皆さんこんにちは!!
授業をせずに偏差値を伸ばす、 札幌駅北口にある高校生向け学習塾「武田塾札幌校」です!
多くの北海道大学志望の受験生がなんとなく選んでしまいがちな北大総合入試。
本日は理系について、実際に北大総合理系から移行した私が感じたことも交えてお伝えしていきます(^^♪
総合理系って何?
総合理系入試の仕組み
簡単に説明すると、行きたい学部を決めずに理系という大きな枠組みで入学し、1年次の終わりごろに行きたい学部学科を決めるという制度です。入試制度の詳細は大学の募集要項をご覧ください。
北大の理系入試は数学150点、理科2科目それぞれ75点、英語150点という配点になっていて理系の総合入試には「選抜群」といって「数学重点」「化学重点」「物理重点」「生物重点」「総合科学」の5種類あります。例えば数学重点を選ぶと数学は200点、理科2科目それぞれ50点となり理系科目における数学の配点の割合が上がります。
得意科目の選抜群で受験することで「得意科目で点数を稼ぐことができる」という仕組みになっています。総合科学選抜群は数学も理科も得意な人や特に得意な科目がない人におすすめです。
2年生以降の学部の決め方
北大に入学すると、1年生は全員総合教育部という学部に配属されます。1年生はどの学部の人も文系理系共通の「教養科目」と数学や理科などの「基礎科目」を学びます。そして、必ず単位を取らなければならない必修科目と自分が取りたい科目を選ぶ選択必修の授業があります。
良い成績を取りたい人は選択必修科目の選び方も重要だと私は感じたので、できるだけ先輩に相談するなど、授業や担当の先生の情報収集が必要だと思います!
2年次から配属される学部は1年次の成績と自分の志望を合わせて決められます。それぞれの学部には定員があり、志望する学生がその定員を超えると成績上位者から順に学部が決まります。
第3志望まで決めることができ、第3志望すべての定員から漏れてしまった人は定員の枠が空いている学部に所属することになり、志望した学部に入れなかった人でも留年していない限りどこかの学部に所属することになります。
総合入試のメリット、デメリット
メリット
①北大の中では比較的入学しやすい
先述したように選抜群があるため、理系科目で特化した科目があれば、ほかの教科があまり得意ではなくても得意科目で点数を伸ばせば苦手な科目をカバーすることができます。
②大学に入ってから行きたい学部をじっくり考えられる
総合入試の最大の特徴として、「何を勉強したいかわからない、決まっていない」学生でもとりあえず北大に入学することができるということです。大学に入ってから授業で興味を持った分野や、どのような教授や研究室があるのかなどの情報収集をしてどの学部に進みたいかを考えることができます。
北大の先輩に聞くのはもちろん、気になった教授に直接メールをして研究内容を詳しく聞くこともできますし、研究室を見学させてもらえる場合もあります。積極的に情報収集をすると勉強のモチベーションも上がるのではないかと思います。
③文系学部に行くこともできる
1年生では文系理系共通の教養科目があり理系科目に限らず幅広く学ぶことができます。もし文系科目に興味を持ったのあれば、人数は限られますが、総合理系入試で入学した生徒でも2年生から文系学部に行くこともできます。理系学部だけでも多くの種類がありますが、文系に行くこともでき、選択肢の幅は入学してからでもとても広いです。
デメリット
〇行きたい学部に行けるとは限らない
総合理系の一番恐ろしいのはこれに尽きると思います。
先述したように、2年次から行く学部を決める際は自分の志望だけではなく成績も反映されます。志望した学部が定員オーバーしてしまうと成績順に配属されます。そのため1年生の授業で良い成績を取らなけれなばりません。
基礎科目はクラスによって先生が異なるのですが、正直先生によっても成績の取りやすさにかなりばらつきがあります。
また、大学で難しい内容の授業で優秀な成績をとるために勉強を続けるメンタルも必要です。実際、総合理系で入学した周りの友人の中には途中で挫折してしまい単位を落とした人や、芳しくない成績を取り希望の学部に行けなかった人もいました。
