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こんにちは、武田塾札幌円山公園校です!
今年から始まる共通テストについて、「共通テストってどんな問題が出るの?」「センター試験との違いは?」という疑問を持っている人も多いと思います。
そこで!この記事ではセンター試験と共通テストを徹底比較し、対策法を紹介していきます!
今回は共通テスト英語の【物理】【化学】について比較していきます!
目次
共通テスト【物理】【化学】全体の比較
正式名称は「大学入学共通テスト」である共通テストとは、大学入試センター試験に代わるものとして2021年1月から実施される試験です。
マークシート式問題で、知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した出題になる予定です。
では実際に、共通テスト【物理】【化学】はどのように変化するのでしょうか?
今回の記事では、2020年度に実施したセンター試験と2019年に実施した試行調査を元に比較していきます!
概要
まずは【物理】【化学】の配点・解答時間についてチェックしていきましょう。
<配点> | センター試験 | 共通テスト |
物理 | 100点 | 100点 |
化学 | 100点 | 100点 |
<解答時間> | センター試験 | 共通テスト |
物理 | 60分 | 60分 |
化学 | 60分 | 60分 |
配点・時間配分ともにセンター試験から変更はありません。理科を2科目受験する場合には、解答用紙の回収時間である10分間を含めた130分間の試験となります。
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【物理】の比較
次に【物理】を比較していきます。
最後まで解き終わらなかった人がたくさん!
こちらの記事でも紹介した通り、試行調査の物理はセンター試験と比べて主に問題文の分量が非常に増えました。
物理の一番最後の問題はマーク型の問題であるにも関わらず、無回答率が9%と高くなっていることから、試行調査では解答時間が足りず解ききれなかった生徒が多く出ていたことがわかっています。
しかし問題文の分量が増えたからと言って、センター試験のようにリード文を読まずに問題に取り掛かることはオススメできません。これまではリード文を読まずに本文とキーワードだけで解答することができましたが、共通テストではこの長い問題文に必要な情報が含まれているため、それが難しくなってしまいます。本文やキーワードだけでは誤った選択肢に引っかかる可能性があり、おそらく実際の共通テストでもこのようなひっかけの選択肢が出てくると予想されます。
また問題文の分量が増えているのに対して、問題全体を通して必要な計算の量は減っています。
さらに、他の理科科目と同様に会話文を使った問題が増えたり、実験系で写真を扱った問題が増えたという変化があります。
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新しい出題傾向
”生活に関連する問題”の例として、試行調査では等速直線運動についての問題が出題されました。
この問題は「飛んでいる宇宙船から荷物を放り出す」という設定になっており、問題本文も「荷物はどのように飛んでいきますか」「等速直線運動をするために宇宙船はどんなふうにエネルギーを使えばいいですか」というように自分たちが見られる現象になっていました。その結果、この問題の正答率は大きく減少していました。これまでのセンター試験のような基本的な設定であればもっと正答率が高いはずの問題でしたが、このような設定になってイメージがしづらくなったのだと思われます。
このように、物理は生活関連問題の正答率の減少が大きいため、生活関連系問題の演習を十分にしておく必要があります。
また試行調査で初めて出題されたもので、数学のように回答欄に当てはまる数字を自由に答えてマークできる、穴埋めタイプの問題が現れました。このような問題は他の問題のように選択肢が無いため、勘や消去法で答えを選ぶことが難しくなります。
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【物理】の対策方法
まずはとにかく教科書や資料集を読むことが大切です。
物理の教科書は抽象的な内容が多いのですが、特に実験系・コラムなど日常生活と結びつく内容は重点的に見ておきましょう。また物理は資料集が軽視される傾向があり、資料集を持っていない生徒も多くいると思います。学校で配られていなかったとしても、自分で用意しておくと良いです。写真や生活に結びついている例を見るのはもちろんのこと、特定の範囲だけでなく全範囲の勉強において資料集を活用しましょう。その時に勉強する範囲のページを開き、手元に置いておきましょう。
これまでの物理の勉強法はひたすら問題を解くのが定番でしたが、共通テストの対策においてはそのスタイルを変えていく必要があります。
共通テストの物理はセンター試験から大きく変化しています。ですが問われているものはセンター試験のときと変わらないため、見せ方の変化による影響が大きい、と捉えておきましょう。問題の難易度は変わらないため、まずは傾向の違いに注目して対策してみてください。
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【化学】の比較
次は、【化学】の分野を比較していきます。
試行調査がそのまま共通テストに
化学も物理と同様に会話文が含まれる問題や実験・日常生活に関わるものを題材とした問題が出題されるようになりました。これまでのセンター試験では「謎の気体Xがあります」というような表現だったのが、「カセットボンベに入った気体があります」というような感じに変化しています。見たことのない問題になってしまうので、問題文から与えられたデータを読み取って解く必要があります。
しかし試行調査では、化学は他の理科科目に比べると最後まで解ききっている受験生が多く、できる人とできない人のバランスも良いという結果となりました。問題文の分量が増えたため試験時間が足りなくなると思われましたが、本番もおそらく試行調査と同じような分量になると考えられます。つまり試行調査の問題がそのまま参考になる、ということです。
またセンター試験では正誤問題が出ていましたが、今回の施行調査に正誤問題はなく、共通テストでも出題されない可能性が高いと予想できます。実際の共通テストも、これまでのように単純な知識で解ける問題は大幅に減少すると考えられます。
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グラフを描く
化学だけの特徴で、試行調査にグラフを描く問題が出願されました。問題用紙の中に方眼紙があり、そこに自分でグラフを描いて考える問題となっています。自分でグラフを描いてから数字を読み取って解く問題は、センター試験では見られなかったもので、このような新しいタイプの問題が、実際の共通テストにも出願される可能性があります。
グラフを描く練習をしている生徒はまだ少ないと思われますが、グラフを描くことに事前に慣れておき、グラフの意味も理解しておきましょう。
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【化学】の対策方法
化学も他の理科科目と同様に、まずは教科書・資料集をしっかり読むことが大事です。特に教科書では思考の流れを追い、資料集の写真やグラフ、表で知識を補完していきましょう。また、問題集の中でも実験を題材にした問題は重点的に見ておくと実験系問題の対策ができると思います。実験の数値を読み取ってそこから何がわかるのか、自分で考えをまとめる習慣をつけておきましょう。
共通テストの化学は問題全体の難易度の変化はほとんどなく、解答に使う時間も変わらないと考えられています。リード文をきちんと読めば知らなくても対応可能な問題が増えたため、むしろ必要になる知識の深さはセンター試験に比べて減っています。
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まとめ
【物理】 【化学】 |
いかがでしたか?このように、センター試験と共通テストを比較するといくつかの大きな変化があります。
初めての共通テストで不安だと思いますが、以上の変更点に注目して対策してみてください。共通テスト対策、頑張ってください!
さいごに
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