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知らないと損!共通テスト【数学】対策のすべてをまとめてみた 。

この記事の読了時間:約2分

 

こんにちは、武田塾円山公園校です!

今年から始まる共通テストについて、「共通テストってどんな問題が出るの?」「センター試験との違いは?」という疑問を持っている人も多いと思います。

そこで!この記事では数学センター試験と共通テストを徹底比較し、対策法を紹介していきます!

 

 

目次

・共通テスト【数学】全体の比較
 ‣概要
 ‣難易度
 
・共通テスト【数学】出題傾向の比較
 ‣センター試験と大きく違うのは自分で式を考えること!
 ‣共通テスト【数学】の対策方法は?
 
・共通テスト【数学】対策のための参考書
 ‣参考書を選ぶ基準は?どんなものを使えばいいの?
 ‣おすすめ参考書①
 ‣おすすめ参考書②
 
・まとめ
 

共通テスト【数学】全体の比較

正式名称は「大学入学共通テスト」である共通テストとは、大学入試センター試験に代わるものとして2021年1月から実施される試験です。

マークシート式問題で、知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した出題になる予定です。

では実際に、共通テストの「数学」はどのように変化するのでしょうか?

今回の記事では、2020年度に実施したセンター試験と2019年に実施した試行調査を元に比較していきます!

 

概要

共通テストの概要は次のようになっています。

数学Ⅰ・A

試験時間 配点 解答方法
70分 100点 マーク式

数学Ⅱ・B

試験時間 配点 解答方法
60分 100点 マーク式

 

「数学Ⅰ・A」の試験時間が60分から70分に変更されました。それ以外の配点や解答方法に変更はありません。2020年度開始の大学入学共通テストで導入予定だった国語と数学の記述式問題について、同年度の実施を見送ることになったため、解答方法は記述式ではなくマーク式となっています。

 

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難易度

センター試験から共通テストに変わるにあたって、「とても難しくなるのでは?」と心配に思っている人も多いと思います。

まず、問題そのものの難易度は変わりません。
実際に必要な計算はセンター試験と同程度の難易度で、むしろその量はセンター試験に比べて少なくなっています。
しかし、その計算に辿り着くためには理解しなければならない設問の文章があり、これがとても難しいのです。センター試験との大きな違いはこの設問文にあります!

 

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共通テスト【数学】出題傾向の比較

いよいよ、気になる出題傾向を比較していきます。

共通テストの数学はセンター試験から大きく変化しています。

センター試験と大きく違うのは式を自分で考えること!

まず、問題作成の方針を見ておきましょう。
『数学的な問題解決の過程を重視する。 
 (一部省略)
 目的に応じて数・式、図、表、グラフなどを活用し、一定の手順に従って数学的に処理すること、及び解決過程を振り返り、得られた結果を意味付けたり、活用したりすることなどを求める』と記載されています。(独立行政法人大学入試センター 令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針より)

 

これまでのセンター試験は数式があらかじめ与えられており、その数式から答えを出しなさい、というような出題方式でした。

しかし共通テストでは、数式の前に文章が書いてあり、設問の背景とも言えるその文章から「それを数式にすると…?」と自分で数式を考えるところからから始まります。今までは与えられてきた数式を、自分から作らなければならない場面が非常に多くなっているのです。
大問ごとに問われる分野はある程度決まっていますが、自分が何をやっているのか把握し、きちんと設問の文章を読んで理解しないと「分野の中の何を指しているのか」がわからないため、数式に辿り着くことができません。その文章を理解するために読み込みの練習が必要だと考えられます。

 

センター試験は言わば定量的であり、計算して答えを出す問題が中心でした。それに対して共通テストは定性的で、文字が持っている意味や性質を理解することに重きを置いてる部分が多くなっています。解答にかかる時間の内訳は、実際に計算する時間は減少しますが、問題文を読んで考えている時間は増加すると考えられます。よって共通テストでは文章の全部を読むのではなく必要な点だけ読み拾えるか、と言った「読み方」が重要になります。求める数式にたどり着くまでの時間で差がついてしまうのです!

 

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共通テスト【数学】の対策方法は?

それでは、共通テストの数学はどのように対策をすればいいのでしょうか?

