【お悩み】センター英語で6割くらいしかとれない。8割以上取るなら配点のワナを知り時間配分を変えよう！

今回のお悩みは、

センター英語で6割くらいしかとれない。8割以上取るためにはどうしたらいいですか？

です。

お悩み「センター英語で6割くらいしかとれない。8割以上取るための勉強法は？」

今回受験相談にやってきたAくんは、都内の私立高校に通う高校3年生。

英語がこれまで大の苦手で、演習していてもなかなか点数が上がらず相談にやってきました。

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「単語と熟語に和訳も長文もやったのにセンター英語６割。８割取るにはどうしたらいい？」

Aくん「これまで、単語と熟語はちゃんとやったし、和訳も長文の参考書もこなしたんですが、なかなか点数があがらなくて。。。どうしたらいいでしょうか？」

「なるほど、単語と熟語の参考書の完成度はどれくらいかな？例えば、全範囲でテストしたら何点くらいとれそう？」

Aくん「８０％は超えると思います。」

「OK。和訳は問題なくできているかな？」

Aくん「そうですね。かなり難しいものでなければ、時間かければそれなりにきれいに訳せるようになっています。」

「OK。長文の参考書はどこまで終わっているかな？」

Aくん「長文はセンターレベルの『英語長文ハイパートレーニング　レベル２』まで一通り終わっています。」

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センター英語の配点・時間配分のワナに引っかかっている？

「なるほどね。センター英語では、得点の分布ってどんな風になってる？」

Aくん「文法が半分くらいで、長文の第5問がすごく苦手ですね。内容をうまく読めなくて。」

「内容がうまく読めないというのは、文章を読んでも意味があまり入ってこないってことかな？」

Aくん「はい、でも基本的に時間が足りなくて、じっくり読む時間が取れないんですよね。」

「もしかして、アクセント～文法までで、結構時間使っちゃってない？何分くらい使ってる？」

Aくん「そうですね。20分くらいでしょうか。。。」

「それは時間をかけすぎだね。アクセント～文法までで、できれば15分程度で抑えて、長文に時間を使いたい。なぜなら、アクセント～文法のほとんどの問題の配点が2点なのに対して、読解系は一問あたり４～６点。２～３倍も配点が高い。」

「それなのに、２点の文法問題にたくさんの時間を費やすのって、非常にコスパが悪いと思わない？」

Aくん「確かに！そうですね。これまで文法の本を頑張ってやってきたから、文法ちゃんと取ろうと思って、結構考え込んで時間使ってました。」

「全体を見回してみてもらうと、もっとコスパについてわかってもらえると思うんだけど、第一問（発音アクセント）と第二問（文法・語法）の配点を全部合わせても、６０点/２００点（全体の3割）にしかならないんだ。それに対して、第三問～第六問（中長文問題）は、合わせて１４０点/２００点。極端なことを言えば、発音アクセント文法を全部落としても、長文が全部あっていれば７０％。今のAくんの点数を超えちゃうんだ。」

センター英語を８割取るなら、時間配分を長文中心にシフトしよう！

Aくん「あ、本当だ！なんか、それを聞くと、文法とかに時間を使って長文を落ち着いて読めないのって、かなり損している気がしますね。」

「そういうこと！大体、『英語長文ハイパートレーニング　レベル２』まできちんと終えていて、音読もしっかりしているのにセンター英語が６割くらいしかとれていない子は、時間配分を間違えてしまっているパターンが非常に多いんだ。だから、これからの演習ではアクセント～文法までをいかに早く終わらせるかを意識して、長文中心の時間配分にしよう。」

具体的には、以下のような時間配分で解くとよいでしょう。

第1問　 2分
第2問　10分
第3問　12分
第4問　12分
第5問　14分
第6問　15分
見直し　15分

見直しの時間は多めにとってありますが、最後まで一旦解き終わりマークした時点で10分ほど残しましょう。

また、長文に自信がない限り、見直しの時間では配点の高い長文を中心に見直しましょう。

このように理想的な時間配分を実践できれば、センター英語は８割を超えられるようになります。ぜひ、試してみてください。