みなさんこんにちは、武田塾佐賀校の松下です。
今回はみなさんに古文の勉強の始め方、進め方について紹介したいと思います。
古文というとなんとなく苦手意識がある人や、「自分は理系だから古文漢文は捨てて現代文で・・・」と考えている方も少なくないと思います。
たしかに古文は特に理系の受験生の方たちであれば共通テスト以外でその知識が活きることはほとんどありませんし、なんでこんなものを勉強しなければならないんだと思うのも無理はありません。
しかしながら古文漢文は覚えなくてはならないことの量に比べてかなり配点が高く、短期間で一気に得点が稼げる科目であることも事実です。
例えば古文単語は300~400前後覚えておけば充分戦えるのに対し、英語は単語を2000以上も覚えなくてはなりません。
それでいて配点は古文が共通テストで50点、英語は筆記が100点です。これを見ただけでいかに古文の暗記量に対する配点の高さが見て取れると思います。
理系の受験生であれば数学・理科に多くの勉強時間を割きたいはずなので、そういった人たちにも向けてどうしたら短期間でこれらの科目を一気に伸ばすことが出来るのかお話しします。
古文
勉強の進め方
古文の学習方法は基本的には英語と同じです。
まずは古文単語と古典文法を参考書を用いてマスターし、その知識を使って古文の読解問題にチャレンジしていきます。
ここで少し注意してほしいのが、古文では単語や慣用句の意味がそのまま問題として出題されることがあるということです。
長文の中に知らない単語がいくつか出てくる分には文章の流れから推測して読み進めていくこともできますが、知らない単語の意味がそのまま「意味をこたえよ」という形で出題された場合、その単語の意味を知らないと正解するのはかなり絶望的になります。
そのため古文単語を覚えるときには英単語よりも正確にかつ複数の意味を覚えていくように心がけましょう。
オススメの参考書
1 古文単語 ゴロゴ
1つ目は「古文単語 ゴロゴ」です。
これは古文単語帳で文字通り「ゴロ」を用いて565個もの単語を覚えてしまおうというものです。
面白いゴロ合わせと、イラストが特徴的な単語帳で漫画を読むような感覚でどんどん進めていくことが出来ます。
また普通の古文単語帳に比べて乗っている単語が多いため、普通の受験生が推測して読むような慣用表現なども紹介されており、読解をしていくうえでかなり有利になることも少なくありません。
この単語帳は私自身高校時代に愛用しており、この単語帳のおかげで楽しく古文単語を覚えることが出来たおかげでどんどん古文の楽しさが分かるようになり、センター試験の古文で満点を取ることが出来ました。
そのためこの単語帳は特に皆さんにおすすめしたい1冊となっています。
2 やさしく分かりやすい古典文法
次にお勧めする参考書が「やさしく分かりやすい古典文法」です。
こちらもその名の通り古典文法がやさしく・わかりやすく書かれている参考書であり、これから古典文法の学習を始めていくという人たちにピッタリな参考書となっています。
古典文法は古文の読解において極めて重要であり、文法問題がそのまま出題されるのはもちろんですが少し入り組んだ文章や分かりにくい言い回しなどは文法の知識を使って品詞分解をしたうえで正確に訳していく必要があり、そういった時に古典文法に対する知識が必要不可欠となります。
古典文法では特に「動詞」「助動詞」「敬語」といった知識が重要となります。
動詞や助動詞は文章の内容や発言の意図を読み取るのに非常に有用なツールであり、下に接続している助動詞の性質から活用形を絞っていくことによってその動詞がもともとどんな形の動詞で、ここではどのような意味で使われているのかが分かってきます。
また敬語は多くの人が苦手としている分野ですが、これをマスターすることによって登場人物の上下関係や、主語がない会話文において誰が誰に対して発言しているのかを判断するときの手助けになってくれます。そのため古典文法における敬語をは文章の内容や人物関係を把握するうえで欠かせない知識となるのです。
3 古文上達 読解と演習45
最後にお勧めする参考書が「古文上達 読解と演習45」です。