これまでのセンター試験の数学の勉強では、時間のない人はひたすら問題を解いて何とかしていたこともあったかもしれません。しかし共通テストはセンター試験と大きく変わるため、そのような勉強法では太刀打ちできず、これまで以上に対策がしずらいものとなります。

共通テストは、センター試験のように直前に対策するだけではとても難しいです。対策の一つとして、講義系や映像授業を用いて理屈を理解する必要があります。ただ答えを出して〇か×かより、問題の背景やどう問われているかの理解が重要であるため、それに焦点を合わせた勉強が必要です。

 

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共通テスト【数学】対策のための参考書

「問題の背景やどう問われているかの理解に焦点を合わせた勉強が必要」とありますが、具体的にどのような勉強をしたらいいのでしょうか?

ここからは、共通テスト対策に適している参考書の選び方や香川先生おすすめの参考書について紹介していきます。

 

香川亮先生…学びエイド数学の鉄人 予備校数学科講師 ラジオパーソナリティー

南は鹿児島から,北は埼玉まで全国を週7日駆け回る人気講師。指導対象は中学生から社会人まで,レベルも東大志望者向けの講義から社会人向けの学び直しや,数学の導入の講義,ビジネス数学検定対策等と幅広い。

 

参考書を選ぶ基準は?どんなものを使えばいいの?

共通テスト対策で使う参考書は、
・共通テストに特化している 
・あるいは、それに近いコンセプトで作られている
ものが良いでしょう。

しかし、共通テストがどういう形式で出題されるのか未確定な要素が多いため、参考書が出そろっていないのが現状です。対策本の出版はギリギリになることも考えられるため、まずは模擬試験などで経験を積んでおくことが対策につながります。
また今すぐできる・始められる対策は「土台作り」です。まずは参考書が出そろうまでに基礎を固めることがカギになります。

共通テスト対策の参考書を選ぶ基準としては、「問題が『なぜそうなるのか』を理解するような練習になるものか」が挙げられます。
「なぜそうなるのか」を考えることができる参考書の例で、おすすめのものが次の2つです。

 

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おすすめ参考書①

「思考力・判断力・表現力トレーニング 数学ⅠA」

「思考力・判断力・表現力トレーニング 数学ⅡB」

著者: 吉田信夫 著
出版社: 東京出版
価格: 1,540円 (本体1,400円+税)

 

【特徴】

・「どうしてそうなんですか?」という問題や、「これは合ってますか?間違ってますか?」というような問題があります。
・本質的に理解できているかを基本レベルで確認することが可能です。
・共通テストに向けて視点を切り替えることが出来る一冊です。

共通テストに向けて、頭のスイッチを切り替える一段階として使用すると良いでしょう。

 

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おすすめ参考書②

「図説 学力向上につながる数学の題材」

編集代表 /四方義啓、下田好行  岩田修一、鈴木 貴
出版社: 東京法令出版
価格: 2,724円(本体2,477円+税)

 

【特徴】

・講師が実際に問題の題材として使っているものです。
・共通テストの参考になる問題も収録されていて、共通試験の問題に相当している問題もいくつか載っています。
・解かずに読むだけでも価値のある一冊です。

こちらの参考書は難関大で満点を目指す人におすすめの一冊です。

 

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まとめ

 

【数学全体】
「数学Ⅰ・A」の試験時間が60分から70分に変更!
・計算の難易度に変化はないが、設問の理解が難しくなる!

【出題傾向】
・自分で数式を考える
・設問の要点だけを捉える「読み方」がカギになる
・対策には量をこなすのではなく、理解が必要

【共通テスト対策参考書】
・「思考力・判断力・表現力トレーニング 数学ⅠA・ⅡB」
・「図説 学力向上につながる数学の題材」

 

 

いかがでしたか?このように、センター試験と共通テストを比較するといくつかの大きな変化があります。2020年のセンター試験・施行調査・市販のテストに取り組んでしっかり研究し、共通テストに向けて専用の対策をする必要があります。

初めての共通テストで不安だと思いますが、以上の変更点に注目して対策してみてください。共通テスト対策、頑張ってください!

 

さいごに

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