みなさん、こんにちは!
今回は共通テスト地理Bで9割をとるために必要な勉強法について、巷で噂されるあるあるに対して私なりの見解を示しつつ、紹介しようと思います。
実は私、現役生のころはセンター試験の地理Bが62点だったんですが、今から紹介させていただく勉強法をした結果、浪人中の一年間は模試でもセンター試験でも9割以上を安定してとり続けることができました!
共通テストで高い得点率が求められる医学部において、地理Bでアドバンテージを付けることができればかなり精神的に楽になりますよね!
ただここで注意しておきたいのが、紹介させていただく勉強法はかなり泥臭いです。でもこの泥臭い勉強法こそが着実に自分の知識になっていくのだと思っています。
共通テストに向けて
気になっている方がほとんどだと思います。というのも過去問がないからです。しかし本質的に問われていることは共通テストもセンター試験も変わりません。どちらも知識をもとに図表を読み取って思考する力が求められていると思います。なので地理選択の方は無暗にいろいろな問題集や勉強法に手を伸ばすのではなく、いつも通り、従来通りの方法を貫くことが最善です。
加えて大切なことはネットの情報を調べすぎないことです。ネットには膨大な情報がありますし、当然、共通テストに対する考えは千差万別です。何が正しくて何が間違っているかがわからない以上、皆さんがすべきことは黙々と勉強し続けることです。大手予備校の公式サイトは一見の価値があるので参考にしてもよいと思います。
地理Bは満点が取れない!?
この論争、よくありますよね(笑)
理由はわからなくもないんです、例えば日本史Bとか世界史Bってかなり暗記重視だと思うんです。だから比較的点数を取りやすい傾向にあると思いますし、実際センター試験の平均点を見てもこの二者は安定して60点台です。
結論から言うと、満点はとりにくいが一度理解すると安定しやすく、かつ忘れにくい科目だと思います。逆に言えば一度9割以上をとれる力をつけてしまえば、あとは安定化するということです!!
地理Bって暗記科目?暗記科目ではない?
この論争もよく聞きますよね(笑)
これは半分正解で半分ハズレかなと思います。
まず正解の理由から。
地理選択の皆さん、テンシャン山脈とクンルン山脈ってどこにあってどういう位置関係か説明できますか?
まずこれを覚えていないと定番問題の海抜高度断面図問題や気候、農業の問題を解くことはできません。
(ちなみに正解は中国の左上から順にテンシャン山脈→タリム盆地→タクラマカン砂漠→クンルン山脈と南にいきます。)
国に関してもそうです。皆さん、リビアの位置は知ってますか? エジプトの左隣ですよね!
まずはある程度の国名と地域名は覚える必要があります。なぜなら気候などを考えるうえで位置関係というのが地理ではネックになってくるからです。
ではハズレの理由について。
ある程度の暗記をした後は思考力を養う必要があります。例えば、寒流が流れているカリフォルニア周辺の夏の気温は流れていない地域に比べて低くなりますよね?この発想を他の国においても当てはめられるような思考力が必要です。アフリカのギニア湾を流れる寒流であるベンゲラ海流を考えてみましょう。この場合、流域であるナミビアやアンゴラといった地域の夏の平均気温はほかのアフリカ諸国と比較すると低くなる、と予想できますよね!!
このような関連付ける力が大切だと思います。ナミビアの気温なんて暗記してられませんもんね(笑)
以上の例があるからこそ地理Bは暗記科目ではない、という声も聞かれるのだと思います。
地理Bの勉強法
ここからが本題ですね。
ざっくり言ってしまえば
・主要国のGDP順位・GNIの値・人口は覚える。
・授業や問題集で扱った国の位置は覚える。
・有名な地形や海流等の名前と位置は覚える。
・現象などの用語は説明できるようにする。
ことがファーストステップだと思います。
思ったより面倒くさいな、と思われた方もいると思います。そうなんです、まずは暗記するしかないんです(-_-;)
GDPランキング上位10位、世界人口ランキング上位10位、世界面積ランキング上位5位は最低限知っておきましょう。
例えば、現在GDP世界ランキング5位はインド、6位はイギリスですがどちらが豊かな国でしょうか??
簡単ですね、もちろんイギリスです。もちろん皆さんのイメージというのもあるかもしれませんが、ここではもう少し地理Bらしく考えてみましょう。
イギリスの人口は約6500万人、インドは約13.5億人です。GDPを人口で割れば大体一人当たりの豊かさが見えてきます。
(逆に人口が多ければGDPは上位にいけることを考えれば、やはり人口は武器ともいえますね)
このようにランキングを暗記し、それを応用・関連付ける力を養っていかなければなりません。
地図帳も大事!!
皆さん、地図帳は使ってますか?
地理9割を狙う上で必要なのが地図帳です。地図帳を使うメリットは視覚化できることです。私が浪人中にやっていた方法は地図帳に思い切って色を塗りつぶすことでした。例えば新期造山帯が通っている場所はオレンジのマーカーで塗りつぶしたり、最終氷河のラインは青色の油性ペンで囲んだりすることでした。
現役までは地図帳はわからない地域があったときにただ調べるだけの辞書のようなもので汚さないようにきれいに使っていましたが、浪人中にその勉強を始めてから視覚的に頭に入るようになり、楽しく覚えることができました。まずは地図帳に書き込んで視覚化する勉強法をしましょう!!
もし学校で使っている地図帳を汚したくない、という方は書き込み専用にもう一冊地図帳を購入してみてもいいかもしれません。
過去問の使い方について
過去問の使い方もかなり重要です。
例えば四択問題があって、正しいものを一つ選ぶ、という問題があったとします。この中から一つ正しいものを見つけて次の問題へ、そしてあっていたら丸を付けて終了、、、としてしまっている方、いませんか??
これでは過去問と時間の無駄遣いですし、全く得点力向上につながりません。私も現役のころはこのようなやり方でしたが、結局最後まで点数は伸びませんでした。
大切なのは他の選択肢はどこがどうダメなのかを理由を添えて説明できることです。四択のうち、他の三択はどこがどうダメなのかを解いている段階で書き込み、採点の際にはその部分も照らし合わせながら丸付けをすることが大切だと思います。普段の演習中にこういった心がけをしながら勉強することで飛躍的に地理の点数は上昇し、安定化します。どの科目にも言えることですが、他人に説明できるまで勉強することが真の理解だと私は考えています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は地理B、9割以上を狙うというタイトルで記事を書かせていただきました。思ったよりも暗記要素が多くて驚いた方もいるかもしれません。しかし、何事も理解の前には暗記を要します。暗記をしたうえで再び学習→演習のサイクルを繰り返していく中で、分野を超えた関連付け、理解が確立されていくものだと思います。
面倒くさがらずに、コツコツと作業をしていきましょう。急がば回れ、結局はこの方法が一番効率の良い地理の勉強法です。
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