こちらは古文読解の問題集となっており、それぞれ文法の重要事項の確認や復習のパートとその重要事項が文章の中に含まれた読解問題を実際に解くパートが交互に記載されており、読解演習をしながら今まで学習してきた文法事項を復習できるものとなっています。
文法事項を確認しながら問題演習素進めていき、長文の中に出てきた知らない単語や慣用表現については必ずその都度単語帳や辞書などを使って調べ、どんどん覚えていきましょう。
そして一度読んだ文章は「もうこれで終わり!」としてしまうのではなく必ず復習するようにしましょう。具体的には一度読んだ文章を声に出して音読してみてください。
なぜ音読をするのかというと、声に出して読んでみることによって自分の理解できていない箇所を浮き彫りにすることが出来るからです。
知らない単語や慣用表現、文法項目が文章中に出てくるとそこで引っかかってしまいなかなかスムーズに読めないと思います。自分がスムーズに音読できなかった箇所が自分の弱点であるため、わからない知識は何なのかをきちんと分析・復習し、すらすら音読できるようになるまで何度も復習するようにしましょう。
また音読をするときには現代語訳やその場面の情景などを思い浮かべながら読むようにすることで読むスピードをどんどん上げていくことが出来るため、音読は最高の復習方法の一つと言えます。
勉強する上での注意事項
最後に古文の学習を進めていく上での注意点についてです。一番気を付けてほしいことは「やりっぱなしにしないこと」です。
どうしても語学系の学習をしていくとどんどん次の文章次の文章と問題演習の数をこなすことに集中してしまい、復習がおざなりになってしまう人が少なくありません。
もちろん問題演習の数をこなすことは重要ですがそれ以上に成績を上げるうえで重要なのが「丁寧な復習」です。
例えば読解の練習をしていくのであれば最初はその文章を自分の知識だけで解いて丸付けをします。
その後本文中に出てきた知らない知識に関しては可能な限り調べ上げ、音読を交えながら復習をしていきます。
最終的に、この文章であればどこを聞かれも問題なく答えられますという状況になって初めて読解練習をした意味が出てくるのです。
そのような自分の血や肉となるほどに復習をして頭に叩き込んだ文章が1つ2つと増えるたびにあなたの読解能力はアップしていきます。
そうして1文1文を丁寧に学習していき、やがて1冊の読解参考書を終わらせたとき、もうどんな文章も怖くないというような鋼の古文力がついていることを約束します。
終わりに
いかがだったでしょうか。
古文というとどうしてもあまり重要視しない人が多い科目であり、なんとなく後回しになってしまいがちですが、
配点に対する暗記量は他も科目に比べて圧倒的に少なく、加えて対策がきちんとできていない人が多いため他の受験生に差をつけるのにもってこいの科目です。
今回紹介した方法を参考にして、ぜひぜひ他の受験生を圧倒するような古文の力をつけていきましょう!
武田塾佐賀校のオススメ記事!
佐賀の人が気になっている記事3選
1.【高1・2年生へ】武田塾の使い方!1,2年生にこそ向いている!
合格実績と体験記
お勧めの合格体験記!
その他実績
佐賀大学理工学部
法政大学 経営学部
中央大学 国際経営学部
津田塾大学 学芸学部
立命館大学 薬学部
明治学院大学 国際学部
西南学院大学 経済学部
福岡大学 薬学部
など
受験相談はこちらへ!
佐賀校の受験相談はこちらへ
佐賀校
【武田塾 佐賀校】
〒840-0816
佐賀県佐賀市駅南本町6-7
第一内田ビル 5階
佐賀校の様子はこちら!
========================
武田塾佐賀校では無料受験相談を行っています。
「志望校合格への勉強方法がわからない、、」
「どの参考書を使えばいいのかわからない、、」
「授業を受けても成績が伸びない、、」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本初!授業をしない武田塾 佐賀校
〒840-0816
佐賀県佐賀市駅南本町6-7
第一内田ビル 5階
TEL 0952-37-7767
受付時間
<火~土曜日>
電話受付対応時間 10:00~22:00
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