こんにちは!武田塾佐野校校舎長の佐々木です。
よく「勉強は質より量だ!」反対に「いや、いくら量をこなしても質が良くなければ成績は上がらない!」
などの話を一度は聞いたことがあるかと思います。
皆さんはそもそも勉強の「質」とは何か考えたことがありますか?
今、一旦画面から目を離して考えてみてください。
受験勉強における「質」とは
①言語化:勉強した内容に関して、他人に「説明できる」状態
②血肉化:勉強した内容に関して、「即答できる」状態
この二つです。それぞれに関して具体的に確認していきましょう!
①言語化=「説明できる」
言語化=「説明できる」とは、解答がなぜそのようになるのか、その論理の流れを明確に説明できたり、具体例を挙げて説明できるような状態のことです。
例えば英語の和訳を例に挙げて考えてみましょう。
That the five-year-old boy was able to dance like Michael Jackson was amazing. (※「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく 改訂版」より抜粋)
和訳を考えてみてください。(3分考えてみましょう!)
解答例)その5歳の男の子がマイケルジャクソンのように踊れるということは驚くべきことだった。
訳を考える際にやってしまうのが、「単語の羅列から、なんとなく意味を考えて、文法を考えずに訳をでっちあげる」といったようなことです。
この訳を考える際に考えたり、頭の中に浮かぶようなことを以下に列挙してみます。
・thatがある。thatは主に名詞節、同格、関係詞、指示語などがあったなあ・・・
・この場合はthatが先頭にあるから名詞節を作るthatで、that節が主語になっている可能性が高い?「節」だから中にSV構造があるはずだ!
・that節の中の構造はfive-year-old boyが主語、was able to danceがまとめて動詞、like Michael Jacksonはlikeが前置詞として副詞句を作っている?
・ということはwasがbe動詞、amazingが形容詞で補語になっている?
・これらを総合して考えると主節の構造は
That the~~Michael Jacksonが主語
was が動詞
amazingが補語
となる。また、それぞれの単語、表現はこのように訳すから、全体の和訳は解答のようになる!
このようなことを考えながら訳せましたか?(実際もっと細かく説明もできるかもしれませんが、冗長になるため少し端折った部分もあります。)
「この一文はどう訳すの?」と聞かれたときに、上記のような考えを自分で言語化して説明できる状態が「説明できる」状態です。
少し長くなりましたが…要するに
解答に至るまでの論理が必ずあるはずなので、その論理の流れを説明できる状態が理想です。
②血肉化=「即答できる」
こちらは比較的わかりやすいと思います。
殊、入試においては、時間が限られています。
そのため、同じ問題に30分考えれば答えが導ける状態と、問題を見た瞬間に解答の流れが見える状態では、明らかに後者の方が「質が高い」と言えるでしょう。
一番わかりやすいものとしては「英単語」が挙げられます。
apple
少し考えましたか?それとも一瞬でリンゴが頭に浮かびましたか? 会社の方のAppleが一瞬浮かぶかもしれません。
このように単語を見た瞬間に即意味や関連事項が浮かぶような状態が「血肉化」した状態と言えますね。
基礎を「血肉化」し、基本問題に関しては無意識レベルで解けるような状態が理想です。
まとめ
自分の周りの勉強ができる人を思い浮かべてみてください。上に挙げた二つのどちらも高い水準にあるのではないでしょうか?
他にも「勉強の質」に関わる要素があるとおもいますが、受験においてはこの二つが特に重要でしょう。
しかし、これらの「質」が高くできているのかどうかを自分自身でチェックしていくのは困難です。
どうしても完成度に妥協してしまい、質が落ちてしまいます。
武田塾では勉強計画の管理や勉強のやり方の指導だけでなく、こうした勉強の質に関わる「完成度のチェック」も行います。
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