こんにちは!武田塾鷺沼校校舎長の前田です!
今回は現代文が苦手な人へ、国語好きの校舎長からご紹介いたします。
現代文って才能じゃないの?
巷ではよく、「現代文は才能だから勉強しても意味がない」と言われがちですが、本当にそうなのでしょうか。(一般論→問い)
確かに、そういった一面がないとは言えません。(譲歩)
例えば、小説家として著名になるためには、人々を魅了できる表現力や感性が必要だと思います。(例示)
しかし、それを読み解くだけなら、
基礎から勉強すればできるようになります!(逆接→意見)
数学で考えてみると、未知の公式を導くことや未解決問題を解くためには才能が必要であるように思われます。
しかし、既知の公式を利用して設問に対して正しく回答することは勉強すればできるようになりますよね?
少なくとも、トップ校を除いた大学受験レベルではどの科目も才能ではなく、勉強すればどうとでもなります。
現代文を初めて勉強する人は「語彙」を増やせ!
では、現代文における“基礎”とは何に該当するのでしょうか。それは語彙力です。
現代文の”才能”は後天的なものである
よく、現代文は才能がどうとか言われるのは、
実は語彙力に因果関係があると考えます。
”才能がある”と呼ばれる人になるプロセスは以下の通りに考えてます。
「読書する▶知らない単語に出会う▶理解する▶覚える=語彙が増える▶文全体の理解度が増す▶作者の意図を読み取りやすくなる」
才能ではなく、積み重ね、つまり努力であるケースが多いと推測されます。あくまで個人の一意見ですが。。
読解に必要なのは第一に語彙力である
読書を有意義にするためには、作者が使用する単語をある程度理解している必要があります。
故に、より良質な読書をするためには語彙を増やす必要があります。
これは辞書を引くことが最も早いですが、そうでなくとも読書を重ねていくと経験から理解することも可能です。
一般的に読書をする人は、この経験を経て自ずと語彙力を身に付けていくことができると考えられます。
そういった経験が乏しく、辞書を引いたり、気になることを検索したりしてこなかった人は語彙力が低いことが多いです。
(実際に、私が周りの人や受験相談の中で現代文が得意である子は読書量が多い傾向にありました。)
では、読書家に「どうやったら現代文の問題を解けるようになるの?」と尋ねたら、
中学・高校生の今になって「たくさん本を読め」とか言われたことがありませんか?
それは悪いことではありませんが、非効率的です。
なぜなら、「解き方やそのために必要な語彙力の勉強法」は参考書から学ぶことができるからです。
現代文の読解に必要な手順とは?
「読書によって語彙を増やす」行為の非効率さは、ちょうど英語を学ぶためにひたすら長文を読むことと似ています。
武田塾では、英語を学ぶ順番は目指す大学問わず「単語・文法▶解釈▶長文」です。
基礎に当たるのは「単語・文法」であり、これらの知識が乏しければ解釈や長文を読むことは困難です。
言語という観点では英語と同様、
現代文においても基礎はやはり「単語・文法」です。
問題文の中では、日常であまり使用しない単語が飛び交い、しばしばその長文の肝となります。
それらの「単語への理解度」=「”才能”」と解釈されがちであるのだと考えます。
つまり、読解に必要なプロセスは英語と似ているため、「単語・文法▶構造理解▶長文」となります。
構造理解とは、主に評論に対して有効であり、全体像を把握したり、要約をするのに必要な手順です。
参考書でいうと、「現代文プラチナルール」で学ぶことができます。
プラチナルールについても今後ご紹介をしていきたいと思いますので、今回は割愛します。
語彙力がある人ってどんな人?
作者の意図を掴むためには、利用される言葉に対する解像度が高い方が有利です。
つまり、「作者が何を言っているか分からない」というは語彙力に問題がある可能性があるということです。
また、ここでいう「語彙力がある人」は「説明できる単語が多い人」を指しています。
例えば、「パラドックス」という単語を説明してください、と尋ねると「逆説」と答える人がそれなりにいます。
これは頻出単語であるため、高校の現代文の授業で「パラドックス=逆説」と習うことも少なくないでしょう。
なるほど、では、「逆説」とはどういう意味ですか?と尋ねると、経験上ではありますが、解答できない人が多いです。
この人は、パラドックスという単語を説明していることになるでしょうか?なりませんよね。
ただ、英語を日本語に直しただけで説明ではありません。
「単語を知っている人」と「単語を理解している人」で、その文章の解像度は大きく異なります。
単語の意味を理解することが、長文全体を正確に捉えられる能力を身に付けるために必要なことなのです。
語彙力をつけるのにおススメの参考書
・現代文キーワード読解
・漢字マスター1800+
それぞれの使い方は上記の動画からご覧ください!どちらも本当におススメしており、
基本的に国語をとってもらう生徒は全員これらの参考書からスタートしております。
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