こんにちは。
武田塾佐野校です。
突然ですが、大学共通テストの科目が増えることを知っているでしょうか?
2025年度より「情報」が新たに追加されます。
皆さんの中には初めて採用される教科でどのような問題が出題されるのかとても心配に思いますよね。
今回は「情報」について詳しく紹介していきます!
※この記事を読むことで以下のことについて知ることができます。 |
②大学入試での扱い
③どんな内容が問われる?傾向は?
④おすすめ参考書
①情報って何を学ぶの?
大きく分けて4つの内容からなります。
1,情報社会
情報に関する知識について細かく学ぶ分野になります。
例えば、知的財産権とは?サイバーカスケードとは?などがあります。
2,情報デザイン
情報を分かりやすく伝達する工夫を学ぶ分野になります。
例えば、ユニバーサルデザインとは?データ量の計算、標本化定理とは?などがあります。
3,コンピュータ
コンピュータについて学ぶ分野でプログランミングの内容も入ってきます。
例えば、コンピュータとは?疑似言語とは?などがあります。
4,ネットワーク
ネットワークの知識についてやデータ分析について学ぶ分野になります。
例えば、暗号とは?
1と2は知識についてが多く、3と4は計算問題など思考力についてが多いです。
また、3はコンピュータの仕組み、4はコンピュータのつながりについてや多くのデータの処理について学ぶという違いがあります。
②大学入試で扱いはどうなの?
河合塾の調べによると、国立大学で情報を必須としたのが96%、公立大学では45%となっていて扱いが異なっています。
また、配点比に関しては、配点比が低いもしくは素点利用すると回答する大学が多いそうです。
具体的に大学を挙げると、
○北海道大学
得点としては考慮しないが受験必須としています。
しかし、情報以外が同点だった場合に得点が考慮されるとしています。
○東北、名古屋、京都、神戸、九州大学
受験必須で配点もあります
○東京大学、一橋大学、大阪
受験必須で配点の公表はなし
○東京学芸大
一部の学部で10%以上合否にかかわる
○岩手県立大学
全体の10%以上が合否にかかわる
○山梨大学
生命環境学部の一部の学科で11%以上が合否にかかわる
○宇都宮大学
農学部後期選抜で配点が高い
〇徳島大学、香川大学
得点として考慮しない
このように配点は大学によってさまざまなことがわかります。
他大学で配点に興味があれば自身で調べてみてください。
③どんな内容が問われる?傾向は?
大学入試センターの入試試行問題によると、日常的な事柄や社会の事柄と情報との関連性、情報と情報技術を活用した課題の発見と解決に向けた探究的な活動の過程や情報社会と人間とのかかわりを重視するとしています。
また、資料の事例から情報社会と人との関わりや知識を基にし考察する力を問う問題で作成されています。
具体的に、
大問1では基礎的な知識について、大問2では情報社会の問題の解決や情報デザイン、大問3ではプログラミング、大問4ではネットワークとデータの使用について問われていました。
それから、おさえておくべきこととしては以下の通りです。
1,DX
日常生活でどのように影響するかが問われる。
2,真理値表とドモルガン
二つの関係性について問われる。
3,個人情報
個人情報が使われるシチュエーションで問われる。
4,アートと情報デザイン
二つの違いについて問われる。
5,アルゴリズム
問題解決を考える、思考回路について問われる。
6,シーザー暗号
暗号について考えるものや色んな知識と絡めたことが問われる。
④参考書は?
オススメの参考書は、
「学校で習っていなくても読んで理解できる 藤原進之介のゼロから始める情報Ⅰ」です。
情報初心者向けに作成されており基礎から徹底的に学べます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
分かっていることが少ない科目ではありますが、日々発表されることに注目し情報収集しましょう。
ほかの科目同様おろそかにできないのでしっかりと授業を受けるようにしましょう!
その際に語彙については人に説明できるまで、計算問題については解答の過程を丁寧に書くことを心がけましょう。
どのように勉強すればいいのか分からない、ほかの科目の対策の仕方もわからない、という方は無料受験相談に足を運んでみてください!