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とある講師の大学講義スケジュール(第ニ弾)【関西学院大学 法学部に行こうか悩んでる方必見!】

こんにちは!武田塾神戸三宮校です。

武田塾は授業をせず、一人ひとりに合ったカリキュラムで自学自習を応援する予備校です。

さて、今回は講師の皆様にご協力頂き、行ってる学校の単位の中身を少し知ってもらい、自身の志望校はどういった事を学問として教えてくれるのか?と言うのを知ってもらおうと思います。

第二弾は 関西学院大学 法学部です!

今回は村上先生、黒木先生にご協力頂き、一週間のスケジュールと、どういった内容を学んでるのか?を教えてもらいました!良かったら参考にして下さい!

村上先生は現在3回生で、2回までの単位はフル単位と言うほどでは無かったですが、進級が危ういと言うような状態ではなく、概ね順調です。では一週間のスケジュール行きましょう。

法学部3回生の一週間のスケジュール

まずは村上先生のスケジュールを見ていきましょう。

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日

1限目

   

 

社会保障論

→日本における社会保障制度の歴史と今後の展望を学びます。

 
2限目

 

日本政治史

→日本の議会発足時から太平洋戦争までの政治の変遷を学びます。

ゼミ

→民事訴訟についてペアの人と毎回発表を行います。

日本政治経済論

→国際貿易や国際地域紛争についての理解をしていきます。

 
3限目

 

都市法

→「都市計画」の目標設定帰省・誘導のための法的仕組みの在り方

 

地域システム実践演習

→地域の活性化・抱えてる問題について討論する。

労働法B

→日本の労働法についての理解を深めていく。

4限目

政治過程論

→政治学における理論と実証の関係について理解を深める。

NPO

→NPOと市民社会の関係性について基本的知識を身に着ける。

ライフ・キャリア発展演習

→今までの人生の振り返りをして、自分史を作る。これからの生き方を他人史を用いて考察する。

日本近代法史A

→明治維新期から明治10年までを法律的観点から考察を深める

ベンチャービジネス創成

→関西学院大学卒業生の起業家、社長になった人がお越しになり講義をしてくれる。

5限目

 

 

 

 

 

村上先生はこれを書き終わった際に「あんまり法律に関して学んで無い気がします・・・」とは言ってたのですが、「都市法」や、「労働法」といったいかにも、という講義はもちろん、「日本近代法史A」のような、前の時代の法律を考察する側面的な講義もあり、現在の法律が出来上がっていくために必要な歴史を学んでいってる、という内容が多くあるイメージになりますね!

ですので、もしかしたら「現在ある法律をがっつりやって行く」というイメージとは少しずれるイメージはあるかもしれませんね。もう一歩視野を広げ、歴史的背景も踏まえつつ、時代背景に即した法律の役割と言う所も学ぶことが出来る、と言ったイメージでしょうか?←この話の後に2回でコース選択があると言う事を聞きました。村上先生は「公共政策コース」と言うコースを選択してるようです。それを意識してみると、なるほど、確かにそれに沿った講義内容になってますね!

一方黒木先生は「企業法務」と言うコースを選択されてます。どういった授業内容になってるでしょう?

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日

1限目

  知的財産法 経済学基礎

 

 

 
2限目   商社総則・商行為法

英米法

→主に民事訴訟法を扱います。判決について米法・日本法双方の視点から考察します。特に契約についての考え方など全く違うので興味深いです。

税法A

 

労働法A

3限目  

LA(Learning Assistant)

→ゼミ教員の講座の補佐、レジュメ配布、レポート管理

講義テーマ:映像文化を通じて政治・歴史等を解析する。

国際経済法

海商法

 

労働法B

4限目  

ゼミ

→・プレゼン・ディベートがメイン。教授からのレクチャーは無し。

・3回前期はドキュメンタリー映画を見て、各自好きなテーマで論ずる。テーマは国際問題、格差問題、食品問題、環境問題などかなり自由。

 

 

法学・政治学特講A

→朝日新聞社の寄稿。毎回異なった分野の記者、編集者の方にレクチャーをしてもらう(前回は政治部長の方に原発問題についてお話してもらいました)

language and communication

→カナダの歴史について各自のプレゼンを中心に理解を深めていく。オールイングリッシュ。

5限目      

ゼミ

→「家族と法社会学」がテーマ。法を社会学的に捉える、現実社会で法がどのように作用し、それらがどのように作用し、それらがどんな現象・状況に結びついているか分析・調査し、発表する(婚姻届、虐待など)

 

やはり企業法務と言うコースだけあって「商法」「知的財産法」「労働法」など、関連が高そうな講義内容になってますね!こう見ると2回までに自分がどういう将来を描けるか?と言うのは大きい要素になりそうですね!

村上先生のゼミはどんな感じ?面白い授業は何?

