ブログをご覧の皆さん、こんにちは！
札幌市営地下鉄 東西線 円山公園駅から徒歩5分、武田塾札幌円山公園校です！
長い夏が終わり、本格的に秋を感じる今日この頃、受験生はそろそろ受験も終盤戦。
過去問演習にも入ってきていることでしょう。
そこで、英語の長文を読む際、こんな悩みはありませんか？
「単語帳に載ってない単語が出てきて読みずらい……」
武田塾ルートをしっかりこなし、単語帳を完璧にした皆さんもこのような事を感じる機会は少なくないでしょう。
英単語は単語帳に載ってるものが全て、という訳ではありません。
しかし！決して悲観することはありません。知らない単語が出てきた時にも、推測して英文を読むことは可能です！実際どのように考えて単語の意味を推測していくのか、今回は具体的な問題と共に見ていきましょう！
当ブログ内容は武田塾公式YouTubeチャンネルでもお話しています。ぜひ合わせてご覧下さい！
第1問
In science,we know that to truly understand a subject requires time and effort. The reward is that concepts which may at first have seemed impenetrable turn out to be comprehensible, straightforward, sometimes even simple.（京都大学 2023）
上の文章の「impenetrable」の意味を推測していきましょう。
難しく見えますが、構文を理解し、基礎単語が終わっていれば推測できる単語です！
皆さんもまずは推測してみてください！
対比を探す
impenetrableが分からないとしても、まずは除いて訳してみましょう。
that concepts以下を訳してみると、「最初は◯◯だった概念が理解できると分かった〜」となります。
最初は◯◯だったことが「理解出来る」ようになった、ということはつまり、◯◯に入るのは「理解できない」でしょう。
ここで注目したいのは「at first」です。at firstは最初は◯◯だがのちに変わるという、対比のサインになります。この表現は単語の推測において非常に重要です！
第2問
Unlike a lot of language-focused applications, Duolingo is not devoid of audio content;it has clips of real people talking, and invites its users to speak phrases into the microphone, so they are atleast interacting with how the language actually sounds, and feels in the mouth.（慶應義塾大学 文学部）
続いて、上の文章の「devoid」の意味を推測していきましょう！
「:」や「;」に注目（小見出し）
まずは、devoidを除いて訳してみます。
2行目のDuolingoから、「Duolingo（固有名詞）はオーディオコンテンツの◯◯ではない〜」となります。
3行目のcontentの後ろの「;」を見てみましょう。「;」は“=”になったり逆説になったりと、いろいろな関係を表します。
つまり、説明になっているのです！
そして、「;」以下には、「ビデオクリップとかが観れるのでオーディオコンテンツがある」という説明がなされています。
つまり、オーディオコンテンツがある=オーディオコンテンツが無くはない、となり、つまりnotで否定されている「devoid」は「無い」という意味なんですね。
このように、「:」や「;」は説明の役割を果たし、知らない単語の推測においてかなり力になってくれます。
また、「Duolingo」は固有名詞ですが、このような固有名詞は説明も書かれていることが多いです！本文でもしっかり説明されています。
第3問
The introduction of the rights to plea bargain marks a major development in Japan's criminal justice system.The system enables prosecutors to drop charges or file less serious ones against suspects or defendants or evidence against their accomplices.（慶應義塾大学 法学部）
最後は「accomplices」の推測です！法学部の入試らしい、法律系の単語の並ぶ難しい文章です……。
皆さんも頑張って一緒に考えてみましょう！
法学部を受ける人は専門的な用語も覚えるべし！
上の文章を見てもらうとわかる通り、慶応や早稲田といった難関大学の法学部の入試問題には法律系の単語が沢山出てきます。
日本語でも難しいものが多いですが、法学部を受験するなら、ある程度押さえておくと楽になるかもしれませんね！
ちなみに、「plea bargain（=司法取引）」が分かれば一発で「accomplices」の意味も分かります。
司法取引とは簡単に言えば「仲間を売って罪が軽くなること」です。つまり、「accomplices」は「共謀者」という意味です。
ただ、司法取引なんて知らない、という受験生も多いと思いますが、同語源である「company」が「仲間」という意味だと分かれば推測出来そうですね。
このように、単語の形から推測することも出来ます！
まとめ
以上3問で、知らない単語の推測のやり方のイメージを持てたでしょうか？
ただ、推測にばかり頼るのではいけません。
単語や構文解釈、文法のような基本的な知識を身につけた上で推測は活きてきます。皆さんもぜひ推測を得意にして志望校合格を目指しましょう！
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