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共通テスト英語 特色と対策について ~リーディング編~

皆さんこんにちは!

武田塾堺東校です!

 

本日は受験生を翻弄してやむことのない一大イベント、

大学入学共通テストから、英語ライティングの特色とその対策について考えていきましょう!

2023年1月に行われた試験の内容も含めて分析していきます。

 

ここがポイント!共通テスト

「共通テストは難しい」

というのはもはや常識ですが、その難易度はどこから来るものなのでしょうか?

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恐らく難しい要因は以下の二点でしょう

 

①時間が足りない

②考察問題などがある

 

これは筆者の意見ですが、共通テストにはいわば短距離走的な難しさがあります。

私立入試や国公立二次試験がいかに踏破するかを考えて一問をじっくり突破する登山だとすると

共テは比較的シンプルなコースを全力ダッシュで駆け抜けるイメージです。

 

この特有の試験形式が受験生を混乱させてやまないわけですが、

近年はさらに思考力を要する問題も現れ、より混沌を極めております。

 

ですが、基本的な対策の姿勢はセンター試験時代と大きくは異なりませんので、

それらをひとつずつ考えていきましょう!

 

共通テストを突破するにあたって

 

単語を極めよう

単純な話ではありますが、早く文章が読めれば時間内に全ての内容に目を通すことも可能なはずです。

それに必要なのは特別な能力ではなく、着実な単語力です。

 

Q.単語力とは?

A.すなわち 知識力瞬発力です。

 

知識力とはどれだけ単語を覚えているか

以前別の記事でもご紹介しましたが、

たった2%単語が分からないとその長文の内容は理解できなくなるそうです。

高難度の単語はともかく、基礎的な単語に関しては徹底的に頭に叩き込んでしまいましょう

 

瞬発力とはどれだけ素早く意味を思い出せるか

せっかくたくさんの単語を覚えていても思い出すたびに時間がかかると絶対に間に合いません。

日々単語帳を眺めるときに、

「一瞬で意味が思い出せなければ覚えていないのと一緒!

この意識が重要です。

 

話の流れを頭に入れよう

時々、共通テストのリーディングにおいて記憶力が話題に上ります。

あまりにも長文が長いので内容を覚えきれず、設問に答えることが出来ないというものです。

確かに、何が書いてあるか「ある程度は」覚えておかなければなりませんが、、、

その「ある程度」、とはどの程度なのでしょうか?

 

共通テストは暗記テストではありませんから、何度でも原文を読み返して構いません。

つまり、必要とされているのは原文のどこに戻れば良いかすぐにわかる状態です。

重要なのは、長文の流れを頭に入れながら文章を見ることでしょう。

 

例えば、おやつ問題について話し合っている文章があるとしましょう。

専門家Aがドーナツが食べたいと意って

専門家Bはケーキを食べたいと言ったとしましょう

それを踏まえて筆者が間をとって(?)アップルパイにしましょうとかなんとか言ったとします。

 

ここで問題、「ケーキ派が唱えるドーナツの欠点とは?」

どこを見ればよいかすぐにわかりますね、専門家Bのセリフに着目しましょう。

さすがにこんな幼稚な話題は問題になりませんが、やっていることはこういう事です。

 

皆さんにも、

一度と解いて全く分からなっかた長文も

解説を何となく読んでから解きなおすと

細かい部分まで解説を読み込んでいなくても

一度目の惨敗が嘘のように手が進むといった経験ありませんか?

 

これはすなわち大体の流れが分かっているが為にスムーズに解き進めることが出来たという事なのです。

 

 

言い換え表現に慣れよう

英語には様々なルール以下マナー以上の、いわば「暗黙の了解」ともいえる規範があります。

そのうちの一つが「同じ表現を何度も使わないこと。」です。

 

では繰り返し表現を避けるために用いられるのは何か、それが言い換えです。

 

2023年1月の過去問では、

opportunity to greet the cast=actors available to talk =You can meet performers

といった表現が登場しました。

 

ここで大切なのは、これらの表現が日本人からすれば少し別の表現であっても

英語の世界では全く同値であるという事です。

 

いや、ちょっと違うかな、、、と思った表現が全く同じ意味として扱われているというのはよくある話で、

ここにどれだけ敏感に反応できるかがキーポイントになるでしょう。

 

もう一つ、言い換え表現が重要である理由があります。

センター試験から共通テストに変わって様々な要素が追加、削除されましたが

伝統的に長文の問題に保存されている特色があります。

それが、注釈がない、という点です。

 

事実、二次試験や私立入試で登場するような難解な単語は出てきませんので

注釈を付けるまでもないと出題者が考えている節もあると思います。

 

ですが、仮に難しい表現が出てきたとしてもそれを文中で説明する事で受験生に理解を促すパターンが非常に多いです。

(特に共通テストになってからこの傾向は加速していると思います。)

これも広義の言い換えになります。

 

言い換えにどのくらい気が付けるかというのは難しい問題になりますが、

過去問を解くときに意識を向ける、これが唯一の方法となるでしょう。

 

消去法って結構有効

共通テストのような選択肢問題の場合は消去法が非常に有効です。

消去法というと答えが分からない時の逃げ道と捉えられることもありますが、

実際はそんなことは全くありません。

 

例えば「昨日、隣町で5万円のカバンを5%引きで買った」

という文章について正誤判定をする際、

「二日前」や「3万円」といったワードが登場するとその時点で間違いということになります。

もし選択肢に〇をつけたければ日付や値段、割引率などのすべての要素が正しいことを確認しなければなりません。

つまり×をつける方が簡単で確実なのです。

 

特に、共通テストになって純粋な読み取りだけでなく推測や考察まで求められることが増えてきました。

そうなると「これが確実に正しい」と断言できるような場面は少なくなってきます。

それなら「これだけはない」というものを切った方が時間、正確性の観点からもよさそうです。

 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、共通テストの英語ライティングで抑えるべき特色と考えうる対策をご紹介しました。

確実に難しく、慣れを必要とする試験ではありますが、

本記事が皆さんのさらなる得点向上につながる一助となりましたら幸いです。

 

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