です⭐

 

共通テストや一般入試が間近に迫ってきていますね。

しかし、入試問題の解き方をいまいち把握できていないという受験生もいるかもしれませんね。

そこで、今回のテーマは「古典入試問題のコツ」です。

古典入試問題のコツについて細かく紹介していきます!

今年受験のみなさんも、来年以降受験をする皆さんもぜひ最後までご覧ください!

 

はじめに

 本稿では「古典入試問題のコツ」を単語・文法・読解の三テーマに分けて解説を行います。

 その他、時間配分などについても解説していきます。

 

単語

 前提として単語の意味は必ず覚えましょう!特に動詞などの一文の中で意味を理解するのに重要な単語を覚えることは必須中の必須です。

 そうして単語の意味を覚える中で注意してほしいことは「一単語一訳では対応できない」ということです!例を見ていきましょう。

例)「ののしる

1.犬ども出て来てののしるも:犬が出て来て大声で騒ぐのも

2.この世にののしりたまふ:この世で評判になっていらっしゃる

 「ののしる」という語には「大声で騒ぐ・評判になる・羽振りをきかす」などの意味があります。例の1では「大声で騒ぐ」と訳し、例の2では「評判になる」で訳しています。

 この時、単語の意味をどれか一訳しか知らなかった場合、全く違う意味で訳してしまうことになります。これでは文章を正しく理解することはできません。

 つまり、古文単語は必ず覚えなければなりませんし、それは「一語一訳」ではなく、読解ができるよう複数の意味をあわせて理解する必要があるということです。そうすることで、文章の理解力がまし、誤読を減らすことができます。

 

文法

 次に重要なのは文法です。単語を理解していても文法を理解していなければ一文を的確に現代語訳することはできません。こちらも例を見てみましょう。

・京には見え鳥なれば:都の京では見られない鳥なので

・人に笑はけり:人に笑わ

 例1では助動詞「」が使われていますね。「見れる鳥」と「見られない鳥」では意味が全く異なります。例2では助動詞「」が使われています。こちらも「笑う」と「笑わる」では意味が全く異なりますから、やはり助動詞を理解することは大切であるといえます。

 そして、助動詞は文章を理解するのに役立つだけに止まりません。大学入試では助動詞の意味を問う問題など文法知識を直接問う問題が出題されることがあります。例を見てみましょう。

1.傍線部①の活用形を答えよ

2.傍線部①と同じ意味の助動詞を選択肢から選べ

 このように、文法を理解しているかを直接問う問題が出題されます。つまり、文法を理解していることがそのまま点数に繋がるということです。古典文法は文章を理解することと問題を直接解くという二つのポイントに関わりますから、しっかりと文法を理解して用いられるようにしましょう!

 

読解

 最後に読解です。なお読解を始める前に、読解を行うには前述した単語と文法が必須です。まずは単語や文法などの基礎事項を固めてから読解を行うことをオススメします。

 読解で重要なポイントは「主語と述語の把握」でしょう。

 一つの文章を理解する上で主語と述語が分かることは非常に重要です。逆に主語と述語が分からなければ一文を理解することはできません。例を見てみましょう。

例)今日、武田君は武田塾で英語を勉強した

 これは現代語で書かれた一文ですね。主語は「武田君」で述語は「勉強した」です。次の例を見てください。

例)今日、武田塾で英語を

 これは先ほどの主語と述語を抜いたものです。これでは意味が分かりませんね。では次の例を見てください。

例)武田君は勉強した

 この一文はどうでしょう。「何を」や「どこで」という疑問は残りますが、一文として成り立っていますね。

 ですから、読解で重要なのはこの主語と述語です。古文の文章を全て現代語訳する時間はありません。最低限文章を理解するには必ずこの主語と述語を抑えるようにしましょう。

 

現代文との時間配分

 国語の試験は「現(評論)・現(評論/小説/随筆)・古」や「現・古」といくつかの形式があります。その中で時間配分をどのように行うかを説明します。

現・現・古(60分の場合)

 この形式のものでは基本的に「現(25)・現(20)・古(15)」を推奨しています。現代文において解答の根拠を明確にするにはほぼすべての問題において読解を入念に行わなければなりません。ですから、現代文は最低限の要素に絞っても回答に時間がかかるものです。ですから、現代文で時間を削ることは悪手といえるでしょう。

 対して、古文は解答の根拠を明確にするのに必要な読解は、文法や単語の知識に依存します。ですから、それらを上手く応用できるよう基礎事項を習得し、長文読解に励んでいれば比較的スムーズに解答を出すことができます。

 ですから、それらの事実を鑑みて「現(25)・現(20)・古(15)」を推奨しています。勿論、人によって得手不得手があることも事実です。基本的な時間配分を意識しつつ自分に合う時間配分を過去問演習などを通じて学んでいきましょう

「現・古」(70分の場合)

 こちらも先ほどと同様に古文の時間を比較的少なくした「現(40)・古(30)」ていどが目安でしょう。理由は前述した通りで、場合によって時間を上手く使い分けるようにしましょう。

 

まとめ

  いかがでしたでしょうか。古文入試問題のコツをつかんでいただけましたか?

  まずは基礎事項である単語や文法を学び、読解力をつけ、過去問演習を通じて時間配分をできるようにしましょう。

  受験に向けて最後まで諦めずに頑張ってください。

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