こんにちは!
武田塾佐野校校舎長の佐々木です!
梅雨時期に入り、天気痛などで体調を崩す人も増えているようです。
またこの時期はだれしも鬱々とした気分になりがちかと思います。
それに伴い意欲が下がりがちな時期ですが、こういった時期にどれだけ踏ん張って勉強を続けていけるかが、合否の分かれ目になります!
雨ニモマケズ、ガンバッテイキマショウ!
まずは受験の費用面のお話からしていきたいと思います!
目次
受験のお役立ち情報
今月は大学入学まで、入学後の平均的な費用、そしてそのための奨学金制度や教育ローン制度についてまとめていきます。
保護者様はもちろん、生徒の皆さんも、大学進学にどれだけの費用が掛かっているのかを知っておきましょう!
大学進学までの費用は?
○大学入学までにかかる費用平均(出願~入学金や新生活準備金など)
一般入試:約194万円(自宅生:約160万、下宿生:約219万円)
推薦入試:約166万円(自宅生:約143万、下宿生:約197万円)
この費用の内容としては
出願や受験費用、大学への納付金(入学しない大学も含む)、手続き費用、入学式出席費用、教科書購入費用、住まい・新生活準備費用等の合計となります。
大学進学後の費用は?
○1ヵ月の生活費平均
下宿生:12万7500円
自宅生:6万4000円
※注意点
・下宿地域によって異なります。
・年次により、通学するキャンパスが変わることがあります。引っ越しが必要になる場合、敷金など新たに出費がかさむので、4年間の履修の仕方を「大学案内」でよく調べておくことが必要になります。
〇学費
入学金をのぞく、授業料、施設設備費・実験実習費(私立大のみ)の合計の平均額は以下の通りとなります。(その他実験実習費がかかることがあります。)
国立大:53万5800円(標準額として定められており、各大学の裁量で20%を超えない範囲で増額されることがあります。)
公立大:平均53万6000円程度です。(基本は国立大学の額に準じています。多くの大学で「地元出身者優遇制度」を設けており、入学料が優遇されます。)
私立大:文科系約105万円、理科系137万円、医歯系520万程度。
上記のように私立大は学部に依って、また大学に依って大きく異なるので必ず大学の公式情報を確認する必要があります!
奨学金制度・教育ローンに関して
奨学金制度
代表的なものに以下のものがあります。
①:「日本学生支援機構」の奨学金
・貸与型(第1種:無利息型、第2種:利息付型)
・給付型
があります。
②:地方自治体の奨学金
多くの都道府県、市区町村が制度を設けています。
例:)佐野市奨学生制度
③:大学独自の奨学金
多くの大学が実施しており、給付型も多い。
大学独自の「予約型奨学金制度」があり年額40~70万、授業料相当額の給付や減免のケースが多く、入試前に申し込む
③’:特待生制度
入試や入学後の成績が優秀であれば、授業料免除(全額や半額)になる。
入試の成績では、かなりの高得点勝負になる為、自分の実力より1~2ランク大学のレベルを下げて特待生を狙って進学することを視野にいれても良いかもしれません!
④:新聞奨学金
朝日や産経、読売など各新聞社が実施しています。業務内容(朝刊や夕刊、集金など)は新聞社によって異なります。大学生活の自由度は低く、ハードな生活になりますが、部屋代無料の個室も用意されるなど、学費と生活費の両方を工面できるという大きな利点があります。
⑤:民間の奨学金
「○○育英会」や「○○奨学会」などの、企業が後援する民間団体の奨学金も数多く存在します。
給付型の割合が高いですが、採用人数や成績基準も厳しく設定される傾向があります
例)交通遺児育英会奨学金、あしなが育英会等
これら各団体の奨学金は日本学生支援機構のHP
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/dantaiseido/index.html
から情報を見ることができます。
条件を絞ることで一括検索ができるので、ご活用ください!
教育ローン
国の教育ローン(日本政策金融公庫)や、銀行・金融機関の教育ローンも存在します。
教育ローンはまとまった額の融資を得られるため、入学金や授業料、新生活等の準備費用のために利用する人が多い制度です。
今月の連絡事項や校舎での取り組みなど
コース変更に関して
夏休みは勉強時間が大幅に増やせる貴重な期間となっています。
武田塾で受講していない科目で進捗が芳しくない、計画が立てられていない、完成度が不十分な科目は、手遅れにならないように受講をお願いいたします。
「1ヵ月のみコース変更」、「1コマ単位で増コマ」することも可能です。
コース変更の場合は変更月の前月20日までに「形式変更申込書」
増コマする場合には「増回申込書」をご提出いただく必要がございます。
ご希望、ご検討の際はLINEにてご連絡ください。
三者面談に関して
7月10日(水)~より
・現在の進捗状況のご共有
・今後の受験に向けたスケジュールのご相談
・夏休みの過ごし方
などをお話させていただく機会として三者面談を予定しております。
ご都合の良い日時を、校舎LINEの面談予約のメニューより複数ご入力ください!
学校受験や個人受験した外部模試の回収
武田塾では年3回「武田塾模試」を実施しておりますが、進研模試や全統模試などの外部模試も現状を把握するための貴重な、重要な判断材料となります。
・成績表が学校から返却済み⇒原本を校舎長へ提出
・「模試ナビ」や「pdfデータ」で成績がわかる場合⇒スクショやpdfデータをLINEで送信
を必ずしていただくようにお願いいたします!
