みなさん、こんにちは!武田塾千里中央校です(^^) 今回の記事では、武田塾千里中央校のS先生の受験話と共に「物理の勉強方法」についてお話していきたいと思います。ちなみに、、S先生は現在大阪大学工学部に在籍している先生です!
来年以降に受験を控えている高1・高2の皆さん、特に物理・化学・生物受験で迷っている方や大阪大学を目指したい方には参考になると思いますよ★
様々な角度から見た「物理」
物理ではどんなことが学べるのか??
大学では専門科目で物理数学、原子物理学、相対性理論、物性物理学、素粒子論、流体力学、電気力学、量子力にまつわる広い領域の基礎を学びます。高校で習った力学、電磁気学、熱力学の発展的な内容から、量子力学、統計力学などの新たな力学の知識まで幅広く学べます。3年生までは毎年週1程度の実験があり、それぞれの学科に関係性の深い実験が行われます。高校の時には知識としてしか学ばなかった機械を使って実験を行います。
3回生までに専門分野を学び終え、基本的に4回生の春(推薦など一部例外有)から研究室に配属され、さらに細かい分野に絞り、研究したり英語の論文を読んだり、学会で自分の研究を発表したりします。基本的に研究は実験とシミュレーションの二つに分けられます。(中の人は現在線状物体の挙動についてのシミュレーション研究をしています)
物理を勉強する人はどんな職業に就くのか
→学部までだと文系と変わらず一般企業が多いです。
→院までいく人は電機・電子・精密機器・OAメーカー、自動車・輸送機器メーカー、電気・ガス・エネルギー、建設、IT・通信、研究職などが挙げられます。
多くの人が知るメーカーから一般には知名度の高くないプログラマーやシステムエンジニアなど、様々な職種に就職できるのが特徴です。
物理はどんな勉強をしたらいいか
まずは自分の受験したい大学の過去問を確認しましょう。(出題傾向を確認する)
力学、電磁気は必ず出題するという大学が多いことから、この二分野は優先的に学習を進めます。地方国公立、MARCHレベル以上を目指す場合は、むやみやたらに難しい問題を解き進めるよりは、現象を理解しながら進めていくことで、応用問題になっても太刀打ちできるように学習しましょう。
高校物理の範囲では全ての要素を考慮できているわけではないので、考えすぎず現象を時には割り切ることも大事!(例:ねじれ、空気抵抗、過渡現象など)
共通テストは、現象をしっかり理解していないと意外と解けません。逆に理解できていると点数が高得点で安定するので、そこを指標にしてみるといいかもしれないです!
物理の勉強で楽しいところ、辛いところ
<高校の物理>
★楽しいところ
→世の中の現象を理解できて楽しい(現象を理解していれば点数も安定して取れる)。
★辛いところ
→計算が数値の場合、有効数字など考慮すべき点が多く大変。力学、電磁気、波動、熱力学、原子と扱う分野が多いので完璧に固めるのが大変。
<大学の物理>
★楽しいところ
→高校のときに習わなかったことや高校数学では数値計算が出来ず扱えなかったことを扱うことができ、さらに深い現象まで理解できる。
★辛いところ
→物理で扱う現象が難しくなるにつれて、扱う数値計算も難しくなる。(ラプラス変換、フーリエ変換、複素関数など)実験は数値の理論通りいかないこともありしんどい。。
物理と数学は密接な関係にあるため、数学が苦手だと大学で習う物理は苦戦するかもしれない。
S先生・物理のおすすめ勉強法
問題で扱っている現象を理解することが大事なので、講義系参考書を併用したり、文字でわかりにくかったら講義動画を参考にして問題集を解き進めるのがおすすめです。
高校物理で扱える範囲は限られているため、物理の試験では見たことのある問題が出題されることが多いです。そのため、多くの問題を扱うより1冊の参考書を何周も解き、完成度を高めることが大切です。
S先生・おすすめ参考書
私からはこの参考をおすすめします!!
・宇宙一わかりやすい高校物理(物理初学者に最もおすすめな参考書)
・エッセンス(講義系兼問題集で分かりやすい)
・良問の風(エッセンスと同じ会社が作っているため、解法がエッセンスと同じ。エッセンスから勉強を始めた人におすすめ)
・重要問題集(他の参考書に比べ試験問題に手を加えず掲載しているため、本番の試験の練習になる。解説等の分かりやすさの点では少し他の参考書には劣る。化学の重要問題集よりも難しいため、目指す大学によってどの難易度まで解くか判断が必要。)
・名問の森(難関国公立以上を目指す人の中でも余力がある人のみで良い。少しトリッキーな問題や美しい問題を扱っていて解いていて楽しいが、重要問題集レベルを扱っていれば必ずしも必要ではないと思われる。)
さいごに
みなさん、いかがでしたでしょうか??
「物理」を受験必須科目と設定している学部も多いのですが、もし理科科目の中で何を受験に使うか迷っている方は、今回の記事を参考にしてみてくださいね!
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