みなさんこんにちは!
今回は筆者の出身校である北海道大学について、魅力や特徴をご紹介していきます!!
旧帝大の国公立として北の大地にたつ北海道大学。
新型コロナの影響から、札幌のキャンパスに行くのがはばかられる。。オープンキャンパスに参加できないかもしれない。。という方も、多くいるのではないでしょうか。
そこで、(自称)北大大好きマンの僕が、5つの魅力と受験生の志望校決定に活かせるような北大の情報をお届けしていきます!
国公立への進学を考えている方はぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね!
北大の魅力
まずは北大へ進学したら得ることができる魅力をご紹介していきます!
①広大かつ美しいキャンパス!
僕がおもう北大最大の魅力!
美しいキャンパスと、日本屈指の広さを誇る敷地面積です!
まずは美しさ!
メインの通りは札幌の観光名所になるほどの景観をほこり、実際、僕が在学しているときは外国のツアーの方々をよくキャンパス内で目にしていました。
夏は緑が生い茂り、秋は紅葉がキャンパスを彩ります…!
そして、北大の広さです!!
東京ドーム何個分かは、、よくわからないのですが(笑)
地下鉄駅4個分×JR2個分の敷地面積を誇ります!
(一時期、「札幌ドームが北大内に移転するかもしれない」という噂がわりとマジで広まったくらいの広さはある!)
もっというと、北大は「学部棟」として、各学部で都内のビルキャンパス一つぶんの建物を有しています。
なんなら、学科でひとつのビルを持っている、なんてこともありますよ!
ほかにも、キャンパス内に大規模実験施設があったり牧場があったりするので、実験・実習が行いやすく、内容も充実しているというメリットもあります。(学生は無料で使えるジムもあります!!)
さらには、、その広さを活かした「遊び」も充実!
なんと、キャンパス内にバーベキューゾーンがあるのです!!(ジンパ(ジンギスカンパーティー)と呼びます!)
生協でバーベキューセットを借りることができますし、持ち込みもOKです!
僕はオープンキャンパスのときに学生さんたちがジンパを見てさらに惹かれました…!
ということで、まず一つ目は広い!そして自由な!!北大キャンパスについてでした!!!
②めちゃくちゃ便利な立地!
二つ目の魅力は北大の立地です!
実はこれだけ美しくて広大で自由な北大キャンパスなのですが、札幌駅の目の前に広がっているのです!!
北海道中のモノとヒトが集まるのが札幌駅ですから、札幌駅=北海道の中心地といえます。
そんな札幌駅の前に広大なキャンパスが広がってるのです!!(東京でいうと、新宿駅の前に広々したキャンパスが広がっている感覚です!)
とにかくこれがめちゃくちゃ便利!
ご飯に行くにしても、買い物をするにしても、バイトをするにしても、デートに行くとしても、、基本、なんでもできます!!
この立地の良さも、北大の魅力の一つです!!
③一人暮らししか勝たん
これは僕の主観たっぷりな意見にはなってしまうのですが、、
ともあれ北大は、道外からの出身者が約7割+札幌以外の道内勢も合わせると、約8割がたの学生が一人暮らしをしているといっても過言ではありません。
あなたももし北大に進学したら、一人ぐらいをすることになるのではないでしょうか?
一人暮らしはですね、、ぼくは本当によい経験でしたね…!
まずは家事が身につく!
僕はレストランのバイトもしていたというのもありますが、料理や洗濯、掃除は絶対にやらないといけないのでいやでもできるようになります。
大学生活を送りながら生活力が付くと考えれば、まさに一石二鳥以上だと思います!
そして何より、、とにかく自由!!(こっちがメイン、とは口が裂けても言わない。)
何時に帰っても何時に起きても(ジュギョウアルケドネ)、、誰にも何も言われない!!!
もちろん、誰が家にきても、、、というわけ。
この自由を経験してしまったら、もうあとには戻れない、、かも…!
これは北大の、というよりは一人暮らしの魅力ではありますが、北大に進学したら多くの方が一人暮らしとなると思うので、北大の魅力として紹介しました!