ランキング
在室時間ランキング
コメント
先月より増加した生徒もいた一方で、減ってしまった子もいます。
感覚的には9割の人が自宅での勉強では集中できないまたは勉強時間が落ちてしまっています。
「移動時間がもったいない」という人がよくいますが…
移動時間には移動時間に適した勉強があります。(単純な暗記物や音声学習など)
そして何より、家でだらけてしまうことによりムダにしてしまう時間の方が多いではないでしょうか?
家で集中できる1割未満でなければ、自習室利用を習慣化し、まずは圧倒的な「勉強量」を確保していきましょう!
※6月は自習室利用時間が増えている生徒が多くなっています!
利用を継続していき、勉強の量、質ともに高めていきましょう♪
今月のピックアップ生徒
入塾後約一か月で中学英語+大学入試入門レベルの英文法の学習を修了したAさん
今回は、担当講師の中田先生にAさんの状況について書いていただきました!
Aさんは暫く英語から離れていたこともあったので、まずは中学レベルの英語単語帳・文法からやってもらいたった1ヶ月で見事中学レベルの文法を身につけました!
中学校で3年かけて学んでいくことをたった1ヶ月で身につけることができたことは素晴らしいの一言です!
そしてその後取り組んだ大学入試入門レベルである「大岩のいちばんはじめの英文法」もやり遂げました!
Aさんは武田塾が推奨する4日2日ペースの勉強法を実践し、間違えた単語・問題は書き出してその日のうち完璧にやりきることを意識して取り組んでいました!
また毎回の特訓で渡されるスケジュール通りに勉強を進め、毎回の確認テストでは単語・文法ともに90点以上を取ってくれました!
Aさんがここまで成長した要因として以下の3点が挙げられそうです。
①勉強の習慣が身についてきた。
1日平均英語だけで2時間~3時間の勉強時間を確保することができました!
他教科も合わせると約8時間は勉強時間を確保しています。
習慣的な勉強を再開してから日が浅い状況で頑張ってくれていると思います!
勉強時間が多ければそれだけやれる絶対量が増えるので、さらに時間を取っていけるとよいですね!
②毎週の特訓で自分の反省点を見つけ、改善して来られている。
武田塾では毎週の特訓で講師と一緒にその週の改善点とその改善方法を考えていくのですが、Aさんは改善策をしっかりと実行し、毎週勉強の質が向上していっています。
最初から完璧な勉強法を行うことはできませんから、Aさんのように毎週
改善点・原因・方法を考える⇒実行する⇒考える⇒…
のサイクルを行えていることが良い状況を生んでいます!
③参考書をただこなすのではなく、説明できるレベルまで仕上げられている。
毎回の特訓の中で確認テストの問題の振り返りをするのですが「なぜこの解答を選んだのか」聞くと回答の根拠・理由をしっかりと説明できています!
普段の勉強から一区切りついたところで参考書を閉じて先ほどまで取り組んでいた問題や単元を説明するようにしてから次のページに進む(セルフレクチャー)という勉強を行っています!
「なんとなくこれかな」という気持ちで選んで正解していたとしてもそれは知識が身についているとは言えません。
Aさんのように勉強の質を高める勉強法が実践できるようになると成績も伸びていきます!
受験に向けた不安も多いようですが、目の前の課題を地道に仕上げていくことが、強固な自信につながっていきます。
確認テストや理解度チェックでの完成度のさらなる向上を目指して頑張っていきましょう!
Aさんの今後の意気込み
焦りは大きいですが、勉強の基本を徹底し、参考書の説明を理解して説明できるようにし、
入試で使える状態にしていきたいと思っています!
以前と比べて、自分を律して、メリハリをつけて勉強できるようになってきました。
基礎範囲を早く突破できるように、今後もだらけず頑張っていきたいです!
コラム
合格の必要条件
「この条件を満たせば合格というわけではないが、合格している人は少なくとも満たしている」
というような話です。
私自身、そして私の周辺、これまで志望校合格を果たしてきた生徒さんを見ていて思った、私の考える「合格への必要条件」を挙げてみたいと思います。
①総勉強量が多い(≠一日の勉強時間が多い。)
「これまで積み重ねてきた勉強時間」を指しています。
結局これに勝るものはありません。
一日にそれほど勉強時間を取っているように見えなくても、細く長く続けてきた人は、総時間としては膨大な量になります。
逆に、これまで積み重ねていなかった場合は、太く短くでもやっていくしかありません。
②やった範囲を「理解」できている
合格を勝ち取っていった生徒で「理解」ができていない、すなわち丸暗記で乗り切った生徒は見たことがありません。
深く理解が出来ている人は、進めてきた参考書に関して
・回答の根拠、論拠を説明できる。
・説明で使った言葉に関しても説明できる。
ようになっています。
③継続的にできる
①と一部被る話になりますが、勉強習慣にムラが少なく、勉強時間を一定して取れています。
学ぶことが当たり前になっていて、モチベーション云々の次元にいない人が多いように思えます。
勉強が受験のための手段だけでなく、勉強それ自体が目的にもなっている(=勉強自体に楽しみを見出している)といえそうです。