こんにちは!武田塾神戸三宮校の北野智規です。
武田塾は授業をせず、一人ひとりに合ったカリキュラムで自学自習を応援する予備校です。
世間は緊急事態宣言と言う事もありますが、去年と違い学校は滞りなく進んでいき、そろそろ中間テストの時期になって来ると思います。1年生の皆様は高校入って初めてのテスト。。。緊張もあるかも知れませんが、中学の時の定期テストと高校の定期テスト。少し意識を変えて望まないと、単純に「成績いいほうがいいに決まってる!」と思ってるのであれば、それは危険かもしれません。2週間前くらいだと思うのですが、改めて、高校の定期テスト、中学と何がどう違うのか?を考えてみましょう。
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中学生の定期テストでいい点数を取る=いい高校に行ける。
中学の定期テストでいい点数を取る事がいい高校に行くための条件である。これは「正解」です。いくつか理由はあると思いますが、まず、公立高校を目指すのであれば「内申点」が必要になります。主要5教科(英語・数学・国語・社会・理科)の5段階評価と副教科(音楽・保健体育・家庭技術・美術)の5段階評価を元に内申点が算出されます。
その持ち点を元にどこの高校を受験する事が出来るか?と言うのを決めますよね?その内申点でいい点数を取るには定期テストでいい点数を取ること、もちろん課題の提出等も点数には加算されますが、定期テストの点数を元に5段階評価が行われますよね?なので、いい成績、内申を取れなければ上位の高校に行けない、これはもちろん正解です。
では、高校の定期テストでいい点数を取る=いい大学に行けるが本当にそうなのかどうか?
これに関しては「一部が正解、大部分は不正解」です。どういうことか?
必ずしも「高校のテストでいい点数を取る=いい大学に行ける」ではない。
自分の高校の指定校推薦に行きたい大学がある場合は正解。
自分の高校で話をさせて頂きますが、自分の高校には関西大学が3名、法政大学が1名、関西学院大学が1名をはじめとした大学の指定校推薦はありました。
この指定校推薦と言うのは、大学側から自分の高校に「あなたの高校の生徒は優秀な生徒さんがいらっしゃるので1名だけ一般試験を受験せずに入学してもらっていいですよ」と言う制度です。
高校側からすれば、比較的簡単な方法で名のある大学の実績を出す事が出来るのでありがたい話です。
ただこれは、普通の一般受験生と違い、大学入学後も成績を観察されます。よっぽどひどい場合、推薦取り消しと言う可能性も決して0ではないわけです。
そうなると、学内での成績優秀者を推薦し、後輩にもその大学に行って頂けるようにしてもらう事が高校では大事ですよね?
じゃあそれを何で判断するか?それが高校での成績です。
自分の高校では例えば法政大学であれば「評定4.0以上」と言うような事が書いてありました。
この評定と言うのは内申点のようなものですが、高校受験の評定では入学してから高校3年生1学期までの全科目の成績の平均が4.0以上ないと推薦できませんよ、つまり高3くらいから「うちの高校指定校推薦に法政大学あるやん!よっしゃ頑張ろう!」となってもそこまでの段階で低い評定であれば条件を満たす事が出来ないと言う事になります。それだけではありません。
忘れてはいけないのは「1名」と言う事です。つまり、3年間頑張って評定4.0取って「よっしゃ!条件満たした!」となっても別の志望者が4.4評定取ってたら、その4.4評定取ってる生徒にその推薦は回ると言う事になり、3年間頑張って取った評定は意味をなさなくなります。
「評定が4.0あるのだから大学受験でもその力が活かせるでは無いか?だったら成績をキープする事がいい大学に行く事への近道だ!」とおっしゃられる方がいらっしゃると思いますが、これ、本当にそうでしょうか?
指定校推薦を狙わなくても成績がいいこと≠いい大学を目指す指標
高校でいい評定を取るための大きい要素ってなんでしょう?思いつくところで言えば、「課題提出」「出席日数」「定期テストの点数」「学校で受験させられる模試の結果」
等ですかね?
このうち大学の一般受験において「課題提出」と「出席日数」が何の作用もしない、これは分かりますかね?
私たちが調査書の中身を見ているわけでは無いので全く、と言っていいかどうかは不確定ですが、例えば高校3年間1度も課題提出に遅れず全部出し切った生徒とその逆、全く課題を出さなかった生徒、ある大学の試験を受け、どちらも合格最低点の点数だった場合、3年間課題を全く出さなかった生徒を不合格にするか?と言えばそれは無いでしょう。
そんなことがあれば女子学生と言う事を理由に不合格にした医学部と同等の不正だと思います。
そんなことはあっては行けない事なので「課題を出さなければ大学に合格出来ない」がちゃんとリンクしてるか?と言う所にまず疑問を持って欲しいです。
定期テストの点数と学校で受験させられる模試の結果がリンクしている。これはいい傾向です。
校舎に相談に来る生徒さんの多くは「定期テストではいい点数が取れるけど模試で全然うまい事行かない」と言う生徒さんが多いです。
そもそもなぜ定期テストの点数は取れて、模試で点数が取れないのか?というのを考えてみましょう。定期テストに対する取り組み方が変われば学校で評定も取れて、いい大学に行ける指標になると思ってます。
定期テストと模試の点数が合致しないと言う生徒に必ずと言っていいほど共通するのは、「テスト2週間前にテスト勉強する」と言う事です。
じゃあ、質問します。今回受ける中間テスト、1か月半後に行われるであろう期末テストで同じ問題を出されて中間テストと同じ、もしくは中間テストよりもいい点数を取る自信がありますか?