④夏がとにかく過ごしやすい!
次の魅力は夏の北海道について!
こちらも北大、というよりは北海道の、札幌の魅力ではあるのですが、とにかく夏がよい気候です。
一応お話しておくと、札幌も暑いっちゃ暑いです。
ただ、暑さの"質"が東京や大阪、福岡なんかとは全然ちがいます。
とにかくジメジメ感がない!!
そして、暑いのも「太陽の光で暑い!」みたいなかんじなので、なんとなく健全な暑さなかんじがして気持ちがよくなります。(笑)
朝夜は平気で30℃をきりますし、風も涼しいので、なんなら窓を開けるだけで快適な夜を過ごすことができますよ!
本州の都市圏から札幌に住み始めたら、夏はきっと感動すると思います(笑)
⑤ウィンタースポーツを超絶楽しめる!
札幌のデメリットしては冬の雪が多い!という点なのですが、
これは逆にいうと、ウィンタースポーツを手軽に楽しめる!という意味になります!
札幌市街地から一番近いゲレンデだったら、夕方ごろに授業がおわったあと、ナイターに行けます。(笑)
それくらい近いですし、土日や全休(平日だけど授業が一つもない日)に日帰りで雪質のよい山に普通にいけます。
本州の都市圏だと、なかなか日帰りでスキー・スノボーに行こうとは思えないと思うのですが、北大・札幌在住ならそれが可能です!
また、雪の季節が長いため、純粋にシーズンも長いです。
なので、4月のサークルの新歓(新入生歓迎)の際には、無料でスキーやスノボーができちゃいます…!(北大の新歓のほとんどは先輩持ちでイベント参加や食事にいけちゃいます!)
ちなみに、、新歓は本当にすごくて、上手に新歓を活用したら、4月は一度も自分のお金を使わずに夜ご飯を外食できますよ。(笑)
そんなわけで、5つ目の北大の魅力はウィンタースポーツを手ごろに楽しむことができる!という点でした!
北大の特徴
続いては、北大の特徴をご紹介していきます!
魅力も特徴の一つではあるのですが、より「大学のシステム」という部分に注目して、ここではご紹介していきます。
①総合理系・総合文系のシステム
画像引用:北海道大学 入試案内 総合入試について
北大の特徴として一番に挙げられるのが、なんといっても「総合入試」と呼ばれる入試・学部システムでしょう。
簡単にいうと、
「1年生の間は、学部関係なく広く浅くいろいろなことを学ぼう!」
「その中で興味がでた分野を、2年生から本格的に学部生として勉強していこう!」
というものになっています。
この制度、実際に体験した身としては明確なメリットとデメリットが存在すると感じています。
僕は理系だったので理系としての体験しかお話できませんが、文系にも同じことがいえると思いますので、
実体験も含めながら、総合入試のメリット・デメリットをお話していきます。
総合入試のメリット
<大学にはいってから興味のある分野を探すことができる!>
なんといっても総合入試のメリットはこれでしょう。
武田塾の受験相談でも
「やりたいことがないんです」
「とりあえず、大学には行きたいんです」
というお声を多くいただいていますし、
まぁ冷静に考えてみれば、人生に大きく影響する大学4年間の進路を、人生経験がまだまだ浅い高校生のうちに決めろ、という方が酷な話ではあるのですよね。。
そんな進路のお悩みを解決できるのが、総合入試なのです!
配属希望の学部によって必要な単位の科目が変わるので、内情は「なんでもかんでも好きな科目を取れる!」というわけではないのですが、総合大学らしい自由度があると感じました!
例えば僕は、理系でありながら「フランス革命史」や「ロシア音楽」の授業を取っていましたし、逆に理系っぽい「水生生物の行動科学」の授業に、総合文系や文系学部の学生さんもいました。
なにより、総合理系から文系学部に進むことができますし、逆に、総合文系から理系学部に進むこともできるのも非常に大きなポイントです!(まぁ文転・理転を目指す場合は、下のデメリット部分をよく読んでほしいのですが。。)
アルバイトをしたり、国内・海外旅行にいったり、ボランティア活動をしたり、サークルや部活をしたりと、大学生になると高校生のときに比べると格段に世界が広がりますから、その中で進路選択ができるというのは、やはり大きなメリットですね!
