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【要注意!】とりあえず『実戦化学重要問題集』の落とし穴

 

はじめに

ブログをご覧の皆さんこんにちは!
札幌市営地下鉄 東西線 円山公園駅から徒歩5分、武田塾札幌円山公園校です!

 今回のテーマは「とりあえず『実戦化学重要問題集』の落とし穴 」です!

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最近、受験相談をしている中で、現役生の失敗談を聞く機会がありました。この春、再び浪人生活を始めることになった国公立理系の受験生と、化学の勉強について話し合ったのですが、あまり順調ではなかったようです。実際、共通テストの化学の点数は5〜6割ほど。重要問題集に取り組むのは早すぎる成績ではないかと思いました。重要問題集に取り組むにはまずは基礎をしっかり固めることが大切だと思います。そこで、今回は実戦化学重要問題集を進める際に気をつけて欲しいことに関して解説していきたいと思います!

また今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているので、
ぜひそちらも併せてご覧ください!

 

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重問を始めるタイミングが悪い人

時間がないからと焦ってはいけない

現役生は時間が限られていますので、参考書を選ぶための時間がないことがよくあります。ですから、とりあえず学校で配られた問題集を解いてみることになることが多いでしょう。しかし、その参考書が難しくてよくわからない場合もあります。それでもやらなければいけないと思い、多くの時間をかけても理解が深まらず、結果的に理科の成績が低下してしまったというパターンも少なくありません。

学校を盲信するのは危険!?

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私立学校などでは、授業が進んでいるため、化学は既に2年生の段階で終了しており、3年生からは重要問題集に取り組むといった進め方をしている場合もあります。それならばまだ理解できるのですが、実際には高3の春に突然、全員に重要問題集が配られるなどのケースもあります。
学校ではセミナーや通常の教科書の内容と連動して進められているわけではありませんので、セミナーの内容に合わせて学校の授業でも基礎を学びながら、さらに重要問題集に取り組む必要があります。理系の生徒たちにとって、このような状況はかなり厳しいものです。
学校やセミナーで行われるのは基礎的な内容ですが、突然重要問題集のような難しい問題が出され、それを解くことが求められます。このギャップを埋められていない印象があります。重要問題集さえ使えば安心と考えている生徒も多いです。確かに優れた教材ですが、単に重要問題集をやれば大丈夫という安易な考え方をしている生徒も多いようです。
しかし、重要問題集だけで受かるわけではありません
最終的には重要問題集を解けるようになる必要がありますが、それだけで合格できるわけではありませんので、注意が必要です。

『重要問題集』の危険性

重要問題集の危険性について、解説していきます。

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重要問題集との最初の出会いは、やはり学校で配られたからです。私の学校では、毎週のようにプリントが配られており、1〜2年生になるとセミナーとともに重要問題集も取り入れられていきました。具体的な週ごとの課題が指定され、良い先生からは「両方やりなさい」と言われました。私の場合、急に重要問題集に取り組むことになったわけではないので、まだ大きな壁にぶつかったわけではありませんが、やはり重要問題集の問題を解き始めた時は、セミナーでは解ける問題でも、重要問題集において大きな課題となり、どのように式を立てるのか、またまだ覚えていない内容もあるなと感じることがありました。難しくて苦戦した記憶もありますし、重要問題集に取り組む際に少し壁にぶつかったこともありました。
重要問題集は大切な教材ですが、適切な準備と基礎の定着が必要です。初めて取り組む際には戸惑うこともあるかもしれませんが、きちんと理解を深めるためには工夫が必要です

 

『重問』を始める基準・時期

どの程度のレベルの生徒が取り組むべきなのか、共通テストやセンター試験で言えば、何割ぐらいの点数や化学の偏差値が目安になるのか、その基準について解説します。私の場合、化学は得意な方でしたが、重要問題集は難しく感じました。センター試験の化学の点数で言えば、その時点で7割や8割ほど取れていたかと思います。ですが、難しさは感じていました。逆に言えば、共通テストの化学が5〜6割の状態であれば、重要問題集に取り組むべきではないと考えます。イメージとしては、共通テストで化学が7~8割程度の点数を取れており化学の偏差値が55や60程度で、基礎がしっかりと固まっている状態でなければならないでしょう。各自の実力や状況に応じて、適切なタイミングで取り組むことが重要です。基礎がしっかりと固まった上で、自信を持って挑戦しましょう

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化学の勉強法

化学は、対象を覚える部分が他の科目とは異なる特徴があります。覚えるべき内容を未だに覚えていないまま、重要問題集に取り組むという悲劇的な状況に陥ることもあるでしょう。そんな事態を避けるために、具体的な勉強方法を紹介します。

知識のインプット→難問に挑戦

化学の勉強では、大きく2つの要素を分けることが重要です。
まずは一定の範囲を覚えること、そしてそれを基に難しい問題の解法力を養うことです。
覚えていない状態で重要問題集などに取り組んでしまうと、知識の不足が先行してしまい、実際にどう解けば良かったのか理解することが難しくなってしまいます

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この2つの要素をごちゃ混ぜにしてしまうと、かなり危険だと考えます。知識が揃っていない状態で重要問題集のような難しい問題に取り組んでも、知識がないため手も足も出ない状況になります。解説を読んでも、基礎知識の不足から考え方を理解することもできません。このような状況になると、どちらの要素も身につかなくなってしまいます。ですので、まずは覚えるべき内容をしっかり覚えてから、その次に問題の解き方やアプローチ方法を習得するために、簡単な問題から始めると良いです。その後、基礎が固まった上で重要問題集に取り組むという順番が適切だと思います。

夏に始めるのが効果的!

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重要問題集に取り組む時期については、受験生の場合は夏ごろが適しています。学校で習っていない範囲についてはまだ必要ないと思いますが、学校で習っている理論や前半の内容は、夏休みまでに基礎知識をしっかり身につけることが重要です。夏休みには重要問題集などの入試レベルの問題に実際に触れることができるようになるため、1学期の目標として基礎の学習を進めることをおすすめします
重要問題集は入試問題に近い内容であり、まとめとして非常に役立つ参考書ですが、適切な時期に取り組まなければ悲惨な結果になる可能性もあるので、まだ基礎が不十分な方は焦る必要はありません。個々の学力や状況に合わせて、適切な方法を選択しましょう。基礎をしっかりと固めた上で、自信を持って取り組んでください。

まとめ

● 重問を始めるタイミング!
● 『重要問題集』の危険性!
● 『重問』を始める基準・時期!
● 化学の勉強法!

いかがでしょうか。
今回は「最速で参考書一冊を完璧にする方法 」をテーマに紹介をしてきました。
重要問題集は入試問題の入り口としては非常に良く、力もつく参考書ではありますが、取り組む時期を間違えると悲惨な目に遭ってしまう可能性があります!まだまだ基礎が伴ってない人は、焦る必要はないので夏頃までとっておき、基礎力が十分身についてから挑戦しましょう!応援しています!

 

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