国公立理系に受かりたいなら数学は12月中旬まで二次対策をしろ

こんにちは！武田塾堺東校講師のIです！

今回は国公立理系志望の皆さんに向けてこれからの数学の勉強法紹介をしたいと思います。

今優先すべきは勉強はセンター試験対策ではなく、二次対策です！！！！！

理由は３つあります。

１つ目：配点多くの国公立大学、とりわけ旧帝国大学ではセンター試験の配点よりも二次試験の配点のほうが高い傾向にあります。
したがってセンター試験で満点をとるよりも二次試験で高得点を取ることのほうが重要になってきます。
また数学や理科といった科目は理系の大学では他の科目に比べ高い傾向にあるため優先すべきなのです！
二次対策をしっかり行いましょう！

２つ目：時間(経験) 二次試験の数学の問題には易問や難問、典型問題といった枠付けができるのですが、ここで重要なのが典型問題です。
まず、問題を眺めただけで自然に解法が思いついてしまうような問題は易問と呼ばれています。
また、数学の問題には背景知識が隠れていたりするので、それを知っていると一瞬で解けてしまう問題や解法がすぐに思い浮かぶ問題があります。
逆に背景知識を知りえないと解けないような問題や手が出せないような問題は一般的に難問と呼ばれています。
また繰り返し出題される問題や有名な解法、有名な背景知識を用いる問題は典型問題と一般的に呼ばれています。
今回重要となってくるのは典型問題です。
易問は受験生ほぼ全員が解いてくる問題であり、難問はほとんどすべての受験生が解けないような問題であるので気にする必要はありません。
何度も言いますが

重要なのは典型問題です。

この典型問題を解いたことがるかないかで本番の出来は１８０度変わってきます。
つまり、より多くの典型問題を解き背景知識を蓄えているほうが合格する可能性は高いということです。
典型問題を抑えるには相当数の問題を解く必要がありそれはセンター試験が終わってから前期試験までの間にやるには時間が足りません。
なので今やるべきことはセンター試験対策というよりも二次試験対策なのです！！
この時期の数学の勉強はセンター試験よりも二次試験に向けて時間を割きましょう！

３つ目：合否の分かれ目高得点をたたき出す人と、高得点ができない人との差が激しいのが数学の特徴です。
例えば名古屋大学の数学は大問１問あたりの配点が１２５点で大問４つという構成となっており１問解けるか解けないかで天と地の差がつきます。
したがって安定して数学で高得点をたたき出せればほかの科目で多少こけても大丈夫だ！という安心感も得られます。
なのでしっかり二次対策をこなしましょう！

以上、３つの理由で数学はこの時期二次対策を重点的にやっていくべきです。
またセンター対策については１２月中旬～下旬にかけて始めていけば十分間に合います。
安心して二次対策をしていきましょう！

ここで二次対策にむけておすすめの参考書を紹介したいと思います。
以下の参考書をベースにたくさん典型問題に触れてみてください！
自然と二次力がついてきます！

【標準問題精講】

基礎問題集の発展問題集であるが、難易度はかなり上がります。
ⅠAはそれほどでもないが、ⅡB、Ⅲ(ⅢC)は非常に難しいので、何周もまわして覚えていこう。
基本的には文系がやっておく参考書です。
理系はこの段階で3冊これをこなす時間的余裕はおそらくないので、解く場合にはⅢ(ⅢC)優先で解いていこう。

【理系数学　入試の核心　標準編】

MARCHや地方国立などの、頻出問題を扱った参考書です。
最初に解く時点では半分も解けない可能性が高いが、まずは自力で考える練習をしていこう。
この参考書が終わっていれば、入試によく出る問題は一通り網羅できる。

【やさしい理系数学】

例題と演習問題があり、例題はMARCH～早慶レベルですが、演習問題はそれよりワンランク高い問題が並びます。

難関大に置いて、解けなければいけない問題を多く扱っている参考書。
この参考書の問題は完璧にし、確実に取れるように仕上げておきたいです。

【理系数学　入試の核心　難関大編】

一問一問にじっくり時間を使い、最難関大の入試問題をあきらめずに考えることを目標とする参考書。
問題数自体は少ないが、本気で考えると一問でも数時間を費やしかねないほど難易度は高いです。
数学の合否を分ける問題などは、このレベルの問題でどれだけ頭を使ったかが差を分けるので、じっくり時間を使ってこなそう。

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