総合入試のデメリット
お次は総合理系のデメリット。
デメリット、とはいっても、あくまで一意見であるということも踏まえていただけると幸いです…!
<Ⅰ. 結局、ある程度自分の進路イメージをもっていないといけない>
上で少し触れましたが、総合入試入学者といってもなんでもかんでも好きな科目をとれるわけではありません。
というか実のところをいうと、期待していたより自由度がない…!!
総合入試の科目は大きく分けるとコアカリキュラムと呼ばれる
・フレッシュマンセミナー(少数のゼミ形式授業)
・総合科目(大きな枠の中で毎授業で異なるテーマを扱う)
・主題別科目(他大学でいう教養科目)
・外国語科目(英語・第二外国語・その他外国語)
・共通科目(=体育・情報・統計学)
と、
基礎科目(文系・理系の主要科目)
にわかれており、
北大の総合入試紹介の資料だとあたかも「コアカリキュラムが豊富でめちゃくちゃ取れますよ~!」みたいに見えるのですが、
実際は、文系・理系の科目である基礎科目が中心のコマ割りになります。
そして、2年生のときに進みたい学部ごとにこの基礎科目の内容が指定されています。
つまり、最低限「文系か理系か」くらいは結局決めておかないと、授業の取り方がめちゃくちゃ大変になります。。
なので、、総合理系からでも文系に行けるよ!とは書いてあるのですが、本気で文転・理転するのなら、結局は4月中旬の授業登録までには決めておかないといけないのです。
<Ⅱ. 行きたい学部・学科にいくにはぶっちゃけ勉強"+α"が必須>
総合入試のもう一つのデメリット・注意点は、行きたい学部・学科にいくには、1年生の成績をとることが必要という点です。
というのも、2年生の学部選択は成績上位の人から希望が決まっていくからです。(人気の農学部は"けっこう頑張らないと"入れないです。。)
実力主義、一番わかりやすい仕組みではありますし、
まぁ学生の本分は勉強なので、いわれれば当然なのですが、、、
やっぱり1年生のときくらいは遊びたいじゃん…!!というのが、大学一年生のきもちというもの。
当然、大学の勉強は高校に比べると難しいことが多いので、点数をとるのも一苦労なわけです。
しかも、、"+α"と書いたところが意外と重要で、大学の成績を取る際は、「戦略性(ずる賢さ)」も残念ながら必要になることが多いのです。
例えば、同じ「主題別科目(教養科目)」という枠のなかの授業であっても、点数が取りやすい授業(先生)と点数が取りにくい授業(先生)が存在します。
そういった情報は、縦のつながり(先輩)と横のつながり(同学年の友達)によって得られます。
また、毎年(ほぼ)同じ問題が出題される授業(先生)も存在します。
その場合は、どれだけ難しい問題であっても、過去問を手に入れさえすれば点数が取れるというウルトラアルティメットモードに突入できるわけなのです。
ここまでは各大学、実はよくある話なのですが、、これを総合入試で許しているのが結構問題。
なぜなら、授業によって点数の取りやすさが変わってしまうというのは、同じ土俵で学部選択をする上では不公平になってしまうから
です。
この話を突っ込んでいくと本当に批判になってしまうのでこれくらいにしますが(笑)、
・大学がいうほど自由度はない
・勉強しないといけないのはもちろんだが、大学特有の人間関係によって点数が取れる現象が不平等ともいえる
→全員が同じ土俵で学部を競えるとは厳密にはいえない
という点が、総合入試のデメリットだと僕は感じています。
総合入試 補足事項
総合入試について、最後に補足事項をご紹介しておきます。
<理系>
理系の場合は、前期は基本的には総合入試による入学になると考えておきましょう。
医学部・獣医学部・歯学部の専門性が非常に高い3学部と、2年生から函館キャンパスとなる水産学部をのぞいた学部には、そもそも前期の学部別入試が用意されていません。