ゼミは民事訴訟を専攻してます。各回ごとに2名の生徒が前に出てある議題についての発表を行います。その後他の生徒が質問し意見を交換して行きます。

今までの内容としては国際民事訴訟について航空機墜落事故でマレーシア航空が墜落しその中に日本人の被害者がいる場合、それを日本で裁くのか、マレーシアで裁くのか等を討論したり、浮気された相手を訴えた場合いくらほどの金額を請求できるのか?等の討論をしています。

中々深く入り込んだ所での討論ですね!法律を学びたい方からしたらワクワクする内容ですね!

後、今年村上先生が面白い!と思ってる講義は金曜日の5限目にある「ベンチャービジネス創成」という講義のようです。

この講義は上でも書いてる通り「関西学院大学卒業生の起業家、社長になった人がお越しになり講義をしてくれる。」と言う事で、毎回違う人がお越し下さり、起業した過程や失敗談など、社会人になった時に大切な事等を教えて下さるそうです。さて、どんな方がお越しになって講義をして下さるのでしょうか?

なじみのある会社名で言えばKLabさんですかね?皆さんアプリゲームとかやると思うのですが、「ラブライブ」等の超有名なゲームを配信してる会社です。そこの社長さんをはじめ、介護関係、IT関係、AI、建築関係など、多岐にわたる起業家の皆様の経験談、失敗談などを聞けてしまうと言う、関学生にしか味わえない講義となってて、見てるだけでも受けてみたい!と思える内容ですよね!

そんな村上先生の今年の授業内容をご覧いただきましたが、学校に入る前のイメージと入ってからのギャップとかはあったのでしょうか?感じたことを聞いてみましょう!

学校に入る前の学部のイメージは?

入学する前の大学のイメージはキャンパスがきれいでおしゃれなイメージがありました。学部選びに関しては法学部にそもそも入るつもりは無かったのですが、当時武田塾で生徒だった時に指導して下さってた講師が法学部の講師で将来の選択肢が法学部は広がるからいいとおっしゃてたので法学部を選びました。

学ぶ内容としてはやはり法学部なので法律関係ばっかりみっちり勉強するイメージでした。

村上先生は学部よりもまず大学で選んだと言う印象ですね。それもあながち間違いでは無いのかな?と思います。ただ、村上先生の性格として悪い意味でこだわりが無いと言いますか、いい意味で柔軟性があり、何事でも受け入れて、やれる性格なので、学部から、と言うよりはまず大学を選んだ、と言う感じだと思います。

学校に入学してからのギャップは?

入学してからのイメージはやはり法学部と言う事もあり、テストが多く、テスト前は結構大変です。半面普段の講義は出席を取らない講義も結構あるので言ってない友達も多いです。

大学に入ってからの勉強はそんなに法律ばっかり、と言うイメージではなく、法律以外のコースから講義を受ける事が出来たり、1,2回生は一般教養をメインに講義を取っていくので法律以外の分野、例えば経済や、コンピューター、心理学等も学ぶことが出来るのでそれは良かったと思います。

第一弾で書いてた東田先生とは違い、授業に対して結構幅広く受けれる印象ですよね?これは国立と私立の違い、大学の方針なのか分からないですが、各大学によりイメージは大きく異なるみたいですね。

自分の記憶を掘り返すと・・・

ちなみに自身の20年前の記憶を掘り起こしてみると、関西大学社会学部は4年間で128単位取る事で卒業できるのですが、一般教養分野、語学分野、専門分野と講義のコースが分かれており、各分野毎に最低何単位取らないと128単位あっても卒業できない、と言うシステムだったと思います。

これがうる覚えなのですが、一般教養が48単位、社会学の専門分野が64単位最低取れないと卒業できない、みたいな。なので128単位のうちの16単位は専門外でも受けれるよー、まぁ、それ以上学びたければ取ってもいいけどねー、みたいな。

一年間に取得できる単位の上限は48単位で、それを超えて講義を取る事は出来ません(教職課程を取得する方は別枠があったと思います。)なので、イメージとしては、1,2回生で一般教養48単位を取り切る、(専門分野の必修や、語学の必修などがあるので1回生で一般教養を取り切る事は不可能です。)3回生で社会学の専門分野と余裕があれば別学部の専門分野を受ける、4回生は就活があるのでゼミのみ、みたいなそんなイメージだったので別学部の専門分野を取る学生は周りにはいなかったように思います。

関西学院大学は一年間の上限や専門分野の縛りが無かったりするのかもしれませんね。

総括

同じ文系でも、大学によってイメージが大きく変わるのだなぁ、と言うのを改めて感じました。がっつり法律を勉強して行きたい!と言う方には少々物足りないような印象を受けるかもしれませんが、コースによってやはり趣は大きく変わるようですね。ちなみに関西大学の社会学部は入学前にコースが決まっており、そのコースによって講義内容は変わりました。それが「入学前に決まる」か、「入学してからある程度学んでから決める」

自分の大学のイメージと比べてとても柔軟性があり、かといってゼミではしっかり法律の深く入り込んだ問題までやって行くなど自分の学びたいと言う気持ちだけで幅広く勉強できるんだなぁ、と言うイメージでした。どういうのを学ぼうか悩むなー?と言うのがもしあれば、大学の講義内容の詳しい部分まで見ていくと自分の大学生活がより具体的に見えてくるかもしれません!

 

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