こんにちは。
今回は薬学部が学べる大学・薬学系大学の選び方のポイントについて書いていきます。
薬学部を志望している方や薬学部に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
本記事は国立大学薬学部薬学科(薬剤師の免許取得が可能なコース)に在籍している学生講師によって作成されています。(2021年現在)
薬学が学べる大学
いきなりですが,薬学部(名称は異なる場合もありますが、それに準じる学部も含む)が設置されている大学は全国にどのくらいあると思いますか?
実は全国に78の大学があります。
内訳としては
・国立大学が14校
・公立大学が5校
・私立大学が59校
となっています。(2021年5月時点)
大学別の募集定員
私立大学が多い傾向にあり、公立、国立がそれに続く形です。
また、私立・公立大学は薬剤師の資格取得を目指す薬学科の募集定員が圧倒的に多いですが、国立大学はその限りではありません。
ここからはどんなふうにして私立・公立・国立を選択したらいいか、アドバイスしていきます。
*先におことわりですが、本記事作成者の視点になりますので、各大学の詳細は各大学のサイトやオープンキャンパスなどで情報収集した上で進路の決定につなげてください*
絶対に薬剤師免許が欲しい!!!という受験生は……
「絶対に薬剤師になりたい、そして研究はほとんど興味がない(したくない)」という方は迷わず私立大学または公立大学を選択しましょう。
私立大学・公立大学は薬剤師の免許取得にむけて手厚い授業があるようです。
また、卒業間近に行われる国家試験にむけて予備校の先生方を招いて授業が開催されたり、卒業試験と言って国家試験通過に向けた試験もある場合が多いです。
さらに、卒業生(先輩たち)の多くが薬剤師として現場で活躍されている可能性が国立大学に比べて非常に高いので、薬剤師の仕事現場のリアルな様子を聞くことができると思います。
まとめると……
・薬剤師になりたい人は私立か公立がおすすめ
・私立,公立の薬学部は講義や試験前の対策が充実している場合が多い
・卒業生の多くが薬剤師として活躍しているので,将来像が描ける
薬剤師免許よりも研究に興味がある!そんな受験生は……
「研究がしたい、免許は取れればいいけどなくてもいいorそもそもいらない」という方は国立大学をおすすめします。
やはりこれも大学の雰囲気や卒業生の進路にかかわる要素が大きな理由です。
国立大学の薬学科(6年制、薬剤師免許取得が可能)と創薬科(4年制、薬剤師免許は取得できない)の比率は創薬のほうが多いため、全体の雰囲気として研究に力を入れています。
また,研究費の獲得に関しても国立大学,特に旧帝国大学に集中しがちです。
将来は創薬研究に関わりたい,という方は国立大学を目指してみるといいと思います。
薬剤師にも研究にも興味ある,という方は
制度の問題もあり,薬剤師のコースを経て創薬研究のコース(大学院)に行くことは可能ですが,その逆,つまり,4年制の創薬コースに入った場合,薬剤師免許を取得のための過程に進むことができなくなっています。
ただし,薬剤師の免許取得を目指す過程では6年卒業時点で「学士」の扱いになり,その後大学院に3年制の博士(後期)課程には進むことができません。
代わりに修士2年+博士3年に入り直すか4年制博士課程に進むことになります。
6年制の薬剤師免許取得のコースでは研究をする時間が実習などの関係で4年制コースの人に比べて限られますから,一長一短ですね。
この辺は複雑で,かつ,込み入った部分もあるので,自分で調べてみるか,無料受験相談に聞きに来てみてください。
まとめ
・薬剤師になりたい人も研究職を目指す人も大学の卒業生の進路を見てみよう
・両方目指す人は時間的な面や経済的な面も考慮しておこう
・詳しく知りたい方はぜひ無料受験相談へ(当記事作成者も受験相談時に同席可能です)
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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