こんにちは!武田塾堺東校です! 今日は漢字の勉強方法について話していきたいと思います!みなさん大学入試の漢字問題にはどんな印象を持っているでしょうか?
「勉強しなくても高得点取れる!」
「いや勉強しても得点できない!!」
「漢字は勉強の仕方がわからない!」
「どうせ配点低いしちょっとくらい落としてもいいか」
「漢字に時間を割くのは嫌だ!!」 などの意見を今まで耳にしてきました。
結論から言うと、漢字を勉強する必要はあります!ただ工夫によっては負担を格段に減らし、安定した得点源にできる範囲でもあります!
まずは漢字の問題がどんなものなのか、理解することから始めましょう。「漢字が分からない」という状態には2つあると思います。
1つ目は「読めるけど書けない(思い出せない)」状態
2つ目は「そもそもこんな熟語聞いたことがない・見当もつかない」状態
です。対応策を簡単に言うと、どちらの場合も 思い浮かべてるシルエットをもとに選択 もしくは 意味・前後の言葉から推測する ことが有効です。
特に2つ目の状態では得点率が各段に下がってしまうので、こちらに焦点を当てて実際の問題を見てみましょう!
センター試験
傍線部と同じ漢字を使用する熟語を選ぶ問題です。 2014年の本試験を例にとってみましょう。
「意識が生まれるケイキにもなります」という文章があります。そして以下の選択肢があり、同じ漢字を使うものを選ぶというわけです。
①ケイコウとなるも牛後となるなかれ
②リサイクル活動をケイハツする
③これまでのケイヤクを見直す
④豊かな自然のオンケイをうける
⑤経済の動向にケイショウをならす
ご覧の通り、故事成語なども出題されます。
分からない熟語・漢字をなくすのがベストではあるのですが、このような出題形式の場合では、分からない熟語・漢字が出てきたときさきほどの、「意味・前後の言葉から推測する」ことが非常に大切になります。
例えば、①の漢字が分からない場合(ケイコウとなるも牛後となるなかれ) 故事成語の中に二字熟語がある場合、今回であれば、「ケイ」が「コウ」する、「ケイ」の「コウ」などになることがほとんどです。
漢字を推測する時に、今回なら「牛」に注目する必要があるでしょう。「大きい」や「動きが遅い」などのイメージを描く必要があります。「〇〇となるも△△となるなかれ」(〇〇となっても△△にはなるな)と言っているので、 〇〇には先ほどのイメージの逆のことが入るな、と考えます。
答えは「鶏口」です。
私立大学
最近は漢字の出題がない大学もちらほらあります。 しかし多くの大学では漢字は必出と言っても良いのではないでしょうか。 多くの私立大学において以下のような出題形式となっています。
「今日の社会学界から一ソウされてしまった。」(本文 一部変更箇所あり)
問1 傍線部にあたる漢字を含むものをイ~ホから選べ。
イ ソウ除
ロ ソウ殺
ハ ソウ送
ニ 闘ソウ
ホ ソウ失 (早稲田大学 人間科学部 2015年)
センター試験と似ていますね。 片方の漢字が分かっている分、センター試験より簡単そうに見える人もいるでしょう。 ただ選択肢に前後の文章がない分、センター試験より難しいとも言えます。 このような出題形式の場合、「どれだけ熟語を知っているか」ということが重要です。 配点は低いようですが、しっかりと対策をしてコンスタントに満点を奪取したいところです。
また、熟語自体が分からなくても、「ホ ソウ失」なら「失」という漢字の意味を知っていれば、 ある程度選択肢を絞ることができます。 「失」が「なにかを失う」という意味だと知っていれば、「ソウ」と「失」の関係が「主語・述語」「並列」「対比」…になる場合から逆算して考えていくことができます。
関関同立や早慶上智では難しい熟語も出題されます。 問題集や過去問などの演習にて意味の分からない熟語・漢字が出てきたら、 必ず覚えるようにしましょう。
おすすめの覚え方は、「漢字・熟語用のノート」を作ることです。 ノートに書き溜めていき、定期的に眺めるようにしましょう。 漢字だけではなく、現代文の読解にも役に立ちます!
国公立二次試験
国公立二次試験では書き取り問題が出題される場合がほとんどです。 言わずもがな、センター試験や私立大学のような出題形式よりも難易度は高くなります。では、実際の問題をみてみましょう。
傍線部①~⑤を漢字に直しなさい。
①執拗なコクヒョウにさらされた
②ジャッカンわかりにくいかもしれない
③無条件のスウハイ対象
④ケンイある美術館
⑤ベートーベンの『第9コウキョウ曲』 (大阪大学 文学部 2017年)
先程の早稲田大学の問題に比べて、熟語・漢字自体の難易度は下がったような印象を受けませんか? 書き取り問題は基本的には、簡単な熟語・漢字が出題されます。 つまり 得点できてあたりまえ! ということです。 国公立志望の受験生の方は、演習などで知らない熟語・漢字が出てきたら、 「読み取り」「書き取り」「その熟語・単語の意味」という3つの側面からアプローチしていくことが必要です。
おすすめの参考書
ここまでで《センター試験》《私立大学》《国公立二次》それぞれの出題傾向は理解できたと思います。では実際にどうやって勉強していけばいいのでしょうか。
ずばり
①分からなかった熟語・漢字をノートなどに書き溜めておく
②漢字専用の参考書を利用する です!!
1つ目の方法は前述の通り、ノートに書き溜めておいて、休憩がてら眺める方法ですね。(国公立二次対策の場合は書き取り練習もしておくといいでしょう)それだと数に限界があったり、熟語・漢字に偏りが出てしまうので、難関私立・国公立二次を受験する場合は2つ目の方法も同時に進行しましょう。
2つ目の方法では参考書を使いますが、結局どの参考書がいいか分からないという受験生も多いはずですので武田塾のおすすめ参考書を紹介しておきます!
おすすめの参考書はこちらです! 漢字マスター1800+ (河合出版)
漢字ごとに意味が載っていてとても親切な作りになっています。 また、この一冊で「読み取り」「書き取り」どちらの対策も可能です。問題レベルもセンター試験レベルから国公立二次試験レベルまで豊富です。一部大学では四字熟語も出題されますが、それもこの参考書でカバーできます。 他の科目の勉強の合間に時間を取ってみてこの参考書を進めてみてはどうでしょうか。
ここまで、各試験の傾向や対策を述べてきましたが、 「そんなこと言ったってどうすればいいか分からない!」という受験生も多いと思います。 武田塾堺東校では受験生以外の学年の方でも無料受験相談に来ていただくことができます。 お気軽に電話またはLINE@にてお申込みください!
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