こんにちは。武田塾 千里中央校です。
今回は「大阪大学の現代文」をテーマとし、
大阪大学の現代文の傾向について分析、対策方法などをまとめてみました。
大阪大学を受験する方は参考にしてみてください!
大阪大学の国語~現代文編~
それでは、大阪大学の現代文の形式と配点から見ていきます。
大阪大学の現代文の形式
配点
文150/650(400)
人間科学200/1200(600)
外国語学部100/650(500)
法学部150/900(450)
経済a20/600(60) 経済b180/600(540) 経済c100/600(300)
形式
現代文 第2問 現代文 第3問 古文となっており、現代文の比重が大きいです。
また、文学部は大問が4つあり、漢文が出題されます。
大阪大学の国語の試験時間は90分です。【文学部120分】多くの人は、まず比較的容易な第3問の古典から解き、第1問、第2問という順番で解いています。
第1問、第2問の現代文は、評論がほとんど出題され、解答形式がほとんど記述となっています。そのため、読解にも記述にも時間を要します。まずは古文を短時間で終わらせ、その後、現代文に臨むことが定石です。
第1問 現代文
第1問は3000~4000字程度の文章を読み、小問4~7個に答えます。年によっては漢字の読み方の問題が出題され、基本的には間違えてはいけない問題です。また数問は、選択肢問題や穴埋め問題が出ることもあります。しかし多くは字数制限のある説明問題が多く出される傾向です。文章中の傍線箇所に対し、「どのようなことか、説明せよ」という問題や、「なぜか、説明せよ」という形式の問題が2~3題出題されています。2023年度入試では120字記述が1題のみでしたが、150字記述が、文章中の語句を抜き出す穴埋め問題や、50文字での説明問題が出題され、高度な読解力と記述力が問われるだけでなく、高度な要約力や文章力を要する難問であると言えます。
第2問 現代文
第2問も現代文です。100%論説文の年もあれば、哲学や随筆の要素も併せ持つ文章が出題される年もあり年によって変化があります。3000~4000字程度の文章を読み、小問平均4~7個に答えます。毎年漢字の書き取りが5題、その他はすべて記述となっており、大問1より記述力が試されます。文章中の傍線箇所に対し「どのようなことか、説明せよ」や「なぜか、説明せよ」という形式の問題になっています。例えば2023年度の試験では、150~170字や100字~120字で説明せよ。という指示に加え、本文中の作者の比喩表現やイメージを踏まえて、本文の内容を説明する難易度の高い問題がありました。こちらも記述力、読解力また、要約力を要する問題です。
語彙・漢字のレベル
率直に言うと、やはり難しいです。しかしながら出題される漢字は漢字マスターでしっかりカバーできるので、間違えないよう何周も重ねて絶対答えられるようにしてください。また漢字を書くだけでなく、語彙力を上げるため意味を言えるようにすることが望ましいです。
また語彙のも同様に難しいです。あらゆる分野からの出題となるので、キーワード読解をジャンル別ですべて自分の言葉で説明できるほど復習を重ねて完璧にしてください。本文で極力悩むことの無いようにキーワード読解と漢字マスターを完璧にして記述に時間を割きましょう。
過去問いつから解きはじめるのか
結論から言うと、【CAMPASS現代文】が完璧になってからだと考えます。
理由としては、CAMPASSは国立大学の記述式の標準問題を扱っており、解説も丁寧な演習参考書です。「この参考書を完璧だ=記述式の問題の基本的な力がついた」となるので安心してスタートを切れます。また、まだ少し記述の不安がある場合は、話題別の演習参考書の得点奪取をしてみるのもお勧めです。
「時期はいつ頃がよいのか?」と思う人もいると考えていますが、例えば10月に始めたとしても、そこまでにcampassをこなせる実力が無ければ、記述ができず、過去問を全く解けないまま、時間の無駄となる可能性もあります。そのため、漢字、語彙問題、抜き出しや選択問題、そして記述問題とあらゆる国立大学の現代文問題を集めたCAMPASSができることが最低条件として、1つの指標とすることをオススメします。
私自身、受験勉強を高3の7月から始めたために、ルートが遅れ、CAMPASSを始めたのが共通テスト後の一月末でした。本番まで一か月もない中で解いていく中で、解説が詳しいこと、採点基準や良くない例等が載っていたことで自分の課題が発見しやすく、たったの10数問でしたが、解く中で成長していく実感があり、過去問を10年分解く以上の成長をしたと思っています。そのおかげで合格できたと思っています。
おすすめ参考書
「キーワード読解」「入試漢字マスター1800」
英語は英単語から、古典は古典単語からというように、まず文章を読むためには単語力、語彙力は必須能力です。キーワード読解では語彙の強化だけでなく、語彙とともに文章がついており、その語句の使われ方、またその文章の要約されたものも下についている為、要約トレーニングも可能です。また漢字マスターは漢字だけでなく、その漢字の意味や四字熟語までついており、共通テスト対策まであります。この2冊は最初の参考書でありながら、多角的な対策のできるので強くおすすめします。
現代文の開発講座
具体や抽象、対比などの基礎的な現代文の読解方法を理解した後に現わる強敵。というイメージの参考書です。受験生なら一度は触れているほど有名でもあり、挫折するひとも少なくない難易度の高い演習参考書です。この参考書は“木を見て、森を見ず”でなく、“木も森もしっかり見る”のような、一般的な段落や文ごとの対比関係などにフォーカスした解法を習得するだけでなく、文章全体を意味段落に分け、要約するという、全体理解や解釈に重きを置いた要約問題が毎回出されます(この要約に受験生は苦しめられます)。
また、問題自体の難易度も高く、やっと解いた後に、要約が待っているという地獄の二段構造になっています。しかし、苦労しながらも、回数を積んでいくうちに解法が定着し、読解力があがるとともに、要約力、記述力が底上げされていきます。阪大に必要な最低限の力はすべて養うことができます。
また私立や共通テスト問題も収録されている為、共通テスト対策や滑り止めの対策にもなり、個人的には絶対やった方が良いと思います。問題の正答率を気にせず、解説をしっかり読み込んで、要約を確実にこなしていきましょう。
CANPASS 現代文
先にも言った通り、国公立大学の過去問を解く前にしてほしい参考書です。長い文章に対するアプローチや説明問題の解法などの国公立大学に多い問題の対策を評論や随筆の話題別で出題されており、国公立大学向けの記述トレーニングを重ねることができます。細かい採点基準があり、学校の先生に添削を頼む必要がないほどしっかりとした解説、講義があります。その解説をしっかり理解し、再現可能になった時点で、過去問へ進んでほしいと思います。
まとめ
どうでしたか?それぞれの参考書の細かい使い方は武田塾チャンネルを参考にしてほしいと思います。
現代文も英語と同様に単語などの基礎力が必須となります。現代文は感覚ではなく、根拠を持って回答することが重要です。その根拠を見つけるためにこれらの参考書を使って一問一問確信をもって解き明かしていってほしいと思います。
参考
https://axivacademy.com/university/osaka/osaka/osaka-kokugo
https://daigakujukensenryaku.com/route-oosaka-ko/
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