なので、北大の一般理系学部に直で入りたい場合は、後期受験で入るしかありません。(後期受験のためには前期を蹴らないといけないのでそんなリスキーなことはオススメしません。。)
<文系>
逆に総合文系は、学部入試と同じか少し少ない募集人数となっています。なので、文系の場合は、「総合文系」という学部がある
みたいなイメージでいるとよいのではないかなと思います。例年、倍率も各学部とほとんど変わりません。
総合入試のまとめ
総合入試についてまとめておきます。ここではあえて、「総合入試で入学すると苦労するかもしれない人」のみ書きます。
自分がやりたいことが明確に決まっている かつ 1年生の間はとにかく遊びたいという人は、総合入試で入学すると、きっと苦労します。。
「苦労」というのも、心の面で苦労するかと思います。
やりたいことが決まっているのに、
・大学にはいってまた本格的に勉強しないといけない
・もしやりたいことができる学部に入れなかった
となると、結構心の面でしんどくなるかなと思いますで、
そうなりそうな方は、総合入試は少し考えたほうがよいです。
ちなみに僕はこのパターンに当てはまっていたタイプだったのですが、「北大に行きたい」という欲が勝って北大を選びました。
最後は「あなたが大学になにを求めるか」「何を最優先にして考えるか」で検討してみましょう。
②典型的な基本問題からなる二次試験
二つ目の特徴は、北大二次試験についてです。
詳しくは別記事にまとめますので、ここではさわりだけ。
北大の二次試験は、その偏差値や「旧帝大」という名前からは想像できないほど基本の問題が出題されるのが特徴です。
北大の問題は「国公立対策の基本問題集に使われそうな問題」といわれることもあるくらいなのです。
これは各科目、すべてに共通していえることです。
もちろん、基本=簡単というわけではないですし、そのぶん要求される合格点は高いですが、
まずは共通テスト(旧センター試験)の対策の延長で記述力対策をスタートして、過去問や国公立入試対策の基本問題集を使えば、変に難しい問題を扱う必要はありません。
各科目、共通テストやセンター試験、日東駒専レベルやGMARCHのマーク式の問題が、「記述だったら書けるかどうか」という視点で勉強すると、北大対策のひとつになります。
基本となる知識・解法をしっかりと理解しているか
⇓
理解しているものを自分のことばで記述できるか
⇓
それを限られた時間内に確実に発揮できるか
というのが、北大を目指すうえで常に意識するべきポイントです。
そういう意味では、共通テストや併願の私大の対策・インプットが活きやすいので、とてもコスパのよい国公立ともいえるでしょう。
反対に、早稲田・慶応レベルとの両立にはあまり向きません。
既知の知識を組合せ、網羅させ、発展させて考える早慶の問題は、北大対策と比べると非常に先のことをしています。
「早慶を目指す過程で北大対策をする」ことは可能ですが、「北大を目指しながら早慶も対策する」というのは非常に難しいことを要求されると考えてください。
「脳の使う部分が違う」みたいな感覚になります。
ここはあなた自身が「国公立(北大)に行くのが優先か、早慶に行きたいか」で決めるしかありません。
ともあれ北大を目指すのであれば、各科目の基本を記述レベルで表現するということをまずは意識して勉強していきましょう。
北大の魅力と特徴 まとめ
今回は北海道大学の魅力と特徴についてお話してきました!
魅力についてはぞんぶんに語らせてもらいましたし、特徴では総合入試と入試問題の対策についてお話させていただきました。
とくに総合入試は実際に体験した身としての意見だったので、ひとつ参考にしていただければと思います。
この記事を読んでくださったあなたが少しでも「北大、目指してもいいかも…!」と思ってくれたらうれしいです!!
目指す価値は大いにあるし、その頑張り以上のものを与えてくれる環境が北大にはあると確信しています!
ぜひ志望校候補に入れてみてくださいね!!