これは高校1年生の方にはわかりにくいかも知れません、何せ初めてのテストなので想像も出来ないでしょう。ただ、高校2年生の生徒さんに聞いたら恐らく大半の生徒が「取れない」と答えると思います。
なぜでしょう?期末テストまでに進める範囲が増えて前の事を忘れてしまってるからですか?おかしいですね、授業ではしっかり理解して把握できてたはずなのに1か月後に出来ないなんて。
「テスト2週間前にテスト勉強をする」と言う事は「そのテストで必要な事を暗記してる」と言う事であり、「テストが終わればそれを忘れてしまってる」事が多いのではないでしょうか?
つまり「自分の中で崩れ落ちてしまっており、積み重なってない勉強をしている」と言うのが常態化していませんか?と言う事を考えて欲しいんです。
中学生と比べ、高校生は忙しい。
小学生と比べ中学生も忙しいと思います、クラブなど学校でやれる事、文化祭や体育祭の準備などでやらないと行けない事等あると思いますが、中学生より高校生に上がればクラブも本格的になります。
生徒会などの役職に就く方もいらっしゃるでしょう、文化祭、体育祭も中学生よりもっと本格的になるので準備に余念がありません。
学校の規則にもよりますがアルバイトだってできます。進学校ともなれば毎日寝るギリギリまで学校から出されてる課題をやらないと終わらないと言う位の量を出してる学校もあるでしょう。
そうなんです、中学より高校で学ばないといけない範囲はとてつもなく多いです、それに加え中学より行動範囲も広くなるのでやる事が増えます、授業もとてつもなく速いスピードで進んでいきます。
自分の理解が追い付かなくなる時があります。
最初は復習をしないと授業に追いつけないと思って家で頑張って復習しようとします。
勉強の効率が悪い生徒からどんどん勉強に対しての意欲が無くなってきます。
時にはどんだけ効率がいい生徒でもとてつもないスピードで授業が駆け抜けていくともはやついて行ける人の方が少なくなります。
それでもテストはやってきます。いい点数を取りたいです。さぁ、どうしますか?
大体はテスト前に勉強する、という方法でしのぐしか方法が無いのではないでしょうか?
自分のクラスの友達の状況を分かる範囲で思い浮かべて下さい。
今何を聞いてもちゃんとした答えを返してくれる全科目しっかり勉強出来てる、定期テストも実力テストも非の打ちどころがない友達、何人いますか?
自分の高校の時を思い出してみても学年を重ねるごとにその人数は減ってきます。3年になったら1人おるかな?位の。
そうです、高校にもよると思いますが、恐らく学年の半分以上が「理解出来てない」「その場の定期テストで点数を取る事が目標になってる」と言う状態になってると思います。
なので今一度考え直してほしいのです。「何のために学校の成績をキープしようとしてるか?」と言う事を。
長く大阪で住んでた校舎長が感じる強い違和感。
これはもう自分が高校生だった20年以上も前の事なので、もしかしたら今の大阪の受験生も皆様と同じ価値観なのかも知れませんが、この校舎に来させて頂いて強烈に感じて違和感がありました。
「高校生にもなってなぜこんなにも定期テストに重点を置くのだろう?」
「なぜ自分の苦手科目の進み具合が悪いと言う自覚があって、その科目の克服と課題提出があって課題提出の方が優先順位が高いのだろう?」と。
それは自分が高校生だった時の風景と比較してかなり強烈な違和感でした。「大学に行く事が目標なのであれば今の自分の現状を把握し、そこを克服するための時間に費やした方が絶対いい。」と言うのを何度も思いましたが、せっせと副教科で出てる課題を仕上げる事にかなりの時間を割いてしまってる、それを何度も目撃しており、その光景は「違和感」と言うよりもはや「異常」とすら思えてしまいます。
なぜ神戸周辺の学生さんに違和感を感じるのか?それは前述した「高校受験に内申点が必要」と言う所が大きく作用してるのだと思います。
兵庫県は都道府県別でみてもかなり高い割合で内申点を取り入れてます。
これ、実は意外では無いでしょうか?僕もこの仕事に従事するまで「公立受験の受験方法は全国で統一されている」とずっと思ってました。
なので、自分が受験した時の大阪の公立受験は本番の試験が360点、内申点が40点の計400点満点、それが自分の歳の高校受験生は全国統一だとずっと思ってました。
今大阪の公立受験の事情は実は各高校ごとにより、内申、試験の点数比率が異なります。関西で有名な北野、天王寺、豊中などの進学校では「試験7:内申3」、進学校でない学校で「試験5:内申5」と言うように、難関と言われてる進学校ではそこまで内申を重視していない傾向にあります。
一方兵庫県下では統一して「試験5:内申5」です。ここまで内申点の割合が高い都道府県は全国的にも珍しいのです。
なので、内申を取る→学校の成績を取る→上位を取ればいい大学に行ける
という図式が至極当然のように思ってる認識だと思いますが、これが大学受験になるとリンクしていないという現実に気づかないといけません。
「高校受験」と「大学受験」は必ずしもイコールではない
ついつい、自分がやってきた成功体験をやろうと思っちゃうと思うのですが、自分が進む進路よっては高校受験で培った成功の残像に捉われてしまうと、志望校を目指してるつもりが、実は遠のいてると言う可能性があります。
それは自分のレベルにあった勉強を、大学受験で点数になるように定着させる勉強が重要になって来るので、今自分の勉強が大学受験を成功する上で正解なのかどうなのか?と言うのを今一度よく考えた上で定期テストに臨んで欲しいと思います。
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