目次
はじめに
みなさんこんにちは!
札幌市営地下鉄 東西線 円山公園駅から徒歩5分 武田塾札幌円山公園校 です!
「鉄壁」は、その名の通り、英単語学習において厚い壁のような存在です。
しかし、なぜ多くの受験生がこの壁に挑むのか、そしてなぜ挫折するのかを理解することで、私たちはより良い学習法を見出すことができます。
この記事を通して、皆さんが英語学習の「鉄壁」を乗り越え、目指す大学への一歩を踏み出せるように、実体験に基づく具体的なアドバイスを提供します。
本記事は特に、「鉄壁」に挑戦し、さまざまな試行錯誤を経験した受験生や、それを乗り越えた先輩たちの体験談に焦点を当てています。
彼らの経験から、挫折しない学習方法、効果的な進め方、そして「鉄壁」以外の選択肢について学んでいきましょう。
また、今回お話しする内容は、武田塾チャンネルの動画内でもお話しさせて頂いておりますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
東大生でも挫折する参考書『鉄壁』の紹介
『鉄壁』とは何か?
東大をはじめとする難関大学受験生の間で、英単語の習得を目的とした参考書として知られる『鉄壁』。
その名の通り、圧倒的なボリュームと内容の濃さで、受験生にとっては文字通り「鉄壁」のような存在です。
『鉄壁』は、英単語帳の中でも特に詳細な解説と豊富な例文が特徴で、英単語一つ一つを深く理解することを可能にします。
しかし、その反面、非常に学習しにくい参考書でもあります。
なぜ『鉄壁』が難しいのか?その特徴と挑戦点
『鉄壁』の最大の特徴は、その圧倒的な情報量にあります。
一つの単語に対して、複数の意味や用法が細かく説明されており、さらには類義語や対義語までが網羅的に記載されています。
これにより、単語一つを学ぶだけで、その単語のあらゆる面を理解することが可能になります。
しかし、この情報量の多さが、同時に『鉄壁』の学習を困難にする原因ともなっています。
例えば、ある単語について学んだ後、次の単語に進む前に、前の単語の情報をすべて覚えておく必要があり、これが繰り返されることで、学習の進捗が遅くなりがちです。
さらに、『鉄壁』のもう一つの挑戦点は、その使い方にあります。
『鉄壁』を効果的に使うためには、ただ単語を覚えるだけでなく、それぞれの単語がどのような文脈で使われるかを理解し、自らの言葉として使えるようにする必要があります。
しかし、そのためには膨大な時間と労力が必要となり、多くの受験生が途中で挫折してしまいます。
船澤先生の体験談
船澤先生が『鉄壁』に挑戦したきっかけ
私が『鉄壁』に手を出したのは、高校生時代にさかのぼります。
周りの友人たちや先輩たちが『鉄壁』で英単語力をつけ、難関大学に合格していく姿を見て、私もその成功例に倣いたいと考えたからです。
当時は、「東大受験には『鉄壁』が必須」という空気があったように思います。
そのプレッシャーもあり、私は遅ればせながら『鉄壁』という大山に挑む決意を固めました。
挫折の原因と振り返り
しかし、実際に『鉄壁』の学習を開始してみると、その圧倒的な情報量に圧倒されました。
毎日、新しい単語を覚えることはできても、その単語の持つ豊富な意味や用例をすべて頭に入れることができず、学習の進捗は遅々として進みませんでした。
そして、時間が経つにつれ、『鉄壁』のページをめくること自体に恐怖を感じるようになりました。
結局、高3の夏ごろには、『鉄壁』との戦いを諦めざるを得なくなりました。
挫折を経験して振り返ると、私の失敗の原因はいくつかあります。
まず、スタートが遅すぎたこと。
『鉄壁』は長期的な取り組みが必要な参考書であり、高3の夏から始めるには時間が不足していました。
また、完璧主義が仇となり、一つの単語に固執しすぎた結果、全体の進捗が遅れたという点もあります。
そして何より、自分に合った学習方法を見つける前に諦めてしまったことが最大の敗因だったと思います。
『鉄壁』挫折しないための戦略
挫折しない勉強方法の提案
『鉄壁』に挑戦する上で最も大切なのは、自分に合った学習方法を見つけ出すことです。
私の経験から言うと、『鉄壁』の学習においては「完璧主義」を捨てることが肝心です。
一つ一つの単語にこだわり過ぎず、まずは全体を通してざっと眺めることから始めましょう。
そして、何度も繰り返し読むうちに、自然と覚えられる単語が出てくるはずです。
また、毎日決まった数の単語を学習するのではなく、「今日はこのセクションを終わらせる」といった具体的な目標を立てることも有効です。
こうすることで、学習の進捗が可視化され、モチベーションの維持にもつながります。
いつから始めるべきか?理想的なスタート時期
『鉄壁』学習の成功の鍵は、「早めのスタート」にあります。
理想的には、高校2年生の夏休みから始めることをお勧めします。
この時期から始めれば、高校3年生になって受験勉強が本格化する前に、一通り『鉄壁』を終わらせることが可能です。
そして、残された時間で復習を重ねることで、英単語の理解をより深めることができます。
『鉄壁』学習を始める際には、終わりが見えないほどのボリュームに圧倒されるかもしれませんが、焦らず少しずつ進めていくことが大切です。
また、一人で学習するのが難しい場合は、友人と一緒に学習することで互いに励まし合ったり、わからない点を教え合ったりすることも効果的です。
まとめ
本記事では、多くの受験生が挑戦しながらも挫折することが多い『鉄壁』について、その特徴、挑戦する際の心構え、そして挫折しないための戦略について詳しく見てきました。
『鉄壁』は英単語の学習において非常に価値のある参考書である一方で、その圧倒的な情報量と学習の難易度が、多くの受験生にとって大きな壁となり得ることが理解できたかと思います。
受験は一人ひとりの能力を試す場ではありますが、その過程で感じる挫折や苦しみは皆共通です。
『鉄壁』の学習に限らず、受験勉強全般において大切なのは、自分自身を信じ、一歩一歩前に進む勇気を持つことです。
皆さんがそれぞれの目標に向かって、果敢に挑戦し続けることを心から応援しています!
お問い合わせはこちらから!
武田塾札幌円山公園校では無料受験相談を行っています。
「勉強のやり方がわからない……」
「どの参考書を使えばいいのかわからない……」
「授業を受けても意味ない気がする……」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます!
武田塾 札幌円山公園校
武田塾 札幌麻生校
TEL 011-792-7086