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古文あるある、言いたい。【古文が苦手な人必読!!】

皆様、こんにちは。武田塾 燕三条校 和田です。本日は、受験に出題される科目について解説してみたいと思います。

 

今回は、多くの方が苦手意識を持っている「古文」についてお話してみたいと思います。

皆さんは「古文」の授業について、どの様な印象を持っていますか?

「苦手」「何が書いてあるのか分からない」「内容がつまらない」…ネガティブな印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

「苦手」「分からない」と感じるのは、「単語」「文法」が、現代の私たちが使っているものと大きく異なっていることが要因として挙げられます。そのため、「同じ日本語なのに読めない!」という事態に陥ってしまうのです。

「単語」「文法」に関しては、英語など外国語を習う時と同じように、コツコツと暗記をして身に着けることが最善策でしょう。

 

「武田塾 燕三条校」では、独学ではなかなかうまくいかない、「暗記の仕方」も丁寧に指導します。そのため、「古文」を理解するための基本となる「単語」や「文法」を効率良く身に着けることができます。

 

実際の古文の問題では、この「単語」「文法」を覚えていれば正解を導ける、という問題も多く出題されます。

 

必ずしも読解力や文脈を把握する力を必要としない問題もありますので、そういった問題を確実に正解するためにも、「単語」「文法」を身に着けることは、確実に行いましょう。

効率の良い暗記方法を知りたい方は、ぜひ、「武田塾 燕三条校」までお問合せ下さい。

さて、そうは言っても、全ての問題が「単語」「文法」の知識だけで機械的に解けるわけではありません。ある程度文章全体を把握する必要があります。この点が、「古文」を難しく感じさせる大きな要因の一つです。

「古文」で描かれている内容は、現代の私たちの感覚とかけ離れていることがあるからです。

そういった、古文中で描かれる独特の常識を、「古典常識」と言います。「単語」「文法」の知識に加えて、この「古典常識」を分かっていないと、内容を正しく理解できないことがあります。

ですが、時代が違えど、人間の営みはそう大きく変わりません。大昔の人々も、私たちと同じように人生を謳歌していました。それらを表現する方法が、現代の私たちとは違うのです。

ここで、古文でよく出題されるシチュエーションをいくつか紹介します。

 

これらは、型が決まっていることが多いので、文章を読む際の指針にしてみて下さい。

 

①男の人と、女の人が出てくる。

大体、「恋愛」の話です。男の人が女の人にアプローチするような場面が多く描かれます。アプローチの方法は「和歌」です。現代人が、好きな人にスマホでメッセージを送る感覚で、昔の人は「和歌」を送ります。

多くの場合、一方が「和歌」を送り、もう一方が返事を送る(返歌)、というところまでがセットになっています。

加えて、この時代の恋愛は「待つ」恋愛です。男性が女性の家に通う「通い婚」が一般的であったため、女性からは「ずっとあなたを待っています」というような歌が詠まれることが多くあります。

 

また、所謂「一夫一妻制」ではないため、一人が多数の人にアプローチしていても驚かないで下さい。(源氏物語など)
(恋愛対象に、年齢も関係ないことがあるので、驚かないで下さい…。)

現代でも恋愛を題材にした作品が多くあるように、たくさんの和歌集で「恋」の歌が数多く収録されています。

 

こういった和歌は、「掛詞」などの「修辞法」が複雑に使用されている場合があります。当時は上手な、気の利いた和歌を詠むことが一つのステータスだったためです。

このことを踏まえ、「和歌の修辞法」や「和歌の読み取り方」も練習しておく必要があるでしょう。

「和歌の読み取り方」と聞くと、難しそうに聞こえますが、受験では、はっきりと意味が判別できるものが中心となって出題されるので、「単語」や「文法」の暗記と同じように、型を覚えて練習を重ねれば、怖くありません。

 

②仏様(神様)の力により、信じられない奇跡が起こる。

仏教説話系の文章に多いパターンです。

 

このパターンは、途中まではよくある物語のように進んでいくのだけれど、途中で仏様やお地蔵様などの超自然的な力によって、奇跡が起こる、という流れです。

 

物語中に、登場人物が神仏に祈りを捧げるシーンがある場合が多いです。それがきっかけとなり、奇跡が起こります。

このパターンの難しいところは、「仏様が奇跡を起こす」と意識しないで読んでいると、物語が急展開したように感じることです。

 

また、「奇跡」は非現実的な内容であることが多いため、このパターンを知らなければ、「内容把握問題」(この文章に合う選択肢を選べ、というような問題)で、非現実的な内容の選択肢を外してしまうかもしれません。

こういった事態を避けるために、「主語」を補う練習を重ねましょう。その動作の主は誰なのか把握できれば、内容を正しく理解する助けになります。

また、仏教説話系の文章では、物語後半に、作者が「教訓」のようなものを述べている場合もあります。その部分は、文章全体の総括のような役割ですので、最後まで気を抜かず読んでおきたいものです。

 

③「源氏物語」はマンガや参考書で内容を確認しておこう。

古典文学の最高傑作であり、全受験生の厄介な敵(?)、「源氏物語」は、54帖からなる超長編作品です。また、これまで多くの大学が出題してきた、「最頻出」の作品です。かなり長い作品ですので、「有名どころ」もあれば「マイナーな部分」もあります。

 

「有名どころ」は学校の教科書でも触れる場合がありますが、受験で問われるのは「マイナーな部分」です。

 

しかも、「源氏物語」は登場人物が多く、関係性も複雑です。主人公の「光源氏」の生い立ちも、なかなか複雑でヘビーです。これらを知らず、与えられた文章のみで関係性を把握し読み解くのは、かなり難しいでしょう。

 

もしかしたら、「古典常識」を織り交ぜて、「源氏物語」の知識がなければ解けないような問題を出題してくることもあるかもしれません。

 

古文が受験科目に課されている場合は、「源氏物語」の内容を一度おさらいしておくと安心でしょう。受験生向けに解説書が出版されていたり、「あさきゆめみし」(大和和紀 作)など漫画化されているものもありますので、それらを利用して、内容把握に努めましょう。

以上のように、「古文」は「単語」「文法」の暗記、物語の「定型」や「古典常識」を知ることで、読みやすく解きやすくなります。

しかし、これらを身に着けようにも、どこから手を着けていいか分からないという方が殆どだと思います。

 

「武田塾 燕三条校」では、効率的な暗記方法や、ひとりひとりの苦手を無くし受験で戦える力を付けるまでの最短距離の勉強法を、指導していきます。

 

また、受験勉強をする上で不安なことを、いつでも相談でき、寄り添ってくれる講師がたくさん在籍しています。

 

ぜひ一度、「武田塾 無料受験相談」にお越し下さい。

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