学部別入試と総理で迷っている人へ
学部別入試をお勧めしたいのはこんな人
行きたい学部が決まっているが総理を検討している人も一定数いると思います。そんな方々は、もう一度よく考えてほしいです。今その学部に学部別入試で入るのと総理から入って大学で良い成績を取ってその学部に移行するのと、どちらのほうが希望する学部に行ける可能性が高いのでしょうか。
学部別入試と総合理系で迷っている人は、学部別入試のレベルが高いからとりあえず総合理系で入ろうかな...という方が多いのではないでしょうか。
人気度や学生の成績は年度によって多少変化はあるのであくまで私の感覚ですが、総合理系から学部を選ぶ際にかなり優秀な成績を必要とする学部は、学部別入試の中でもレベルが高い学部が多いです。
ここで考えてほしいのはその学部に入るために今勉強を頑張るのと、総合理系に入ってから優秀な成績を取るために頑張る、どちらが自分にとって良いかということです。
総合理系から移行するほうが難しいと言われている学部もあります。
迷っている方はぜひ詳しい方と相談しじっくり考えると良いのではないかと思います。
総合理系をお勧めしたい人はこんな人
一方、行きたい学部は決まっているが絶対この学部に行きたいと思っているわけではない人には、総理をお勧めします。
メリットとして述べたように、大学では皆さんが思った以上に様々な勉強ができ、様々な考え方を持つ人と出会うことができます。
もし、学部別入試と迷っているがその学部に固執しているわけでなく、総合理系のほうが合格率が高いのであれば、「実際に北大に入ってから自分の進む道を決める」という選択肢もよいのではないかと思います。
現役北大生にインタビュー
プロフィール
北海道大学 総合理系から農学部生物機能化学科に進学
講師 船橋周倖 先生
Qメリットだと感じたことは何ですか
大学に入ってから学部を選べることです。もともと理学部の物理学科に行こうと考えていましたが、1年間勉強していく中で生物におもしろさを感じ、農学部に興味を持ちました。また、講義を通じてどのような研究をしている先生がいるのかを知ることができるので高校生の時とは違った視点から行きたい学部を考えることができました。
Qデメリットだと感じたことは何ですか
やはり入ってからの勉強が大変だったことです。大学生になるとバイトやサークルなどできることが増え、それらの両立が大変でした。空いた時間はほぼ勉強に使っていました。
プロフィール
北海道大学 総合理系から医学部医学科に進学
講師 石田舜也 先生
Qメリットだと感じたことはありますか
センター試験に失敗しても医学部医学科に行けることです。実際に僕がそうでした。もともと医学科志望で、センター試験に失敗してしまい学部別入試で入ることは難しそうだったので総合理系に入学しました。
Qデメリットを教えてください
とにかくしんどかったです。バイトはせず部活も練習に行く回数を減らして勉強中心の生活でした。総合理系から医学科に進学するには勉強を続ける根性だけでなく運も必要だと感じました。成績の付け方は教授によって少し異なるの成績を厳しくつける教授になってしまうと余計に大変でした。
Q総合理系の受験を考えている方に伝えたいことはありますか
センターに失敗して、それでも本当に北大の医学部医学科に行きたいという人には総合理系はお勧めするが、総理から医学部医学科に行くのは難関ということは覚えておいてほしいです。医学科は学部別入試で入るほうが絶対に簡単です。行きたい学部が決まっているが総合理系入試を考えている方は行きたいところに行けないリスクがあるということを十分に考えてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本日は、北海道大学の総合理系入試について解説いたしました!
総合理系入試制度はメリットとデメリットの両方あります。
なんとなく総合理系を選んで後悔しないよう、いろいろな人の話を聞いたり相談して悔いのない志望校選択をしていただければなと思います♪
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