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同志社女子大学 国語の傾向と対策、おすすめの勉強法!

こんにちは!武田塾堺東校です!

今回は、同志社女子大学国語の傾向と対策おすすめの勉強法についてご紹介したいと思います。

同志社女子大学とは、「同女」の愛称で親しまれ、関西の女子大の中で有数の人気を誇る総合大学です!

就職率も98%と高く、約6000人がリベラル・アーツ教育と高い専門性教育のもとで教養を身につけることができます。

同志社女子大学・国語の傾向と対策、おすすめの勉強法

国語の概要・配点

一般の前期試験では、3教科(英語・数学or国語・地歴or公民)の選択科目の1つです。数学を選択することもできますが、文系の受験生は国語を選ぶ方も多いかと思います。

配点は100点満点で、学部学科によっては他教科への比重が高くなることもあります。(生活科学部では350点満点中、国語・英語は100点で理科が150点)

〔概要〕

〇試験時間 60分

〇配点   100点満点

〇設問数  約20問

〇形式   マーク形式

〇構成  大問2題

 

【音楽学科(実技方式)・看護学科以外の学部学科】
大問[Ⅰ] 現代文( 漢字問題・語句意味問題・空欄補充・内容説明・内容一致)

大問[Ⅱ] 古文(古文文法・古文単語の読み方・単語意味・内容問題・解釈問題・作品問題)

 

【音楽学科(実技方式)・看護学科】
大問[Ⅰ]  現代文( 漢字問題・語句意味問題・空欄補充・内容説明・内容一致)

大問[Ⅱ]  現代文(熟語・漢字問題・語句問題・空欄補充・内容一致・内容不一致)

 

大問別の出題傾向と対策

 

大問〔Ⅰ〕現代文(評論)の傾向と対策

漢字問題、語句意味問題、空欄補充、内容説明、内容一致が出題される傾向にあります。

問題数は10問程度です。それでは、種類別に対策をご紹介していきます!

 

◆漢字問題・語彙系問題の対策

同志社女子大学で出題される漢字・語彙系問題は共通テストレベルのものです。漢字の読み取り問題や、漢字の空欄補充問題、語句の意味を選択する問題など様々な出題があります。

漢字問題に関しては、選択肢を見ないで適切な漢字を書けるくらいに勉強するのをオススメします。4択問題なので正解しやすいのですが、そこに甘えない気持ちが高得点につながります。そのためには、一般的な漢字の読み書きを一通り対策することが必要です!

 

語彙系の問題に関しては、評論文に出てきやすいキーワードを用法とともに覚えることが大事です。例えば、「カタルシス」の意味を覚える際に「外的な要因で精神が浄化されること」と暗記するのではなく、「満点の星空を見てカタルシスを感じた」のように使い方を一緒に覚えるようにしましょう。

 

 

◆空所補充問題の対策

ここでは、語句や接続詞を空所に補充する問題が出題される傾向にあります。対策としては前後の文脈を手がかりに答える方法が挙げられます。対比関係抽象・具体関係をつかむことが重要です。

例えば、例示⇒(空欄)⇒まとめという流れで文章が構成されている場合、この空欄に入るのは「つまり」「このように」「したがって」などの順接の接続詞ですし、Aの内容⇒(空欄)⇒Aの内容と同じような内容という流れの場合、空欄には「ならびに」「および」「同じく」のような並列の接続詞が入ります。

問題を解く際は、前後の文脈を意識しましょう。

 

◆内容説明問題の対策

ここでは、「『○○』とはどういうことか」「『○○』の説明として最も適切なものを選びなさい」という問われ方をします。空所補充問題と同様に、前後の文脈を正確に読み取ることが重要です。

接続詞や言い換え表現、キーワードに着目し、解いていきましょう。

 

◆内容一致問題の対策

ここでは「本文の内容と合致するものを選びなさい」という問われ方をします。内容説明問題が部分的な理解度を試しているとすれば、内容一致問題は、文章全体の要約ができているかを試してきます。

本文と照らし合わせながら読むことが重要です。

 

 

大問〔2〕古文の傾向と対策

内容一致問題、古文知識問題、解釈問題が出題される傾向となっています。

問題数は10問程度です。それでは、種類別に対策をご紹介していきます!

 

◆内容一致問題の対策

内容一致問題は「『〇〇』とあるが、これはどういうことか」という形式で問われます。大事なのは「正しく文章を理解する力」です。主語の把握や古文文法、単語の知識を総動員して解く必要があります。

したがって、単語・文法・演習の勉強を並行して「古文の総合力」を上げる必要があるわけです!普段から文章を読む際に、敬語表現や主語の移り変わりに注意しましょう。対策としては、読解系参考書で演習を重ね、ミスをした時に自分の勘違いの原因がどこにあるのかをしっかり確認したうえで復習することです。

 

 

◆古文知識(漢字の読み方・語句の意味・文法知識・作品知識)の対策

ここが正答率の底上げをする部分です。総じて求められるのは、「必要な古文知識の暗記」です!

古文知識には語句問題のように読解に直接関係するものと、漢字の読み方や作品知識のように読解には直接関係しないものとに分かれます。

 

①漢字問題

「傍線部の読み方として適切なものを選びなさい」という問われ方をします。

古文で出てくる語句の読みを問われるため、単語帳の後ろに載っている古文知識のページや、便覧を活用して「円座(わろうだ)」や「透垣(すいがい)」など、生活用品の読み方や、「殿上人(てんじょうびと)」「衛門守(えもんのかみ)」など身分・職業の読み方は必ずチェックしておきましょう。

また、古文特有の読み方を問う問題も過去に出題されたことがあるため、「師走」などの暦の読み方や十二支の読み方なども覚えておきましょう!

 

②語句知識問題

「〇〇の語句は、文脈上、どのような意味か」という問われ方をします。その語句が複数の意味を持っている場合、文脈に応じた選択肢を選ぶ必要があるので、1単語につき引き出しが1つしかないと選択肢を絞ることができません。

したがって、単語を覚える際に複数の意味を徐々に暗記することが対策として挙げられます!その語句の基本的なイメージ(「あてなり」であれば「身分が高い・高貴な」というイメージから派生させて「優美である」という意味を覚える)をつかみ、徐々に2つ3つと複数の意味を覚えていきましょう。

最初から「全部覚えよう!」と思っても、ゼロの状態から全てを覚えることはなかなか困難です。基本的な意味を押さえた上で、徐々に暗記していきましょう。

 

③文法知識問題

「文法的説明として最も適切なものを選びなさい」という問われ方をします。助動詞や単語の意味、古文特有の文法などの基本的な文法知識を押さえておきましょう。

対策としては、参考書の本文の品詞分解をするのがおすすめです。品詞分解をするクセをつけておくと、どこに切れ目があるのかが瞬時にわかるようになり、そこから語句を特定できます。

 

④作品知識問題

「『○○』と同じ時期に成立した作品を選びなさい」という問われ方をします。①と同様に古文知識が必要になるので、便覧や日本史の教科書等を活用し、時代別の作品を大まかに整理しておくようにしましょう

似た名前のものが多い平安文学の作品(特に和歌集や物語文学)をある程度整理しておくと、かなり楽です。

 

◆解釈問題の対策

「解釈として最も適切なものを選びなさい」という形式で問われます。和歌や、読解しづらい一文に焦点を当てた問題が多いです。和歌の表現技法や基本的な語句を暗記していれば、文脈(和歌を詠んだ人物の心情が大体絡んでいます)に応じて正解を導き出すことが出来ます

解釈問題では、いきなり暗記に頼るよりも、文脈である程度選択肢を絞り、そこから知識で確定させるという方法をおすすめします。

 

 

おすすめの勉強法・参考書

それぞれの問題に応じた力を身につけるために、参考書で実力をブラッシュアップしていく事をオススメします!また、9月頃からは赤本や読解系の参考書で演習を積み重ねることで、問題文への対応の仕方や時間配分の方法を学び、入試に向けての実力を磨いていきましょう

 

現代文でオススメの参考書

漢字・語彙系参考書:「入試漢字マスター1800+」「現代文キーワード読解」

基本的な漢字の読み書き・四字熟語に対応した参考書です!

 

⇒現代文の入試に頻出のキーワードが網羅されている参考書です!

 

読解系参考書:「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」、「柳生好之の現代文プラチナルール」

⇒大学入試に向けてはじめて現代文を勉強する人におすすめの一冊です!

 

設問の種類別にテーマがまとめられていて体系的に学ぶことができます。

 

古文でオススメの参考書

単語系参考書:「読んで見て覚える古文単語315」

⇒1つの単語につき複数の意味を掲載し、更に例文もセットで載っているので、複数の意味と例文がパッと出てきやすい参考書です。

 

文法系参考書:「富井の古典文法をはじめから丁寧に」

古典文法の基礎が分かりやすく学べる参考書です。

 

読解系参考書:「古文上達 基礎編 読解と演習45」

⇒大学入試に必要な、基礎的な古文読解力が身に付く参考書です!

 

まとめ

現代文・古文を問わず、国語で大事なことは、「今ここで何を言いたいか」を素早く読み取ることです。結局これが、総合して「国語力」と呼ばれるものだと思います。

「何を言いたいか」を読み取るために、語句や文法などの知識、主語の特定などの構造理解が必要になるのです。

同志社女子大学の国語に難問・奇問が出題されることはほとんどありません。ですので、基礎をきっちり仕上げ、9月頃からは赤本や読解系の参考書で過去問・文章を解くことが合格への近道になるのではないでしょうか。

受験生の皆さん、冬に向け、頑張ってください!

 

 

 

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